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12/20 ツール・ド・スランゴール2019 第3ステージ レポート

2019年12月20日(金)
Tour de Selangor 2019 Stage 3 (90.1km)

本日はTour de Selangor 2019第3ステージがCYBERJAYA - BUKIT JUGRA間で行われた。コースは90kmとショートながらアップダウンの続く丘陵地帯を進み、最後は1km弱の山頂ゴールを控える常に油断ができないレイアウトとなっている。

チームとしては総合3位にジャンプアップしている渡邊の総合を死守しつつ、最後は集団からの勝負になることを想定した上で早川、住吉は完全アシストに徹し、岡本、大前、渡邊の3名をエースにステージ勝利を狙った。

レースはリーダーチームのサプラ(マレーシア)が今日も隙を伺えないほどの完璧なレース展開で有利に進めていく。その中、序盤に地元ローカルチームから3名飛び出しを成功させるが、リーダーチームは手綱を緩めることなくその差を1分前後で推移させてくる。この動きから今日もリーダーチームは集団ゴールに持ち込む意思があると予測されたため、チームとしては温存して最後の山頂ゴールに全てをかけることにした。

ゴール手前3kmで先行3名を全て吸収し、いよいよリーダーとの真っ向勝負の時を迎える。予定通り、早川、住吉のアシストを受けて渡邊、大前、岡本を先頭で解き放つ。大前が果敢に先行し、渡邊、岡本がこれに追従する形で登坂区間を突き進むが、リーダーもこの動きにしっかり反応し、隙を与えてくれない。

残り500mで大前が離脱し、渡邊、岡本の2名でリーダーに勝負を挑む。残り200mでリーダーの先行を許したものの、その後持ち直し岡本が4位、渡邊が5位とそれぞれ一桁台でのフィニッシュを果たした。

この結果で渡邊の個人総合3位を死守するとともに、岡本は5つポジションを上げ14位となった。

今日はここまで最強を誇るリーダーを抑え、ステージ勝利を果敢に狙ったがわずかに届かなかった。ただし、チーム全体の動きも洗練され、良い形で勝負を挑めたことはチームにとって良いニュースであった。

残り2日間となったが、スプリント勝負の可能性も未だ残されているので、最大限のチームワークを生かし最後までチャレンジしていきたい。

Text : Taiji NISHITANI
Photo : AISAN RACING TEAM

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