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10/8(日)熊本阿蘇ステージレースレポート

いつも愛三工業レーシングチームを応援いただき、本当にありがとうございます。

2023年10月8日(日)
瀬の本レストハウス〜あそ望の郷くぎので行われた『 熊本阿蘇ステージ 』
水谷監督のレースレポートと選手のレース後のコメントです。

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@sonoko_cat

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優大(石上優大)がクイーンステージで実力発揮して9位に食い込む。

朝から生憎の雨で外気温は14℃と低い。
更にスタート地点では標高が高い為12℃と低く、選手は最大限の対策をし、フル装備でレーススタート。

レースはリーダーチームのBS(ブリヂストンサイクリング)が最初のスプリントポイントまで集団をコントロール。

スプリントポイント後に集団が落ち着く事を狙い隼(岡本隼)がアタック。
最初2名だったが、阿蘇山麓の山岳ポイントで追走が合流し、アスタナの選手含む4名で集団から30秒差で進んだ。

我々としては、隼が最後の周回に先行して入り、マサ(石上優大)を前待ちする展開にしたかったが、メイン集団のスピードは絶えず、周回前には吸収され、大集団のまま周回コースに入った。

最初の1周目から登りのペースは非常に速く、すぐに集団はバラバラに。
チームのアシストを受けたマサは良い位置から登りに入り、山岳頂上付近では12名のトップグループに入る。
このトップグループのメンバーは所謂(いわゆる)勝ち逃げメンバーであった。
その中で数々のアタックにマサは冷静に対応しながら周回を重ねた。

ラスト2周回、アスタナ勢のスピードアップしたところでトップグループはバラバラに。
マサすぐに追走体制に入るがそこに追いつかず。その中でベストを尽くし9位でゴールした。

冷たい雨の中の難易度の高いステージで実力を発揮してくれたマサ。
この調子で明日の最終ステージで更なる総合成績アップを狙いたい。


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↓今日のリザルト↓
公式リザルト

1位 アンドレイ・ゼイツ/ アスタナ・カザクスタン 2:57'12"
2位 アントニオ・ニバリ/ アスタナ・カザクスタン +21"
3位 留目 夕陽 / EF エデュケーション・NIPPOディヴェロップメントチーム +21"

9位 石上 優大 +2'09"
34位 草場 啓吾 +14'34"
36位 岡本 隼 +14'34"
70位 當原 隼人 +20'44"
77位 渡邊 翔太郎 +24'33"
81位 初川 弘浩 +26'29"


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熊本阿蘇ステージフィニッシュ後、ホテルに戻った選手たちのコメントです。

石上優大選手
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問)今日のレースを振り返って
石上)寒かったですね。結果としては自分の「チカラ負け」かな。でも自分のできることはやれました。

問)ラスト2周で前に出る動きも見られましたが?
石上)はい、勝ちを目指して自分にできることを考えてのことでした。
最終的には、9着でしたが、前には追いつけない中、後ろからは追いつかれなかったので単独でのフィニッシュとなりました。

問)寒かったとのことでしたが、スタート前から寒さ対策は当然したのですか?
石上)はい、もちろんです。自分の今までの経験や、知恵を使ってできる限りの対策をしてスタートしました。体が冷えて体温が下がることが怖いのでスタートでオイルも塗ってもらいましたし、できるだけ重ね着もしました。

問)最後フィニッシュの時は黒のレインジャケットは脱いでいましたよね?
石上)はい。最終周回の上りの手前で、少しでも軽く!と思って脱ぎました。その前に脱いでも良かったですが、それで寒くなってしまったら取り返しがつかないので。最後はフィニッシュした後、暖をとれば良いので。
やれることをやった今日のレースでした。

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※フィニッシュする石上選手 photo@sonoko_cat

問)明日が最終日です。明日に向けては?
石上)総合の争いなどで色々と複雑になることもあるかも知れませんが、自分は純粋に自分の勝ちを狙いって走りたいです!総合のこともあるにはありますが、昨日の第1ステージでの借りを返すような気持ちで挑みたい!と思っています。最終日まで全力で頑張ります。


岡本隼選手
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問)今日のレースを振り返って
岡本)周回に入るまでに逃げにチャレンジし 決まりはしなかったが、雨と寒さの中でも身体はしっかり動いたので良かったです。 後半周回に入ると耐えるレースになってしまったが明日へと繋がる走りができたと思っています。

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Photo @sonoko_cat

問)明日へ向けて
岡本)明日の最終ステージは九州遠征のラストステージでもあるので、ここぞというタイミングで 思いっきり力を出し切るレースをしたいです。 応援よろしくお願いします!


草場啓吾選手
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問)今日のコースについて
草場)厳しいコースで、登りで耐えられませんでした。

問)明日に向けて
草場)優勝目指して頑張ります!!


當原隼人選手
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問)初日のクリテリウムの怪我の具合はどうですか?
當原)昨日より良くなっています!
問)明日に向けて
當原)怪我もかなり良くなってきたので、最終日しっかり頑張ります!!

渡邊翔太郎選手
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問)今日のレースを振り返って
翔太郎)スタート後、寒かったのと雨で路面も濡れていたので、慎重に走った結果、かなり後方で下り、20㎞くらいからの最初の上りの前では、位置をあげておきたかったのですが、うまく集団のスピードが速かったこともあり、前に上がれないまま上りで前に上がる走りをすることになってしまいました。
調子は悪くなかったのですが、そののぼりで前に行くために足を使ってしまい、山で集団がばらけたので、頂上に着いた頃には先頭はすでに更に前でした。そのまま周回に入り、2周したくらいに左コーナーで気を付けてはいたものの落車をしてしまいました。
そこからはとにかくタイムアウトにならずに明日につなげることだけを考えての走りとなってしまいました。
雨で寒い中にも関わらず応援にかけつけて下さった観客の皆さんの前で転んでしまって、驚かせてしまいすみません。心配もいただき、大丈夫ですか?と声もかけていただきありがとうございました。怪我は少しありますが、明日も走りますので変わらず応援してもらえたら嬉しいです!最終日も自分ができることを精一杯頑張ります!


初川弘浩選手
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問)今日のレースを振り返って
初川)レース序盤からハイスピードでした。実は、雨の日のレースに苦手意識があって、今日もムダ足を使ってしまい、のぼりで遅れてしまいました。その後はペースでのぼって明日につながるようにと思って走りました。

問)焦らずフィニッシュを目指せましたか?
初川)その時は焦っていたつもりはないのですが・・・。実は、周回に入ってから単独でスリップして落車をしてしまいました。今思うと、タイアウトの時間を気にして焦っていたのかもしれません。

問)怪我と精神的ダメージは?
初川)擦過傷です。今日は、天気が悪く、気温も低かったのですが、それでも沢山の方が沿道で声援を送ってくれました。「愛三頑張れ!」との声援もあって、怪我も焦りも吹き飛ぶくらいのチカラをいただきました。皆さんのおかげでフィニッシュまでたどり着けたと思います。

問)明日に向けて
初川)調子は悪くないのと、パワーメーターの数値は、今までで一番いいほどなのです。最終日までプロの走り方を学び、しっかり集団にも食らいつけるように走りたいです。一人でも多くの方に良い走りが見せられるように、明日も精一杯頑張ります。

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悪天候、気温の低い中での厳しいコースでのレースとなった、熊本阿蘇ステージ。
観客の方にとっても悪条件の中、選手のコメントにもある通り、沢山の方々の応援が本当にチカラになったようです。

遠くから駆けつけてくださった方、地元開催で初めて自転車ロードレースを見た方、現地へは行けずとも配信で応援してくださった方、本当にありがとうございました。。

明日の第3ステージは「大分ステージ」。
愛三工業レーシングチームへ!自転車ロードレースへ!沢山の応援を、よろしくお願いします。

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