REPORT

10/9 Tour de Singkarak 2015 Stage7 レポート

ツールドシンカラ2015 (UCI2.2)
10/9 7th Stage
Kantor Buapti Pasaman Barat - Lawang Adventure Park 124km

本日はツールドシンカラ第7ステージが行われた。翌日にカテゴリー1級の山頂ゴールを控えたこの日、各チームのステージ優勝を狙った動きが活発になるものと見られ、激しい展開が予想された。

愛三工業レーシングチームは体調不良の選手が回復しきれていない状況でチームとして機能させられないと判断し、メイン集団で全員完走を目指した。

レースはスタート直後の山岳(3級)から4名が抜けだし例によってピシュガマン(イラン)が集団コントロールで支配する形となり、集団はややばらけながらこの山頂を通過していく。ここでは数人がこぼれ始め、その中には早川も含まれていた。早川は前日からの体調不良に悩まされ、身体に力が入らない状態が続いていたこともあり次戦のためにリタイアも考えていたが、本人の熱意を尊重し、降ろされるまでは続行する決断をとる。

2回目の山岳ポイント(2級)にさしかかるころには先頭集団でもさらに振り落としがなされ
先頭は30名弱にまで絞られて行く。ここでは、同様に体調を崩していた中島が後方に下がるが、グルペット集団でゴールを目指す。伊藤、平塚は順調に先頭集団内で走行し、3回目の山岳(4級)もクリアし、残りのダウンヒル区間を慎重に下っていく。

この時点で先頭は4名の逃げから1名が抜け出す展開に変わり、集団との差は5分以上と逃げ切りが濃厚となった。ピシュガマンもこの日は無理に追い上げを計ることなく、この差を保ったままフィニッシュとなった。伊藤、平塚はこのメイン集団内でゴールし、中島もそのすぐ後方の第2グループでフィニッシュ。

早川は残念ながら行程半ばでタイムアウトとなり、この日でレースを終えることになった。

明日の第8ステージは山頂ゴールが設けられたコースで、総合を決める上で最後のレースとなる。残された中島、伊藤、平塚の3名での出走となるが、全力を尽くしたい。

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Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA

大会特設ページ→ Tour de Singkarak 2015|ツール・ド・シンカラ

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