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いよいよ始まる 初戦ツール・ド・ランカウイ2010

広報担当 ハシモトです。
仕事も落ち着いてやっと今シーズンに向けて気持ちも切り替えられたので、久しぶりに自分の言葉でディアサポーターを書こうかなと思います。


いよいよ3月1日から、愛三レーシングの主戦場「UCI アジアツアー」の中でも最高峰のステージレースとなる「ツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)」がスタートします。


愛三レーシングは、2006年のUCI コンチネンタル登録から戦いの場をアジアツアーに置き、各国を転戦しながらチームのレベルアップ、UCI ポイントの獲得に力を入れてきました。
2007年からアジアツアーでのレース数も増え、昨年前半はほとんど日本にいることがないくらいのスケジュールをこなしていました。
日本チームとして、日本国内で開催されるレースで走りを見ていただけないのは心苦しいですが、愛三レーシングはチームとしてアジアでの活躍が世界に繋がるルートのひとつとなりうる、という開拓の意味も込めて、信念を貫きながら戦い続けています。


そんな中実現した今回の「ツール・ド・ランカウイ」への単独出場。日本代表でもなく「愛三工業レーシングチーム」として初の出場を決めました。
大会15年の歴史の中でジャパンナショナルチームとしてこのランカウイに参加した選手も(現在の田中監督を含め)、スタッフもいますが、愛三レーシングとしてこの大会に挑むことは、とても大きな意味があります。


これまでチームは強さへの解釈を幅広く長い意味で捉え、レースごとにエースを変え、様々なタイプのレースに対する戦力の底上げをするためにチャレンジを続けてきました。
不況の現代、また企業スポーツの在り方が問われる今、長い目でチームをじっくりと強く育てていくことはできるようでできない試みだと思います。勝つことが全ての世界の中で、企業スポーツチームである限り結果を出し、存在意義を高めることが絶対条件です。その前提の上に先を見据えながら戦うことにあえて挑み続けてきた。


エース(現全日本チャンピオン 西谷泰治)の強さもさることながら、アシストし時にエースも務めることになる所属選手たちも、常に愛三レーシングという「チーム」で、スタートからゴールまでの戦略を常に練りながら、レースのタイプに対する走りと役割を見極めながら走ってきました。


「ロードレースはチーム戦」といいますが、私はいつも見ていて<チームで走り勝つ>ということは本当に難しいことで、本当に皆が強くなければそれは実行できないんだなぁと思ってます。
愛三レーシングは、アジアツアーで戦いながらそれを身に付けてきました。成功することも失敗することもありますが、その志に触れるたびに、前を上を向いて常にトライし続けることの大切さを思います。そしてそれが実り、勝利する瞬間が本当に価値のある素晴らしいことなのだと思います。


これまでの成果が今回のランカウイ出場に繋がったのだと思います。
だから、とても楽しみにしています。


今回のランカウイではチームは大会開催前に現地入りをし、暑さに慣れること・初戦への最終調整のためトレーニングに励んできました。
初戦ということで気負いもあるかもしれませんが、きっと彼らなら生き生きと走ってくれることでしょう。今できることをしっかりとやり終えた今は、レースを待つばかりです。
また応援する側へのアプローチとして、今回ツールドランカウイ観戦ツアーも実現し、内外からの支援によって、準備が整いました。


最高のコンディションで選手、スタッフがパフォーマンスを発揮してくれることを願うのみです。
さあいよいよ始まります。
ファンの皆さん、2010年も応援宜しくお願いします。
一緒に感動を喜びを分かち合いましょう。
このサイトで今年もチームの今を伝えていきますので楽しみにしていてくださいね。


シクロワイアードさんでもランカウイの記事が書かれましたのでぜひ読んでみてください。この記事を書いたYufta さんが今回愛三レーシングを中心に「ツール・ド・ランカウイ2010」を伝えてくれます。
もちろん、田中監督のリポート、Nana さんのスタッフリポートも掲載していきますので楽しみにしていてくださいね!

コメント(1)

おっしゃるとおりですね。チームプレゼンに行って感じましたが、このような企業としてのバックアップはなかなかできないことだし、
(自転車用品関連企業なら、即、知名度アップや製品テストで利益につながるでしょうけど・・。)
それに応えるために私たちが日本でテレビで見たり、気楽に観戦に行ける場所のレース以外にも積極的に参加し、成果をあげていくのも簡単でないことでしょう。

それでもなおかつ、チャレンジするのは、”スポーツ文化への貢献”みたいな部分が大きい気がします。

そういった”志の高い”ものの存在は人の心を打ちます。

日本初のツールドランカウイ単独参加、パイオニアとして存在をアピールしてきてください。応援しています!!!

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