旧サポーターズブログの記事

◆2008年シーズンを前にあらためて

「とりあえずワンシーズン」
それを自分の目標に
このサポーターズブログを続けてきました。

なにかを表現したり伝えたりすることは
とても難しいけれど、やりがいのある仕事です。

本業でそれをイヤというほど経験しているからこそ
第三者の目で、自分にとって魅力あるものを
心から楽しみながら表現し伝えられることは、純粋に嬉しいことです。

寝不足でも、へっっちゃらです。(たまにやばいけどね)

だからこのサポーターズブログは
自分だけの表現で、自分だけが感じた思いを表す場として
とりあえずワンシーズン、続けてきました。

家庭の事情もあってあんまりレース会場にはいけないけど
大きなレースには行かせて貰ってるので
他のチームの選手などともお話できるようになり
なんだか、「アイサンの広報の人」みたいになってます。

でもここでごめんなさい。
私、広報かもしれないけど、広報の人ではないのですよね。
(いまさら言う???)


持論ですが
「広報」っていうのは、「おまけ」って思ってます。

やり方次第で色々な効果を生み出す。
でもお金もかかる。アイデアも。
だけどやらなくても、出来事は動いていく。
おまけ、って言い方悪いかもしれんけど、やっぱりそう思う。

特にこのブログに関しては
チームの公式HPがあるわけで
定期的に義務的に更新するわけでもないわけで
やっぱり「おまけ」なんですわ。

もちろん書くことには責任も大きく感じているし
写真も文章も、チームや選手のイメージを壊すようなことはしないとか
有益な情報を載せる、とかしているつもりですが。

・・・

公式HPに協力しながら、
このブログはそのこぼれ話だったり
そういう類のものを載せる「おまけ」。
それで機能すればいいと思ってたの、最初は。

でもやっていくうちに、自分の中でこのおまけ感が
どういうわけか違う方向に向かってきました。

幸い、このつたないブログの存在を広く知っていただく機会も増え
きていただける方もかなり増えてきました。

純粋にアイサンを応援してくださる方もいますし、
日本のレースシーンを応援するファンとして
アイサンというチームの動向を見守ってくださる方、
気まぐれにのぞきにきてくださった方もいれば、
写真など見てくださる方、いろんな方がいらっしゃいます。

ありがたいことです。

もともと、
アイサンレーシングチーム、という存在と魅力を広く知って欲しいという目的で
何かできることはないかと思い、
チームにも了解を頂いて始めたブログです。

そのスタートから、
自分なりにここでチームの今を表現してきましたが
やればやるほど、自分だけの表現で取材の仕方で
彼らの姿を伝えたいと思えてきました。

今、ここは「おまけ」。
だけど、おまけに魅力があれば
もっと「商品の価値」に多くの人が気がついてくれるんじゃないか。
そんなことを思い始めてます。

魅力あるおまけを、どう作り出すか。
それはやっぱり、ニーズに寄り添って、声に耳を傾け
そして自分自身が、楽しみ喜びを感じることだと思います。

・・・

自分の中心、自分の芯がある人間ほど、魅力的で人を惹きつける。
自転車の世界に出会って一番感じた思いです。

自分の人生って、
そういう「自分が何をしたいか、何をすべきか」が
本当は一番重要で、それがなければ志も目標も、
何もかも意味をなくすんだよなって。

勝負という分かりやすい世界に身を置くからこそ
その世界での生き方、考え方に揺ぎ無いものを持たなければ
ただ存在した、という存在だけで終わってしまうんじゃないでしょうか。

私が自転車を応援し始めたのは
「競技」という勝負の世界にいる中で
ちゃんとそういう信念を常に自分の中心にもって
それを競技の世界で勝負として全うしながらも
人として尊敬し、見習いたいって思える選手に出会えたからです。

ミーハーな部分のなくはないけど(笑)
それよりもっと、なんなら自分の人生観までも変えてくれた
そんな気がしてます。

ぼ〜っと生きてきたわけじゃないですけど
ちっぽけな私にも色んなことがありましたから
そんな自分に大いなる刺激を与えてもらったのです、やっぱり。

自分は自転車に乗らない(乗れない?)ことがほとんどだけど
乗っているからこそ見える自転車のシーンがあるように
私のような「人」に影響を受けて
だからこそその姿を表現してあげたい、応援してあげたい、
って思う人、両方があっていいんじゃないかって。


なんだか決意表明のようになってしまいましたが
そんな感じで、自転車の選手のチームの魅力を
伝えていけたらいいなと、思っています。

・・・

今季、チームの体制が変わり、
本当に「模索」というのがふさわしい、一年でした。

彼らは多くは語らないし、国内でのチームの認識のされ方から言ったら
模索、という言葉が当てはまるの?と思われる方もいるかも知れませんが
手探りで、チャレンジして、
様々な思い、経験、結果を生み出してきました。

選手自身も、チームも壁に当たったり、苦しい思いをした一年でした。

そんなシーズンを終え、
来季のアイサンは、新しいカラーを生み出そうとしています。

最もアイサンというチームは、
自転車メーカーでない会社が母体になっているので
存在自体が、ある種特殊に映る部分もあるように感じられているようですが。
(これは私個人の意見です)

2008年シーズンは
「アイサンだからこそ」のカラーを出して
また違った魅力として認識してもらえ、
応援してもらえるチームに育っていって欲しい。


皆さんの目にどんな風に映るのか、今から楽しみです。
そんなチームの今を、ここで自分なりにこれからも伝えていきます。

とりあえず、2008年シーズン。
来季も何卒よろしくお願いします!