REPORT

6/2 19thツアー・オブ・ジャパン 第5ステージ レポート

6/2(木)
Tour of Japan 5th Stage(南信州ステージ) 123km

本日はTour of Japan5日目となる南信州ステージが行われた。このステージは例年激しい展開が繰り広げられ、総合上位を目指す上でミスの許されない1日となる。今日から総合をかけた戦いが本格化するということもあってスタート前の選手からは緊張感が伺えた。

愛三工業レーシングチームはこの日、前半からの攻撃に平塚、早川で対応しつつ総合で上位につけている伊藤、中根、を後半の勝負所まで温存するよう指示し、綾部には伊藤、中根のアシストをメインに動いてもらうこととした。

レースはスタートから常にハイペースの状態が続き、アタックが幾度となく繰り返される。全行程の3分の1が過ぎるまでこの展開がつづき、チームとしても苦しい時間が続いたが、4名のエスケープグループが形成されたことにより、一旦メイン集団は落ち着きを取り戻す。

先頭の4名の中には昨年の富士ステージで優勝しているエマミ(イラン)選手が入っていたため、リーダーチームであるタブリーツ(イラン)も警戒を強めたか、小さいタイム差でコントロールを始める。しかし、先頭の協調体制は長く続かず集団に吸収されてしまうが、カウンターでブリヂストンの内間選手が単独でエスケープを開始する展開に変わる。

先頭1名とのタイム差は最大3分強にまで広がり、逃げ切りの可能性もみえてきていたが
、山岳に強いイラン勢が後半の2周回で一気に動きを見せ、差をみるみる縮めていく。この動きで30名強にまで集団が絞られるが、ここに伊藤、中根、早川が粘りの走りで食らいつく。

ラスト700m地点では、このメイン集団は先頭1名を吸収し、集団ゴールスプリントへむかう。スプリントは中根が果敢に挑んだが、一歩およばず11位でのフィニッシュとなった。また、伊藤、早川もこのメイン集団でフィニッシュし、翌日の総合争いに可能性を残した。

明日はいよいよ最大の山場である富士ステージである。難しいステージではあるが、最大限のチャレンジをし、総合上位を目指したい。

Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA

20160602TOJ_5_S-157.jpg

Tour of Japan Stage5 Result.pdf

大会特設ページ→ Tour of Japan 2016|ツアー・オブ・ジャパン

コメントする