REPORT

10/9(月・祝)大分ステージレースレポート

いつも愛三工業レーシングチームを応援いただき、本当にありがとうございます。

2023年10月9日(月・祝)
オートポリス〜大原八幡宮ので行われた『 大分ステージ 』
水谷監督のレースレポートです。
※選手コメントは随時追加します!
10/11 石上優大選手のコメント追加しました!
10/12 初川弘浩選手のコメントを追加しました!


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マイナビツール・ド・九州 大分ステージ

隼(岡本隼)が8秒差で惜しくもステージ優勝を逃す。

霧の濃い中で多くのファンを迎えたオートポリス。
愛三工業レーシングチームはマサ(石上優大)の総合成績ジャンプアップを第1目標とし、更にはゴールスプリントに持ち込み隼のスプリントでステージ優勝を狙う作戦でレーススタート。

オートポリスの周回(3周)ではスプリントポイントを争うチームを中心に動きはあるが、大きな動きには至らずオートポリスを後にした。

周回を終えた集団はハイスピードで下って行く中、落車があり、総合上位の選手も巻き込まれた。
落車で集団は割れ、我々は後ろの集団に取り残されるが、マサがチームメイトのアシストを受けて逃げ集団へ。
このタイミングで約20名の逃げが形成され、我々からはマサ1人のみとなってしまう。

この逃げ集団のままゴール勝負になるかと予想されたが、早い段階で20人から3人が抜け出しリーダーであるアスタナを丸裸にさせた。
リーダーチームのアスタナは、後ろの集団に取り残されたアシスト勢を待つ作戦を取った為、マサの逃げ集団は50㎞地点からの周回に入る所で吸収された。

そこからはアスタナ勢が追走するがタイム差は思う程には縮まらない。

我々愛三工業レーシングとしては、隼のスプリントがあるので翔太郎(渡邊翔太郎)をローテーションに加え、周回を重ねた。
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Photo @sonoko_cat

最終周回に入った所で3人の逃げとメイン集団の差は47秒差まで縮まり、集団ゴールスプリントになる事を想定したが、最終的には8秒差で逃げ切られてしまった。
隼は集団の頭を取り、ステージ4位に。そしてマサの総合成績8位でレース終了した。
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Photo @sonoko_cat

素晴らしかったマイナビ ツール・ド。九州。
前半から苦戦はしたが、各自が自分の仕事をこなして得たこの成績。勝てるチャンスがありながら悔しい思いをしたが、諦めずに来年は優勝を狙い是非また参戦したいと思っている。
今大会の主催の方々、我々愛三工業レーシングチームを招待して頂き心から感謝しております。
そしてこの4日日間絶えず我々を応援してくださったファンの皆さんにも感謝の気持ちで一杯です。

また次回のジャパンカップでも応援宜しくお願いします。

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フィニッシュ後の選手たち Photo Aisan Racing Team
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↓今日のリザルト↓
公式リザルト

1位 デクラン・トレザイス / ARAスキップ・キャピタル 2:57'32"
2位 ライアン・カバナ/ キナンレーシングチーム +0"
3位 ベンジャミン・ダイボール / ヴィクトワール広島 +0"

4位 岡本 隼 +00'08"
10位 草場 啓吾 +00'08"
26位 石上 優大 +00'08"
70位 渡邊 翔太郎 +05'00"
77位 初川 弘浩 +09'57"
81位 當原 隼人 +15'20"

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ステージ4位となった岡本隼は、「ステージベスト日本人選手賞」で表彰台にのぼりました。
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Photo @Sonoko_cat

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【レース後コメント】
石上優大選手
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第2熊本阿蘇ステージ Photo @sonoko_cat


問)大分ステージを振り返って
石上)前半、落車があったこともあり、集団が割れて自分は先頭集団で走りました。戦闘は20名くらいで強い先週がそろっていましたが、それもあってかなかなか協調はできていなかったんです。

問)その20人の逃げから3人が抜け出し、結果的にはその3人の逃げ切りとなりました。3人の逃げにはつけなかった?つかなかった?
石上)その時には足がなかったというのも正直ありますね。その前にもずっと各選手が逃げの動きも見せていて、実際先頭も協調して逃げていたわけではなかったので。それとまだ早いかなとも思いました。レース後の今なら、あれが"あたり"だったとは思いますが、その時は・・・。3人の逃げが決まった後は、自分はARAの総合上位の選手などを見ながら集中して走っていました。

問)17名のグループは後続を待っていたのですか?
石上)最初は決してそうではなかったと思います。ただ、枚数のいる広島やキナンは先頭にいるから引かなくていい。そうなると実際17人いてもそこで引く意思のある選手が限られてしまったので、恐らくアスタナは監督から無線で指示があったのではないかと思います。

問)後続が追い付いてからの周回では、チームとしてスプリントに切り替えたのですか?
石上)そうなりますね。監督から翔太郎さんに牽引に加わるように指示も出ていました。
最終日は、穏やかにスプリント勝負になるのでは?という展開も予想されていた方も多いかと思いますが、実際はもしかしたら今大会で一番きつく厳しいかった言えるくらいタフでしたね。

問)今大会の全体の自分の走りを返ってもらえますか?
石上)個人的な結果より、自分の走りができたことに、満足しています。

問)今大会に関しての印象は?
石上)日本で一番大きな大会なのでは?と思いました。

問)沿道にも沢山の人でしたよね?
石上)はい。集中していて、全部の声が必ずしも聞こえなかったりもするのですが、それでも沢山の人がずっと沿道にいるのはわかりましたし、もちろん嬉しかったです。
本格的なラインレースが日本で行われたのも凄いことだと思います。

問)次戦はジャパンカップですが
石上)ジャパンカップは今大会とはまた違った雰囲気もありますが、今の自分の走りで頑張りたいと思います。


初川弘浩選手
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問)今回のレースの全体的な感想は?
初川)とにかくハイレベルで、勝負どころで着いていく事がでず、完走することが精一杯でした。
自転車競技に対する考え方、取り組み方を変えていかないとこれからも同じだと思いました。
大分アーバンクラシックと同じ感想になりますが、早くこのレベルのレースで勝負がしたいですし、チームに貢献する走りができるようになりたいです。モチベーションをもらった大会となりました。

問)レース中、新たなに経験したことはありましたか?
初川)チームカーからボトルを貰って選手達に配る仕事と、カーペーサーやチームカーの隊列を上手く使って集団に復帰する方法を学びました。

問)レース前に想像していたことと違ったことはありましたか?
初川)ステージレースなので、日に日に疲れていくと思っていましたが、疲労は思ったよりも蓄積されなかったことです。チームの徹底的なサポート体制があってのことだと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです。

問)今回の遠征でレース以外も含めて一番印象的だったことは?
初川)レースがハイレベルだったこと、ホテルと食事が豪華だったこと、自転車に乗る以外ほとんど何もしなくていいくらいサポートして貰えること。3つもあってすみません。

問)これからの目標について。 近い将来と まだ先の大きな目標を教えてください。
初川)直近の目標はオフにしっかりと乗り込んで来シーズンはもっと仕事ができるような選手になりたいです。
いずれは今回走ったようなレースで結果を残したいです。そのためには日本、アジアでトップレベルの実力が必要になると思うので、とにかく頑張ります!!

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大会期間中、沿道で、配信でまたSNSで沢山の応援をいただき、本当にありがとうございました。
いつも応援してくださる皆さんも、今回初めて自転車ロードレースを観た!という皆さんも
これからも愛三工業レーシングチーム、そして自転車ロードレースへの応援をどうぞよろしくお願いします。

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