REPORT

4/1 The princes Maha Chakri Sirindhorn Cup Tour of Thailand 第1ステージ レポート

4/1(Fri)
Tour of Thailand Stage 1
Ubon Ratchathani - Mukdahan / Distance : 187km

本日はツアーオブタイランド第1ステージが行われ、愛三工業レーシングチームは昨年、一昨年と同大会総合2連覇を果たしている中島を中心に伊藤、早川、黒枝、原田の5名がスタートラインに並んだ。

この大会は例年アタックの応酬で人数が絞られるものの、総合成績は数秒差の争いになることが多く、サバイバルになりやすい。それは今年も例外ではなく、タフなレースが予想された。

初日は総合を狙う上で最も大事な日となるため、中盤に絞られるであろう集団に愛三工業レーシングチームから複数人送り込めるよう進め、レース後半でチームとして戦えるよう立ち回ることとした。

レースは午前9時にウボンラチャタニをスタート。リアルスタートから追い風の影響もあり、ハイペースで進むが決定的な動きは見られず70km以上にわたるアタック合戦が行われた。

80km地点でようやく決まったエスケープグループは21名。この中には中島、黒枝が入るが思うように差が広がっていかない。その後もメイン集団から追走の動きが入れ替わり立ち代わり行われいよいよサバイバル化の様相を呈し始める。

レース後半に差し掛かると、大きな追走グループが形成され、ここに伊藤、早川が入り先頭集団に追いつくことに成功。大きくなりすぎた先頭集団を嫌ってか、すぐさまカウンターアタックの応酬となりあっという間に6名のエスケープグループが形成され、ここに中島が加わる。

この時点で残り距離30km以上を残していたが、さらに絞り込みたいのか活発にアタックは続いて行くものの、中島は散発されるアタック全てを捌ききり、6名でのゴールスプリントに挑む。

残り200mで先行した中島はゴールぎりぎりの所でKSPOの選手に差し込まれ、惜しくも2位でゴールとなった。

ステージ優勝、リーダージャージ獲得が見えていただけに悔しい結果ではあったが、チーム一丸で中島を先頭集団に送り込めたことに手応えを感じることができた。また、中島は中間スプリントで1着通過を果たしており、2位と1点差でポイントリーダーを獲得することができた。

明日からもタフなレースが予想されるが、この調子を維持し総合優勝に向けて戦っていきたい。

Text : Taiji NISHITANI

TOTm2016 Results Stage 1.pdf

大会特設ページ→ Tour of Thailand 2016|ツアー・オブ・タイランド

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