REPORT

ツールドランカウイ 監督Report stage4(写真満載!)

3月1日から7日まで開催中の「ツール・ド・ランカウイ2010(UCI2.HC)」。
本日第4ステージが行なわれました。
速報でもお伝えしたとおり、本日の第4ステージで全日本チャンピオン 愛三工業レーシング 西谷泰治選手が見事ステージ優勝を飾りました。発射台を務めた盛 一大選手もスタージ4位となり、これまでの3ステージで実らせたかったゴール前の連携を鮮やかに決め、勝利をものにしました。
うまく行かないことのほうがずっと多い勝負の世界。
ひとつの失敗や無念を次ぎに生かし信念を貫き勝利する、その前向きな姿は応援する側にも大きな力をくれます。


この「ツール・ド・ランカウイ」は、これまでアジアツアーを主戦場に戦ってきた愛三レーシングにとって念願のレースです。全日本チャンピオンをエース置き、全日本チャンピオンがハイレベルの戦いで勝利することの意味。
チームにとっても、日本のロードレースにとっても、意味のある一勝になったのではないでしょうか?


もちろん、まだステージは続きますし、シーズンは始まったばかり。勝利のその裏側で反省や次への課題も生まれています。選手もスタッフも明日の戦いに向けて気を引き締め、前に向かって準備を整えています。
現地から届いた田中光輝監督のリポートです。(photo: Yufta OMATA)


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3月4日(木) stage4 163.5km


~レース前の様子~


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鈴木謙一選手
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盛 一大選手
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品川真寛選手
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西谷泰治選手
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~出走サイン~


盛選手
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別府匠選手
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綾部勇成キャプテン
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鈴木選手
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西谷選手
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品川選手
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~レース ~


西谷がステージ優勝しました。チームの目標が達成出来、大変嬉しく思います。第4ステージ、今日も朝ホテルを7時45分に出発して約80キロ離れたスタート地点Mersing という町まで移動しました。やっぱり朝早くのスタート前移動は辛いです。
昨日のレポートに書き忘れましたが、昨日のステージで品川が落車に巻き込まれましたが怪我も大したことなく、今日のステージも元気に出走しました。


第4ステージ、朝10時にパレードスタート(7.1キロ)しました。
いつものように0キロ地点を過ぎてからすぐアタックが開始される。今日は西谷自らが7人の逃げグループに入った。西谷自身の調子をみるうえで。その逃げは10キロ地点で吸収された。
今日のステージは、集団ゴールスプリントに持ち込む展開とした。
それは、第1~3ステージまでで、メイン集団が容認する逃げグループの人数が3人以下であること。3人以下でも、第2ステージのような良いメンバーでタイム差を広げられると逃げ切らてしまうため逃げるメンバーも選別される。
愛三チームとしては、10人~20人ほどのメンバーに西谷とアシスト選手を入れて、ゴールまで逃げきりステージ優勝する戦略も1つだったが、この戦略では勝率が低いため。


スタートして30キロ付近で2名の選手がメイン集団から抜け出す。Silvere Ackerman 選手(Vorarlberg-Corratec)とFallanie Ali 選手(Malaysia-national)。メイン集団はこの逃げを容認し、最大4分30秒差まで広がった。
2選手の逃げは残り20キロ付近でFallanie Ali 選手が離れ、Silvere Ackerman 選手1名に。この1選手の逃げも残り7キロ付近で吸収され、そのまま集団でのゴールスプリントへ。
愛三チームは、第3ステージまでの失敗を活かして列車を組み、昨日のステージも良いスピード力を見せた盛が、最後500メートルで全開にスピードを上げ、盛の後ろで構えていた西谷がラストスパート!第4ステージのWinner となりました。


今日は本当に選手たちはよく走ってくれました。チーム力の勝利でした。
6人の選手とそれを支えてくれた4人のスタッフに「ステージ優勝、おめでとう!そして、ありがとう!」と心から祝福したいです。


まだ、残り3ステージあります。明日の第5ステージもステージ優勝を狙って頑張ります。第5ステージは、Muar からPort Dickson までの111.5キロです。明日から愛三ファンの方々が応援に来てくださいます。スタート地点でお会い出来ることを楽しみにしております。では。


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~ゴール後の風景~


アシストした仲間とともに
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勝利をかみしめる
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全日本チャンピオン その白いジャージの重みと勝利の重み
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発射台となった盛選手も笑顔
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チームの勝利に貢献したアシスト達。しかしスゴイ日焼けです・・・
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表彰に向かう西谷選手
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これから立つのは表彰台の一番上
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田中監督と抱き合う
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お互いの健闘を称え握手を交わす 
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表彰式
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思わずこぼれる笑顔
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西谷選手の記者会見
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ディアサポでもお馴染みのNana さん。チームの素顔に迫るリポートをはじめ、あらゆる面で支えてくれます。チームカーのスタッフは決してゴールシーンが見られない。だからこそ表彰式に付き添うときは感慨も深いのです。


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通訳もNana さんの仕事。今日は格別だったことでしょう!
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どんな問いが・・・?
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メダルを掲げて
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コメント(1)

おめでとうございます!
凄いすごい!!
全日本トラックチャンプを発射台に、全日本ロードチャンプが優勝とは。素晴らしい布陣。
これからも活躍期待してます!!

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