REPORT

10/6 Tour de Singkarak 2015 Stage4 レポート

ツールドシンカラ2015 (UCI2.2)
10/6 4th Stage
Taman Segi Tiga - Kantor Bupati SolokSelatan 163.5km

本日はツールドシンカラ第4ステージが行われた。今大会唯一の超級山岳を控えたこの日、愛三工業レーシングチームはここまで山岳で強烈な強さを見せているイラン勢に食らい付き少人数に絞られた集団で勝負することを目標とした。

レースは序盤に設けられた4級山岳から激しくアタックが繰り返される。山頂通過時点では集団が一つだったものの、平坦区間に入ると1名のエスケープを容認。しかし、リーダーチームのピシュガマンが大逃げを許さず、2分差を保ったままいよいよ超級山岳に突入する。

山岳の入り口から非常に早いペースで引き続けられ、集団はあっという間に粉砕されてしまうが、伊藤、早川が先頭集団からは離れたものの懸命に追走をかけて行く。山頂通過後は先頭9名→追走3名→追走11名(伊藤、早川を含む)の順でレースが展開されていく。伊藤、早川を含む11名の追走集団は全員がローテーションに加わり、猛追をかけるが先頭のイラン勢との差は3分、4分と開いていき、次第に追走も疲労を見せ始め勢いを失ってしまう。

最後の3級山岳を越えたあたりでは、先頭とのタイム差は6分ほどに広がり、この時点で残り距離は13km程度ではあったものの、伊藤、早川は最後まで追走の手を緩める事はなかった。

結果的にこの日もイラン勢が上位でゴールし、タイム差に大きな溝を空けられてしまった。しかしながら、強力な彼らを相手に果敢に攻め、伊藤が14位、早川が17位でゴールしたことは山岳選手として大きく成長していると感じとれ、嬉しく思う。

明日、第5ステージもグランツールに匹敵するほど難易度の高いコースレイアウトが設定されているがここを一つの正念場としてとらえ、さらにチャレンジしていきたい。

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Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA

大会特設ページ→ Tour de Singkarak 2015|ツール・ド・シンカラ

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