REPORT

ツアーオブタイランド Race Report stage3

4月1日から6日まで開催の「ツアーオブタイランド(UCI AsiaTour 2.2)」
本日第3ステージが行なわれました。
今日は距離はそこそこあり、山岳ポイントが一箇所というレイアウト。気温も相変わらず高く、熱帯地域で連戦に挑んできた愛三レーシングも国が変われば走りと環境との両方で戦わなければならず、決してそれは慣れればこなせるというものではありません。
今日は見事別府匠選手が山岳ジャージを獲得しました。チームの作戦がしっかりと実行できることが一番意味があります。その辺りを含めレース内容を見ていきたいと思います。
現地の田中光輝監督から第3ステージリポートです。


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4月3日(土) stage3   171.1km


今日はスタート前にチームマネージャーのミーティングがあり補給についての注意事項と今日のステージの距離変更(173.1kmから171.1km)が伝えられた。
午前10時にパレードスタート。1.4kmパレード走行して、いすゞディーラー前で正式スタートが切られた。
スタートして直ぐ愛三レーシング 別府匠を含む6人の逃げグループが形成された。内訳は、BSアンカー普久原選手、日本ナショナルチーム内間選手、カスタム サイクリングAgung SAHBANA 選手、ウズベキスタンYusup ABREKOV 選手、タイランドPhuchong SAI-UDOMSIN 選手と匠の6名)。


今回のレースで匠のポジションは「サブエース」でもある。今日のステージは山岳ポイントが1箇所のみ。そこを1位で通過すれば山岳ジャージを獲得出来るということで匠には山岳ポイントを狙ってもらった。
逃げの6名はそのまま山岳ポイント区間に入り山岳ポイントまで残り1kmで匠がスパート。タイランドの選手が追い上げてきたが匠は1位通過し山岳ジャージを手に入れた。
この6名は山岳ポイントを過ぎてもそのまま逃げ続けメイン集団とのタイム差も最大で5分30秒ほど開いた。メイン集団はリーダーチームのJelly Belly チームがコントロールしていたが、連日の暑さもあってかアシスト勢が崩壊し、次に個人総合順位が良いMedscheme Cycling とGiant Asia のアシスト選手がメイン集団をコントロールする。


6名の逃げグループは残り15kmで3名になる。匠はここで逃げグループから離れた。この3名は残り3kmを切ったところでメイン集団に吸収され、集団のゴールスプリントへ。
今回のエース品川真寛は福田真平と連携しゴールスプリントをかけたが、後ろから他チームの選手に追突され(落車は無かった)14位でフィニッシュとなった。


今日は匠が前日のミーティング通り山岳ジャージを獲得出来たので良かったです。品川もまだ不運が続きますが少しずつ真平との連携も繋がりつつあるので、あと3ステージでステージ3位以内(UCIポイントの獲得)の結果を出し匠の山岳ジャージが最後まで着用して終われるよう頑張ります。
明日の第4ステージは今大会最長距離の207.3kmです。


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