コースは、岐阜県美濃市の道の駅「にわか茶屋」をスタートし、5月に行われるTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)美濃ステージのコースを選手と一緒に巡るおよそ34kmのサイクリングです。途中、撮影スポットでの休憩も予定しています。
詳しくは下記をご参照ください。
申し込み開始は4月8日(月)です。
【TOJコースを愛三工業レーシングチームと走ろう&トークショー】
日程
4月28日(日)場所:道の駅「にわか茶屋」
午前8:30 道の駅「にわか茶屋」(参加者受付開始)
午前9:00 開会式
昼食(各自)
午後〜 トークショー(にわか茶屋)
・参加費
1名/1500円(当日現金支払い)
・その他
傷害保険は主催者側で加入しますが、参加者ご自身でも保険の加入をお勧めします。
雨天の場合は美濃市体育館内にて愛三工業レーシングチームの選手とレクリエーションを開催予定。
(この場合は体育館用シューズをご持参ください。)
・募集人員
30名(参加資格:中学生以上で、ロードバイク・ヘルメットは自己所有)
・申し込み方法
4月8日(月)より参加申込書にご記入の上、事務局(NPO法人美濃うだつアップクラブ)まで
うだつアップクラブ記事
詳細PDF(うだつアップクラブ)
・申込期限
定員になり次第締め切ります。
選手スタッフ一同皆さんのご参加お待ちしています!
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今年で3回目の開催を迎えた富士山サイクルロードレース 富士クリテリウムチャンピオンシップ、愛三工業レーシングチームからは渡邊・岡本・西尾・草場・初川の5名での参戦。
土曜日の予選上位25名の選手が日曜日の決勝に進むことができる。予選は昨年までは決勝と同じコースの富士市役所前特設周回コースを使用して行われていたが、今大会は富士川滑空場特設周回コース(1.4km×30周=42km)を使用しての予選となった。
愛三工業レーシングチームは予選1組目で出走し、序盤にできた逃げに渡邊・西尾が入った。その後にブリッジをかけた選手が追いつき11名の逃げとなった。
この逃げは終盤にメイン集団を視界前方に捉え、予選通過を固いものとした。
メイン集団の岡本・草場・初川も全員集団前方でフィニッシュ、翌日の決勝に5名全員が進んだ。
決勝は先述の通り富士市役所前特設周回コース(1.8km×30周=54km)で競われた。
序盤はアタックが繰り返されるも逃げが決まらず、6周回完了直前の中井選手(シマノ)の動きをきっかけに7名の逃げグループが形成され、愛三からは初川がこの逃げに入った。
その後ブリッジをかけていた9名の選手が12周目に先頭に追いつき16名の先頭グループとなって周回を重ねていく。
レース中盤には逃げとメイン集団との差は1分程度となった、16周目からチームブリヂストンサイクリングの選手がメイン集団のコントロールを始め、逃げグループを捕まえにかかりハイペースでレースが進み、27周目で逃げを吸収。
愛三の選手も隊列を組み集団1つで最終周回に入り草場・岡本が好位置で最終コーナーを立ち上がり岡本発射に備えるも寺田選手(シマノ)がロングスプリントを掛け、先週の志布志クリテリウムに続いての優勝を飾った。
草場から発射された岡本も寺田選手を猛追し、追い上げるも惜しくも2位でフィニッシュした。
2週連続で悔しい結果になったが次戦では勝利を掴み取りたい。
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↓決勝のリザルト↓
決勝リザルト
1位 寺田 吉騎 (シマノレーシングチーム)
2位 岡本 隼 (愛三工業レーシングチーム) +00'01"
3位 窪木 一茂 (チームブリヂストンサイクリング) +00'01"
4位 草場 啓吾 +00'01"
40位 西尾 憲人 +00'26"
50位 初川 弘浩 +00'03"
61位 渡邊 翔太郎 +01'42"
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晴天の中、現地での応援、SNS、ライブで応援してくださった方々、本当に沢山の応援ありがとうございました。
勝利とはなりませんでしたが、逃げに初川選手が入り、チームがうまく機能したレースでした。
選手たちもたくさんの声援、写真を力に変えることができています。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
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志布志クリテリウムも鹿屋・肝付ロードレースと同様にコースの変更はなく前年とは逆回りで開催された。
選手はロードと同じく、岡本・西尾・草場・當原・石上・初川・北嶋の7名での出走。
朝からの雨で路面はウエット、レース中は雨が降り続くことはなかったが小雨が降ったり止んだりを繰り返していた。
アタックと吸収を繰り返して逃げらしい逃げはできずレースは進んだ。中盤に當原が落車に巻き込まれるもニュートラルで復帰し事なきを得た。
その後も逃げは決まらず、集団スプリントの気配が漂う。愛三は岡本のスプリントでの優勝を狙いに行くが残り1周に入るタイミングで河野(BS)がアタック、そこに寺田(シマノ)も追い付いた。
残り半周のタイミングで寺田(シマノ)が単独先行となりそのまま逃げ切り優勝。
岡本は最終コーナーで他の選手と絡み、位置を下げてしまいスプリントに加わることは出来ず、草場の6位が最高位となった。
悔しい結果にはなったが、実際に新加入選手も加わってレースをしたことで見えたきた事を今後のレースに繋げていきたい。
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↓今日のリザルト↓
第2回 JBCF 志布志クリテリウム.pdf
1位 寺田 吉騎 シマノレーシングチーム
2位 孫崎 大樹 KINAN Racing Team +00'01"
3位 松本 一成 TeamCyclersSNEL +00'01"
6位 草場 啓吾 +00'02"
8位 初川 弘浩 +00'03"
34位 岡本隼 +00'10"
64位 西尾 憲人 +00'29"
66位 石上 優大 +00'34"
71位 北嶋 桂大 +00'42"
80位 當原 隼人 +01'02"
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時折り雨がぱらつく中、現地での応援、SNS、ライブで応援してくださった方々、本当に沢山の応援ありがとうございました。
連勝とはなりませんでしたが、各選手の走りが光るレースでした。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
2022年優勝を遂げた富士市市役所前、通称青葉通りを止めて行われる大会です。
3月3日(日)の決勝は昨年大会と同じ場所での開催ですが、前日の予選は会場が異なります。
予選を勝ち上がらなくては決勝へ進めない国内でも数少ない勝ち上がり形式。
決勝は各予選を勝ち上がったUCIコンチネンタル・チーム、クラブチーム、日本学生自転車競技連盟(JICF)の混走で行われます。
【レース情報】
【出場選手】
渡邊 翔太郎 (わたなべ しょうたろう)
岡本 隼 (おかもと はやと)
西尾 憲人 (にしお けいと)
草場 啓吾 (くさば けいご)
初川 弘浩 (はつかわ こうひろ)
【スタッフ】
小松 定俊 監督
田村 亮太郎 メカニック
渡会 菜々 チームアシスタント
3/2(土)【予選】
2024.03.02(土) 1.4km x 30周 42km
スタート地点:静岡県航空協会富士川滑空場 富士川滑空場特設周回コース(1.4km)
予選1スタート 12:05 愛三工業レーシングチーム出走
予選2スタート 13:20
予選3スタート 14:30
各組上位25名決勝へ
各組26位~45位交流戦へ
詳細 :富士山サイクルロードレース2024実施要項
3月2日(土)予選組み合わせ表
3/3(日) 交流戦・決勝
2024.03.03(日)
【交流戦】
1.8km x 15周 27km
スタート地点:富士市道臨港富士線(通称:青葉通り) 富士市役所前特設周回コース(1.8km)
スタート 13:25
【決勝】
1.8km x 30周 54km
スタート地点:富士市道臨港富士線(通称:青葉通り) 富士市役所前特設周回コース(1.8km)
スタート 14:25
日曜日はアクセスの良い街中で開催され、沢山の観客が予想されます。来場の際は公共交通機関をご利用ください。
鬼門の予選を勝ち上がり日曜日の決勝へ駒を進められるよう応援よろしくお願いします!
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2024年シーズンのJ-PRO TOURは昨年と同じく鹿児島の地で開幕した。
この鹿屋・肝付ロードレースは岡本が昨年優勝したレースで2連覇が懸かるレースである。
コースは鹿児島県立大隈広域公園周辺 特設コースの6.5kmの周回という点は変わらないものの、周回の向きが昨年とは逆回りで開催された。
愛三工業レーチングチームからは岡本・西尾・草場・當原・石上の継続選手5名と初川・北嶋の2名の新加入選手を加えた7名での参戦。
前半は中々逃げができなかったが、中盤に形成された10名の逃げに愛三からは石上が入り一旦この構図で落ち着いた。
集団はTeam Cyclers SNELがコントロールしタイムギャップは1分30秒程度で推移した。
その中、北嶋が落車に巻き込まれ残念ながら途中でレースを終えた。
本来であれば北嶋をコントロールに加える予定ではあったが代わりに西尾がコントロールに加わり差を詰めにいく。
残り4周となったタイミングではKINAN Racing Teamが集団を一気にペースアップし更に差を詰め、逃げと集団との差は僅かになった。
ここで草場が集団から飛び出し、逃げていた小林(マトリックス)と合流し、この2名と集団という構図で残り2周に入った。
最終周回に入る前にこの2名は吸収され、集団1つになりゴールスプリントでの決着が見えてきた。
逃げていた草場もゴール前ではしっかりと仕事をこなし、そのアシストを受けた岡本がゴールスプリントを制し2連覇を飾った。
新体制で挑んだJ-PRO TOUR初戦であったが最高のスタートを切ることができた。
新加入選手にとっても他の選手から学びを得る良い遠征になっている。
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↓今日のリザルト↓
第2回 JBCF 鹿屋・肝付ロードレース.pdf
1位 岡本 隼 (愛三工業レーシングチーム)
2位 小野寺 玲 (ヴィクトワール広島) +00'01"
3位 宇田川 塁 (群馬グリフィンレーシングチーム) +00'01"
20位 草場 啓吾+00'10"
27位 初川 弘浩+00'19"
53位 當原 隼人+01'04"
55位 西尾 憲人+01'21"
62位 石上 優大+04'09"
DNF 北嶋 桂大
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現地ではもちろんのこと、SNS、ライブで応援してくださった方々、本当に沢山の応援ありがとうございました。
JBCF開幕戦連勝を飾れたことは皆さんの応援があってこそ。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
]]>去年開幕2連勝を遂げた鹿児島でのレースです。
昨年大会と同じ場所での開催ですが、ロードレース、クリテリウム共に逆回りとなっています。前回大会とは違った動きに注目です。
現地では下記の通り「おもてなしイベント」が実施されるようですので、現地観戦の方々はぜひお立ち寄りください!
2/24日土曜日
大隅広域公園内スタート/フィニッシュ横広場にて
「CHARINKOMARKET」CHARINKOMARKET詳細
2/25日日曜日
「おもてなしマルシェ」おもてなしマルシェ詳細
2/24(土)第1戦【第2回 JBCF 鹿屋・肝付ロードレース】
【出場選手】
岡本 隼 (おかもと はやと)
西尾 憲人(にしお けいと)
草場 啓吾(くさば けいご)
當原 隼人(とうばる はやと)
石上 優大(いしがみ まさひろ)
初川 弘浩(はつかわ こうひろ)
北嶋 桂大(きたしま けいた)
【スタッフ】
小松 定俊 監督
田村 亮太郎 メカニック
渡会 菜々 チームアシスタント
【レース情報】
2024.02.24(土) 6.5km x 20周 130km
スタート地点:鹿児島県立大隅広域公園周辺特設コース
チームプレゼンテーション 11:00〜
スタートセレモニー 12:30〜
スタート 12:40
6.5km x 20周 130km
詳細 :JPROTOUR(JBCF) 第2回JBCF 鹿屋・肝付ロードレース
LIVE配信:JBCF初戦 DAY1. 第2回JBCF鹿屋・肝付ロードレース
2/25(日)第2戦【第2回 JBCF 志布志クリテリウム】
【選手・スタッフ】
鹿屋・肝付と変わらず
【レース情報】
2024.02.25(日) 2.9km x 20周 58.0km
スタート地点:志布志しおかぜ公園
スタート 12:15
詳細 :JPROTOUR(JBCF) 第2回JBCF志布志クリテリウム
LIVE配信:JBCF初戦 DAY2. 第2回JBCF 志布志クリテリウム
去年に引き続き鹿児島にて開幕するJBCFシリーズ。
今年は参加チームが増えたことでより活発なレースになることが予想されます。
現地観戦はもちろんのこと、JBCF公式 GachinkoCycleTV さんの配信や、SNSでも応援よろしくお願いします!
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Sharjah Tour St.5
最終日となった第5ステージはKhorfakkanのShees ParkからSharjah Safariまでの下り基調のレイアウトの95.08kmのスプリントステージ。
下り基調のレイアウトであることからこの日は大きな逃げにのみケアすることをチームで共有しスタートした。
標高の高い地点からのスタートだった為序盤は中々逃げは決まらず勾配が緩くなる中盤頃に3名の逃げが決まった。
この逃げは最大3分弱までタイム差が開いたがUAE Team Emirates Gen-ZとCorratec Selle Italia Teamを中心にコントロールされ順調にタイム差を縮めていき終盤に逃げは吸収され集団スプリントに向け進んでいった。
残り4kmを切ったところで渡邊が落車し、渡邊を欠いた5名でスプリントに備えることになった。
最後は當原→草場の順で岡本を発射しスプリント勝負に加わり良い伸びを見せたが力及ばず5位でフィニッシュしSharjah Tour 2024を終えた。
今回のレースではUCIポイントの獲得は叶わなかったが、オフ明けの選手も日に日にコンディションの良くなる姿が見られた。
海外でのレース経験の少なかった西尾・當原にも良い経験になり今後につながるレースになっただろう。
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↓今日のリザルト↓
Stage 5 - Shees Park - Sharjah Safari.pdf
1位 BARBIER Pierre (FRA)
2位 STOSZ Patryk (POL) +00'00"
3位 RAVBAR Anze (SLO) +00'00"
5位 岡本隼 +00'00
16位 草場啓吾 +00'00
60位 西尾憲人 +00'00
82位 當原隼人 +00'00
98位 石上優大 +00'28
115位 渡邊翔太郎 +05'29
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SNS、ライブで応援してくださった方々、本当にたくさんの応援ありがとうございました。
最終ステージ5位に終わりましたが、堂々のスプリントでした。
シーズン初戦を海外で迎えられたこと、無事に走り切れたことをを嬉しく思います。
2024年シーズンも応援よろしくお願いします!
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Sharjah Tour St.4
第4ステージは第1ステージのフィニッシュ地点からほど近くのUniversity of KalbaをスタートしKhorfakkanでの山頂フィニッシュの125.57kmのレイアウトである。
この日は積極的に逃げに選手を送り込むことを意思統一してレースに臨んだ。
レースは序盤にできた6名の逃げに石上が入った。最初の上りで1名がドロップし5名となったが逃げグループ5名で安定し逃げ続けた。この逃げは最大3分弱程度まで開くも徐々にタイムギャップを縮められていき中盤を過ぎた頃に逃げグループから2名脱落した。
3名となり逃げ続けた逃げグループは最後の上りを前に集団に吸収された。
集団では渡邊を好位置で最後の上りに送り込むことに成功し、渡邊は粘りの走りを見せ26位でフィニッシュした。
西尾も好位置で登り続け20位でフィニッシュしてこれがステージ最高位となった。
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↓今日のリザルト↓
Stage 4 - Kalba University - Khorfakkan Al Suhub Mountain.pdf
1位 APARICIO Mario (ESP)
2位 BUDIAK Anatolii (UKR) +00'06"
3位 HEIDEMANN Miguel (GER) +00'25"
20位 西尾憲人 +02'05"
26位 渡邊翔太郎 +02'47"
60位 當原隼人 +06'38"
62位 草場啓吾 +06'38"
63位 岡本隼 +06'38"
130位 石上優大 +18'30"
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SNS、ライブで応援してくださった方々、応援ありがとうございました。
残すは最終ステージ。スプリントに期待です!
引き続き応援よろしくお願いいたします!
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Sharjah Tour St.3
第3ステージはITTでSharjahの海岸線の10.12kmのコースで行われた。
レイアウトは至って簡単で片道約5kmの折り返しである。
11:00から最初の選手が出走し、このタイミングでは天候は晴れていたが当日の朝に雨が降りコースの一部がウエットの箇所も見られた。
風は行きが左側からの追い風、折り返してからは右からの向かい風であった。
ほぼ直線ではあるがトータルで6回ラウンドアバウトを通過する。中には路面の滑りやすい箇所もあったが愛三の選手は問題なくクリアし全員無事走り切った。
中でも渡邊のコンディションは良く見え、トップから57秒遅れの36位であった。
初日に落車こそあったものの問題なくこの日も走れていた。以降のステージにも期待したい。
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↓今日のリザルト↓
Stage 3 - Individual Time Trial - Old Sharjah Corniche.pdf
1位 GLIVAR Gal (SLO)
2位 COLE Owen (USA) +00'01"
3位 EZQUERRA Jesus (ESP) +00'13"
36位 渡邊翔太郎 +00'57''
60位 石上優大 +01'17''
68位 西尾憲人 +01'24''
73位 草場啓吾 +01'30''
85位 岡本隼 +01'39''
86位 當原隼人 +01'42''
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SNS、ライブで応援してくださった方々、応援ありがとうございました。
休息日を挟んで火曜日より第4ステージが行われます。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
問)第1ステージを振り返って
岡本)レースは終始向かい風の区間が多かったです。集団の後ろにいると楽なのですが、前に出ると足を使うという状況でのレースでした。
横風区間も少なく、普段のアジアツアー通りの、初日まだリーダーも決まっていない中、アタック合戦から始まるという展開でした。
レース展開はいつも通りであり、難しい展開ではありませんでしたが、シーズン初戦で気候の変化もある中、身体が動ききっているという状態ではありませんでした。
そんな中でも、アタック合戦では、チームから誰かしらは反応できていたと思います。
途中、風が強い区間や集団が密集したあたりで落車が発生してしまい、集団が割れてしまうということや、横風区間でのきつさも感じはしましたが、自分は大きな問題なく集団に残ることはできました。
後半、集団が追っている段階でもそこまで危ないところはありませんでしたが、どうしても横風の区間では足が削られているのは感じました。
集団としても追いつくつもりでいたと思いますし、自分たちも追いつけると思っていました。
©SharjahTour 第1ステージを走る岡本選手(中央奥)と渡邊翔太郎選手(中央手前) ※クリックで拡大画像が見られます
問)最終局面ではどうでしたか
岡本)早い段階で落車で草場を失ってしまい、後半翔太郎さんも欠いた状況の中だったので、自分たちが思い描いていたスプリントはできないなと思いました。
それでも、いるメンバー(當原・石上・西尾)でチャレンジはしましたが、自分自身が埋もれてしまいました。
當原が前に抜けて行ってくれたのは見えたのですが、自分自身、前に出られず、飲まれてしまいました。
最終局面のさばくところが、難しかったという印象です。
ラスト2㎞までは石上→當原→自分で並んでいて、イメージはつかめていましたし、その後、當原が前に行ってくれたことも良かったと思っています。
今回はうまくいかなかったですが、あそこで當原が踏みやめずチャレンジしてくれたことはチームとして次に繋がると思います。
外から見ていたら、連携がうまくいかなかったという表現になるのかもしれませんが、実際の中にいた身としては、難しくてどう表現したら良いのか迷うところです。
最終的には全力でもがける形ではなく、前の選手をかわしながらのフィニッシュとなりました。
もう少し手前からの話をすると・・・
追い風の区間が想定より早く、ラスト2kmまで足はためられてはいたものの、ギアの問題もあり、うまく言えないのですが、あのスピードにまだ慣れていなかったともいえるかもしれません。
完璧にいっていたら今でもうまくいくのかもしれませんがまだ成功率は低くて、修正しなければいけない点はあるなと感じました。
初日としては、うまくいかなかった部分もありましたが翌日につなげられたと思います。
第1ステージフィニッシュ後の選手と小松監督 ※クリックで拡大画像が見られます
問)そして第2ステージですね。
岡本)はい。建物を1周して大きな道に出てスタートだったのですが、実質パレードなしのいきなりのスタートでした。
そして、最初から吹きっさらしの横風区間で、スタートしてすぐにスプリント状態かのような中、横風を受けながら一列棒状で風を受けて道の端に追いやられて走るという展開でした。
今までのアジアツアーの中ではない展開で、昔アンダーの時代にこういうレースを走ったことがあったことを思い出しました。
今回は、ヨーロッパの選手も多いので、第1ステージを見ていても予想できた展開ではあったのですが、スタート直後からとは正直思っていなかったので、面喰った部分もありました。
もう少し予測をしておく必要があったと反省しています。
リーダーも初日に決まったので、普段のアジアツアーのように、アタック合戦をやってさばきながら、リーダーを擁するトレンガヌチームがコントロールするというのがイメージにはあったのですが、実際は、スタートから全く違った展開となりました。
©SharjahTour 第2ステージスタート直後の集団 ※クリックで拡大画像が見られます
問)岡本選手がいたのは第2集団でしたか。
岡本)はい。最初は第2集団でした。先頭が恐らく30人くらいでずっと見えていたのです。
ただその先頭集団が目の前100mくらいの距離にいるまま10㎞くらいはずっと追っていたのですが、その後段々と距離が開いていってしまいました。
見えてはいても、前も全開で踏んでいたのと、後ろも全開で踏んではいるものの、前にエース格を乗せていて引かない選手もいました。
道幅いっぱいに横に並べる選手の数は25~30人くらいで、その後ろに一列棒状でついているというような状況でした。
前もきっと、きつくなるところがあって、どこかで追いつくチャンスがあるのではないかとも思っていたのですが、それも思い描いたようにはいかず、最初から最後までずっとそのような状況でした。
気付いた時には自分の集団には他のチームメイトはいませんでした。
そこからは、追うというよりはフィニッシュを目指す走りとなりました。
問)チームメイトもばらけてしまった中、チームカーからもらう補給は問題ありませんでしたか。
岡本)はい。小松監督の運転するチームカーも自分の集団に基本的についていてくれたので問題ありませんでした。
ただ最初の1時間から1時間半は、まるでチームタイムトライアル?かのように全開で追っていましたから、自分だけでなく他のチームも補給を取りに行く余裕はなかったですね。
さすがに追いつくのが厳しいなとなったあたりでようやく補給をとりにいきました。
問)暑さはそこまででもないですか。
岡本)無茶苦茶暑い!というほどでもないですし、暑さがレースに大きく影響するほどでもないです。でも、まだ身体が順応しきれていないのか汗が出にくいのはあります。休息日の今日(到着してから5日目)はだいぶ汗が出るようになってきました。
©SharjahTour 第2ステージを走る岡本選手 ※クリックで拡大画像が見られます
問)そんな第2ステージから切り替えての第3ステージは約10㎞の個人タイムトラアルでしたがどうでしたか。
岡本)距離的には特に長く感じはしませんでしたが、全体的にベストなパフォーマンスではないなというのが正直な感想です。
アタックには対応できても、自力で踏み続けるトレーニングは、まだ足りていないなと思いました。
今後、例えばタイムトライアルがステージレースである場合や、自分が10㎞くらいの距離を引かなければいかないという状況が来た時のための感覚はすごく分かりました。
ペース配分もですが、どういうトレーニングが足りないのかということも分かりました。
みんな同じ条件で走っているので前後で走る選手との比較もできて身に染みることが多くありました。
実際クローズドされた場所を10㎞全力で走ることは普段の練習ではなかなかできない環境なので、もちろん今回はレースではありますが自分の測定ができる機会というとらえ方もあると思っていてシーズン初めにこのような機会があったことはとても意味のある10㎞タイムトライアルだったなとポジティブにとらえています。
©SharjahTour 個人タイムトライアルを走る岡本選手 ※クリックで拡大画像が見られます
問)今日は休息日でしたが、どのように過ごしましたか。
岡本)昨日までの3日間の結果は、思っていたより厳しいものではあったのですが、それでもレースはやはり楽しいですし、いつもとは違った風の環境でのレースはとてもいい刺激になっています。明日も明後日もきっときつい展開になるとは思うのですが、少しでも前に残れるように、勝負に加われるように!という前向きな気持ちでもいます。
チームの雰囲気もいいので良い休息日を過ごしています。
問)明日、明後日のレースに向けての思いを改めてお願いします。
岡本)明日の第4ステージは、直線でフィニッシュに向かうのではなく、周回ではありませんがぐるっと回ってから北上するレイアウトです。回るということはまた風の影響が出るので風のレースの中、最後ののぼりのふもとまでいかにチームのメンバーを残せるかが一つの課題だと思っています。
のぼりはのぼりのレースなので、ふもとまで、たとえ足を使ってでも、いかに前のグループに残れるかを意識して頑張りたいと思っています。
最終第5ステージは、距離も短いので(94.08㎞)よりハイスピードのレースになるかなと思っています。だいぶレースにも慣れてきているので、しり上がりで、「最終日が一番よかったね」と言えるようなレースをしたいと思っています。
問)自身2回目のUAEでの生活はいかがですか。
岡本)食事も美味しいですし、白米はタイ米かな?ですがあるので困ることはありませんね。バイキング形式で、お肉もイスラム国なので当然豚肉は出ませんが、鶏肉も牛肉も用意いただいています。
ホテルも快適で、景色も良く、今回ステージレースながらホテルの移動がないのも助かっています。
あと、現地の方々が日本人である自分たちにすごく優しい!というのを感じています。
ドバイの空港に着いて最初に待っていてくれた方からも「日本が大好きなんだ!」と言われて嬉しくなりました。
明るく話しかけてくれる方も多くて気持ちよく過ごせています。
問)最後に日本で応援してくださる皆さんに一言お願いします。
シーズン初戦を戦っていますが、今まで以上に良い刺激の入ったシーズンインを迎えられていますので、残り2レースも怪我無くしっかり走ります。チャレンジをして、自分の走りをして日本に帰りたいと思っていますので応援よろしくお願いします!
問)第1ステージを振り返ってください。
草場)落車してしまったので、残念ながら何もできずに終わってしまいました。
問)落車はどのような状況だったか教えてください。
草場)メカトラがあって、チームカーに下がるために集団の後方に下がったのですが、運悪くそのタイミングで集団後方で落車がありそれに巻き込まれてしまいました。
不運が重なってしまったとはいえ、怪我がほとんどなかったのは幸いでした。
落車とメンテナンスで時間をロスしてしまったので集団には戻れませんでしたが、ステージレースなので次の日につなげるためにフィニッシュを目指して走りました。
©SharjahTour 第1ステージフィニッシュの草場選手 ※クリックで拡大画像が見られます
問)そんな中での第2ステージはどうでしたか。
草場)展開自体は予想はできてはいたのですが、その予想以上に激しかったですね。
想定はしていたのですが、まともに通貫したな!という感じです。
建物を一周してからのスタートだったのですが、実はその1周するところで落車しかけた選手がいたこともあり、後方ではクリートを外すくらい(ほぼ止まってしう)の状況もあったのです。
今思えばですが、スタートで後ろに並んでいたことはミスでもあり、反省もしています。
問)最初はかなり後ろに取り残されることになってしまったのですか。
草場)そうです。どうにか前には追い付いて、その集団にはチームからは石上、バル、西尾さんと4人でした。そこの集団も大きな集団になりました。
それ以上前には追い付けはしなかったですが、先頭交代をしながら、時々後方に下がり、横風を意識しながらフィニッシュを目指して走りました。
©SharjahTour 後方に取り残され前を目指す草場選手(中央右)と西尾選手(その左) ※クリックで拡大画像が見られます
問)そして迎えた第3ステージは個人タイムトライアル。どのように走りましたか。
草場)レース前は、楽しく走れたらなあ、と思っていましたが・・・実際は風もきつくてとても楽しくは走れませんでした。
風は、左斜め追い風→右向かい風→右横向かい風といった感じでした。
自分はチームの中では一番初めのスタートでしたが、時間によって風向きは違っていたかもしれませんね。
単純な追い風、向かい風というよりは、前半も後半も横風も受けていたという印象です。
そんな中で、自分の今の状態を確認はできました。
オフシーズン明けで、例年より早いシーズンインということもあり、レースへ向けてのトレーニングはまだ足りていないのは自分でも理解しているので、結果に一喜一憂することなく素直に受け止めています。
©SharjahTour 個人タイムトライアルを走る草場選手 ※クリックで拡大画像が見られます
問)今日の休息日は、気持ちよくトレーニングできましたか。
草場)はい。ホテルは結構都会なので車も多いですが、少し走れば車通りの少ない場所まで行けるのでストレスなく走れました。マッサージも受けて、しっかり休息もとれています。
問)明日の第4ステージに向けての意気込みをお願いします。
草場)風次第ではまた荒れたレースになるのではないかなと思っています。
今までの反省も踏まえてしっかり準備をしたいですね。
初日は落車で遅れてしまい、2日目はちぎれてしまって、まだ勝負できる位置にいられていなくてレースをしている!という実感がまだないというのが正直なところなんです。
明日はのぼりがきついですが、のぼりで勝負して遅れるのと、のぼり初めから後ろで入ってそのまま後ろでフィニッシュするのとでは内容がまったく違いますよね。
シーズン初めで、明らかにもう仕上がっているなという選手と、まだこれからという選手がいて、自分はどちらかというと後者ではあるので、優勝目指しますとは簡単には言えないのですが、勝負のかかっているところで走ってどこまで我慢できるかが大事だと思っています。
このレースに来たことが、全日本選手権前には、良かったなと言えるようなレースをしたいと思っています。
問)最終第5ステージに向けてもお願いします。
草場)風次第ですが、スプリントになるのではないかと思っています。
風をなめちゃいけないなとも思っています。風をなめたらスプリントするところまでも行けないということになりかねませんから。最終的にスプリントして勝負できれば一番いいですが、風がどうなるかしっかり見極める必要があるとも感じています。
以前参加した時は、そんなに風を意識した記憶がないんですよね。1クラスのレースだったので大荒れしなかったのもあるかも知れませんが。
問)今回2回目のUAEですがUAEに対しての印象は変わりましたか。
草場)景色は変わりませんが、物価の高騰が激しくて、ちょっと日本が置いて行かれている?ような印象もあります。商品の値段を見てびびっているようではなと。
前回は安いな!と思って簡単に買えていたものも買えなくなっていますよ。
スタバも1,000円はしますね。日本の価格の倍、いや倍で済めばまだいい方かもしれません。
ホテルや食事は問題なく、快適です。
問)最後に日本で応援してくださる皆さんに一言お願いします。
草場)あと2ステージ頑張って走りますし、その後は無事に帰国して、今後のレースでしっかりとパフォーマンスを発揮できるように準備をしていきます。あと2ステージそしてこれからも皆さんに応援してもらえるように頑張りますのでよろしくお願いします!
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Sharjah Tour St.2
第2ステージはBeeahからAjman Makanまでの137.48kmのフラットのレイアウトでこの日も岡本での勝利を目指しスタートを切ったが、スタート直後から横風による分断が発生しこの日の勝負は序盤に決してしまう。
先頭のグループに當原が一時は入るも残念ながらメカトラで後退し第3グループに入ることになる。ここには西尾・草場・石上も取り残された。
第2グループには岡本が入ったが先頭グループには追いつくことはできず44位でフィニッシュした。
愛三としては残念な結果ではあるが厳しい状況の中で大きく遅れた選手もいたものの全員で以降のステージに進むことをプラスに考えたい。
選手の状態も初日より良くなっており今後のステージで勝利を勝ち取りたい。
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↓今日のリザルト↓
Stage 2 - Beeah - Ajman Makan (city Sharjah Waterfront).pdf
1位 Pierre Barbier (FRA)
2位 Niccolo Bonifazio (ITA) +00'00"
3位 Gal Glivar (SLO) +00'00"
44位 岡本隼 +09'05"
64位 石上優大+14'17"
93位 西尾憲人+15'40"
94位 當原隼人+15'40"
95位 草場啓吾+15'40"
113位 渡邊翔太郎+20'15"
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SNS、ライブで応援してくださった方々、応援ありがとうございました。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
問)まずは第1ステージを振り返ってください。
當原)第1ステージは、アタック合戦の日でした。
特に横風攻撃をされることもなかったですし、今となっては、第2ステージがきつすぎて、第1ステージはゆるいと言うか、逃げが決まってからは落ち着いてたとも言えますね。
逃げに乗る動きもしましたが、自分が入った逃げは決まりませんでした。
その後は登りもそこまできつくなかったので順調に超えられました。
(第2ステージがきつすぎて第1ステージを思い出すのも一苦労?のようでした)
©SharjahTour 第1ステージ ※クリックで拡大画像が見られます
ただ最後の集団でのスプリントこそカオスでした。
草場さんと翔太郎さんを落車で失ってしまったので、集団では4人(岡本・西尾・石上・當原)でした。
岡本さんを他の3人でなんとか!と思い、自分はラスト500mの看板が見えたところくらいまでは先頭に出て引いたのですが、岡本さんを見失ってしまいました。
問)ラストの攻防が残念ながらライブ配信には映っていなかったのもありもう少し詳しくお願いします。
當原)ラスト2㎞くらいで石上から受け取りました。そこから判断しながら、どこで行こうか考えながら行ったのですが、もしかしたら強引に行き過ぎて岡本さんがつけなかったのかもしれません。
チームとしてもバラバラになってしまいましたし、集団もある意味ごちゃごちゃしていました。
速っ!と思いながらでした。速いし、危ないところもありましたし、先頭に出た時には、視界が狭まるほどでした。やばい!きつい!と思いました。
問)視界が狭まる?
當原)多分酸欠もあると思います。
実際超無理やり前に上がったんです。
無理やりすぎたかなと思いながら上がりました。
実は風を受ける場所にしか行けなかったんです。作戦での、狙いたいルートは風下にあたる右側だったのですが、左側しか開いていなかったので左側から行きました。
岡本さんが一人でもがける位置まではなんとか!と思いながら踏んでいましたが、また同じような場面になればきちんと修正していきたいです。
草場さんと翔太郎さんがいなくてもやってやる!!と思ってやったんですよね。
2人がいなくても自分が良い位置まで持っていきたい!とそれだけを思って踏んでいました。
フィニッシュ後の選手たち ※クリックで拡大画像が見られます
問)そして迎えた第2ステージです。激しい展開でしたが、振り返ってください。
當原)スタートして、すぐに横風攻撃が始まって、やばい!と思いました。頑張って前につなげて、岡本さんと石上がいた集団についたと思ったら思わぬハプニングがありまして、実はギアが変速できなくなってしまったのです。
岡本さんが見える位置にいて、岡本さんも無理をしながら上がっていくのが見えたので、これは自分も無理をしてでも上がらないと!と思いました。振り返ったら、草場さんがいる集団もいつの間に見えなくなっていたんです。
ちょうどそのあたりでのハプニングだったので、そこからはちぎれてはしまったのですが、自分がつけそうな集団につけたので、とにかく足を回すしかなくてすごくきつかったのですが、本当に耐えました。
開始多分10分くらいだったと思います。軽いギアで止まってしまったのですが、きつくても、高回転のまま結果3時間耐え切りました!!
そこからは自分が使える高回転のギアを使ってどう走るかを考えながら、耐えて、耐えてでした。
前から落ちてきた選手と、後ろから追いついてきた選手とで結構大きな集団になってグルペットのような形になったので助かりました。
バイクチェンジも考えはしたのですが、そこでタイムロスしたら本当に終わってしまう可能性もあったので、このまま高回転で走れば、フィニッシュまでは行けると判断しました。途中からは、石上、草場さん、西尾さんと一緒に走りました。
第2ステージは、かなりばらけていたので、もしかしたら、主催者の方も、先頭こそわかっても何グループに分かれているのかの把握も難しかったかもしれませんね。
問)そのような状況でも、その場でできること、翌日につなげる走りをしたということで良いですか。
當原)はい。そうです。かなり疲れはたまりましたが・・・。
©SharjahTour 後方イエローのソックスが當原選手 ※クリックで拡大画像が見られます
問)第3ステージ、今日のタイムトライアルはどうでしたか。
當原)今日は、タイムを含めて意識しながらペース配分を考えて10km走りました。自転車もメカニックに整備してもらい、今日は万全の状態で臨めました。
前半は追い風だったのですが、後半は向かい風だったのできつくはありましたね。そんな中ペースを落とさず走りきれたので個人的には合格点かなと思っています。
©SharjahTour 個人タイムトライアルを走る當原隼人選手 ※クリックで拡大画像が見られます
問)明日は休息日ですがどのように過ごす予定ですか。
當原)みんなで午前中にトレーニングに行く予定です。午後は特にスケジュールはないのでマッサージを受けて休息ですね。ホテルの周りの散歩くらいできるかどうかですね。
問)残り2ステージに向けて今の思いを教えてください。
當原)明後日第4ステージは登りフィニッシュなので、できることは限られるかもしれませんが、やれることをやりたいですね。総合も関係ないので、逃げに乗れたら逃げたいという気持ちもあります。最終ステージは初日と同じようなコースレイアウトなので、最後までまとまっていられたら、スプリントのリベンジをしたいです。やる気も十分なので頑張ります!
問)UAEの印象や生活はどうですか。
當原)自分は英語が得意ではないのでちょっと不便です。でもご飯も美味しいですし快適です。あっ!トイレが面白いです。ウォッシュレットがシャワー?がついていて日本とは違います。これをマスターしようと思っています!だいぶコツをつかんできています。(笑)
今のところレース以外でホテルからは出ていないのでよくはわかりませんが、高層ビルが建ち並んでいて綺麗な街という印象です。
問)出発前に言っていた「石油王」は?
當原)本当にみなさんがアラビアの衣装を着ているのが新鮮です。あの衣装でサングラスをかけてiPhone片手にというのが個人的には面白いなと思っています。
問)最後に、日本で応援してくださる皆さんに向けて一言お願いします。
當原)チームの雰囲気も良く、レース外ではリラックスしてレースに集中できています。
残り2ステージ。やれることは頑張ってしっかりやろうと思っています。(配信で見ていただけるように)カメラに映れるような走りをして、形として何かを残して帰国できるように、残りの2日間も頑張ってきます!
當原隼人(とうばる はやと)※クリックで拡大画像が見られます
問)まずは初日の第1ステージ(134.46㎞)の第一印象を教えてください。
西尾)初めてのSharjah Tour。パレード区間から「道が広い!」というのが第一印象です。
そして、今回出場人数が150人くらいいます。普段の日本でのレースはJプロツアーはもちろん、ほぼ日本人。UCIレースでも、集団の多くが日本人選手の場合が多いのですが、今回は、150人のうち日本人は我々6名だけ。集団の人数も多いし、その中の海外の選手がデカイ!と思いました。
©SharjahTour 第1ステージの広い道を走る集団 ※クリックで拡大画像が見られます。
問)そんな中でのレースを振り返ってください。
西尾)はい。海外勢の中でも、愛三工業レーシングチームのチームメイトが積極的にアタックにも反応して走っている姿を目にしました。自分自身も愛三で初の海外レースということでしっかり走って結果につなげたいと思っていました。
アタックに反応することはできはしましたが、決まる逃げにはならなかったです。
ただ先頭に出て、UAEの風を受けた時には、これをずっと受けて逃げてフィニッシュまで行くのは厳しいなとも感じました。
最終的には集団でのフィニッシュも想定していました。
なので、あのよう状況で逃げ切ったメンバーは、ある意味"異常"ともいえるかもしれません。
彼らは本当に強かったと思います。
集団もプロコンチネンタルチームのコラテックや、地元UAEの選手など複数チームで追っていましたし、かなりのスピードだったので、追いつくだろう思っていました。
問)色々な意味で普段とは違うレース環境の中だったと思うので周りの選手、風などいつも以上に気を配ったり考えることもあったかと思いますし、冷静に走ることはできましたか?
西尾)はい。シーズン初戦ということもあり、自分の実力が全く走れないのか、思ったより走れるのか実はスタートしてみないとわからない部分もあったのです。なのでオーバーヒートしないように気をつけながら、走れましたし、現状の自分がわかったことも良かったです。例年より早いシーズンスタートの中、この時期に自分のチカラを知れたことは大きな収穫だとも思っています。
問)チームメイトとの連携含め、集団内でもお互いが見える状況でしたか。
西尾)はい。翔太郎さんもかなり積極的に動いているのも見えましたし、みんなもそれぞれ動いているのも見えたし、ここは自分だ!ということも分かったりして自分自身も動きやすかったです。
問)初日の感想をまとめると?
西尾)翔太郎さんと草場さんの2人を落車で失ってしまった状況での最終局面でした。岡本選手を軸にとるはずだった連携は自分たちのスタイルには持っていけなかったという反省点とその中でも4人でできたことは大きかったです。
問)そして第2ステージです。スタート直後から集団が分断されるという展開となりましたが振り返ってください。
西尾)近未来的な建物をぐるっと1周して広い道路に出てレーススタートだったのですが、広い道路に出る前に、もう先頭がはるか彼方に見えていました・・・。
自分自身深く反省しているのは、心の準備不足もあったかなと思っています。あのような状況になることがほんの少しでも想定の中にあったら心の片隅で準備ができていたのかなと。
どこかで、逃げができて、コントロールするチームがあって、最後は大集団でまとめてフィニッシュかなと思っていたのです。
まさか頭からくるとも、思っていませんでしたし、またもし前半に動きが出ても後半にはまとまるだろうと思っていました。なので想定できていなかった自分のミスもあると今は思っています。
©SharjahTour ※クリックで拡大画像が見られます。
問)もし想定できていたらどういった対策ができたと思いますか。
西尾)パレードもない中でのスタートだったので、自分でできたことと言えばアップをもう少しして、建物をぐるっと周るとことろでもアドバンテージがとれるということを理解し、例えばスタート地点で前方に位置することもできたかなと思います。
あとは、チーム内でそういう可能性もあると話していたら少しは違ったかなとも思うのでもっと話をしていても良かったかなとも思っています。個人の反省点とともにチームとしての反省点もあると思っています。
問)スタート直後に大きな動きがあり、そこに追いつくことは厳しい中でも137㎞のレースは走り切らなければなりませんでしたがそこからはどういう思いで走っていましたか。
西尾)実際自分がいたところからは、前方の集団の状況がなかなか把握できていませんでした。
自分と草場選手がいた集団は20人ほど。自分より前にいたのは、岡本選手、當原選手、石上選手。自分の後ろに翔太郎さんが取り残されてしまった集団がありました。
自分が把握できているのはこの3集団でした。
どうにか、當原選手、石上選手のいる集団に追いついた時には、岡本選手はいなかったのですが、そこの状況は正直わかっていませんでした。フィニッシュして話をして、岡本選手のいた集団も割れていたことなどを知ることができました。
問)情報を把握するのも大変でしたね。選手がばらける中での補給や風についても教えてください。
西尾)はい。タイムボードは出なかったですね。補給は、岡本選手をサポートしながらも、小松監督が自分たちにもしっかり補給をしてくれたので問題なかったです。
ただあるはずだった補給地点(マッサーなどのスタッフが先回りして道路わきに立って補給が許される場所)がレース開始30分前に突然なくなったりして、それもアジアツアーの洗礼かなとも思っています。風はやはり感じています。横風、向かい風はあおられるのですぐに感じますが対応はできています。
日本では例えばビニール袋が風に舞うことはあると思うのですが、こちらでは、目に見える「砂が束」が移動しているのが見えることがあるので、それだけ風が強いのだなと思います。
問)大変な第2ステージを終えて、今日はタイムトライアルでした。10.12㎞は長かったですか。自身の走りを振り返ってください。
西尾)長く感じましたね。タイムトライアルは心の準備も含めて準備が全てと言ってもいいと思っています。その中でできるベストは尽くせたかなと思います。
願わくば試走ができればよかったのですが、朝予定されていた試走が突然のスコールで中止になってしまいましたが問題はありませんでした。
©SharjahTour 個人タイムトラアルを走る西尾選手 ※クリックで拡大画像が見られます。
問)Sharjahでの生活は問題はありませんか。
西尾)お陰様で、ホテルも快適で食事も美味しくいただいています。いわゆる"アジアツアー"を知っている面々からは、こんな豪華なのは普通じゃないよ。と言われています。
それと、UAEの景気の良さも感じますし、それもあってか、現地の方々が皆さん笑顔で優しくしていただいています。アラビア語のシュクラン(ありがとう)を常に感じています。
問)明日の休息日を挟んであと残すところは2レースです。
西尾)はい。明日は軽くトレーニングをして翌日に備える予定です。レースに関しては、総合争いは、残念ながら狙える位置にいる選手はいないのですが、第4ステージのクイーンステージは、まだチームオーダーが決まってはいませんが、自分としては全力で勝負したいなとは思っています。逃げ、最後の山岳で頂上フィニッシュも含めて悔いのない走りをしたいと思っています。そして最終日はスプリントの可能性があるのでしっかり役割を果たしたいと思っています。
問)日本から沢山の方々が応援してくださっています。皆さんに向けてお願いします。
西尾)皆さん、いつも応援いただいてありがとうございます。2024年の開幕戦と位置付けているSharjah Tourで、チームとしても個人としても思い描いていたスタートとは少し違ってはいて悔しさもあるのですが、最後まで皆さんが見ていて、応援していてよかったなと思えるようなレースを走りができたらいいなと思っています。
なので最後まで応援よろしくお願いします!!
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Sharjah Tour St.1
愛三工業レーシングチームとしては初参戦のUAEで開催されるSharjah Tourには渡邊・岡本・西尾・草場・當原・石上の6名での参戦、海外でのアジアツアー参戦は昨年のTour de TAIWAN以来である。
第1ステージはSharjahからKalbaまでの134.46kmの比較的フラットなコースで岡本のスプリントでのステージ優勝を目指しスタートした。
レースは序盤に3名の逃げができるが40kmほどの地点で大きな落車が発生し、ここに草場・石上が巻き込まれた。
石上はすぐリスタートし集団に復帰するも、草場は復帰に時間を要して遅れてしまう。
その間に更に2名の選手が先頭に追いつき逃げグループは5名となった。
この逃げは最大4分強ほどのタイムギャップを築くが、メイン集団もROOJAI INSURANCEを中心にコントロールされ終盤に逃げグループから2名が脱落した。
105km地点を過ぎた頃に今度は渡邊が落車し集団から遅れてしまい、渡邊と草場を欠いた状態でフィニッシュに備えることになった。
2名が脱落するも逃げグループは協調して逃げ続け、メイン集団もCorratec Selle italiaTeamなども加わり猛烈に追い上げるがタイムギャップを詰め切ることができず5秒差で逃げ切りTerengganu Polygon Cycling TeamのEWART選手が勝利した。
愛三はメイングループでスプリントに加わるも渡邊・草場を欠いた状況では厳しく、岡本が19位でフィニッシュした。
今回は全5ステージ、初日は日本との時差・気温差もあり順応に苦しんだ部分もあるが次第に選手のコンディションも上向いてくるだろう。
残りのステージも勝利を目指していきたい。
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↓今日のリザルト↓
Stage 1 - Sharjah Fort - Kalba Fort.pdf
1位 EWART Jesse James (IRL)
2位 AIT EL ABDIA Anass (MAR) +00'00"
3位 MANIZABAYO Eric (RWA) +00'00"
19位 岡本隼+00'05"
46位 西尾憲人+00'05"
91位 石上優大+00'05"
97位 當原隼人+00'33"
107位 渡邊翔太郎+08'21"
113位 草場啓吾+17'25"
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SNS、ライブで応援してくださった方々、応援ありがとうございました。
まずは大きな怪我なく選手たちは風のレースを戦います。
引き続き応援よろしくお願いいたします!