REPORT

9/7 ツール・ド・イーストジャワ2014 第2ステージ リポート

Tour de East Java
Stage2
Museum Trowulan Mojokerto ‐ Hotel PCP Trawas Mojokerto
128.5km

ツールドイーストジャワ第2ステージはMojokertoの街を横断するようなレイアウトの山頂ゴールのステージで、ゴールまで15km標高約950mまで上る厳しいステージ。

前日に話し合った作戦では中島康晴がリーダージャージを着ているが、イラン人選手たちが強力なためチームの中から逃げに入れることも視野に入れて、平坦と上りで分担して行くように話をした。

しかしながらレースがスタートすると前日の疲労もあるため、コントロールして正攻法でいくことに切り替える。インドネシア人選手2名逃げたので、後続は西谷と盛でメインでコントロールをする。

先頭はあまりペースが速くないので2分程でコントロールしていたが、スプリントポイントが終わったあとも同じペースのままで吸収。そして上り口で西谷が仕事を終え、山で勝負をする中根と中島のために盛・綾部でペースを作る。そしてペースが上がりきるとイラン人選手たちの攻撃が始まり、先頭は一気に8名程に絞られる。タブリーズペトロケミカル3名、ピシュガマン(イラン)3名、CCN1名、そして愛三から中根。中根は彼らのハイペースに食らいつき、そのうちにピシュガマンの3名が脱落、タブリーズ1名とCCNも脱落して、先頭はタブリーズ2名と中根のみになる。そしてタブリーズのもう1人も遅れ始め、先頭はタブリーズのミズバニ選手と中根。ステージ優勝も可能性も見えてくる。しかし中根は痙攣を起こして少し遅れてしまい、残り5kmの下り区間で後続からタブリーズとCCNの2名に追いつかれる。中根はそこからも遅れかけるが、再び踏み直して追いつき、さらに1名を捲くってステージ3位でフィニッシュした。強力なイラン人選手を相手に大健闘をした。そしてリーダージャージを着た中島もステージ10位でフィニッシュして、個人総合7位で終えることができた。

最終的には中根がステージ3位と山岳賞3位、中島が個人総合ポイント賞1位と個人総合時間7位で終えることができた。これによりUCIポイントをチームとして20ポイント獲得することができた。

今回のレースは2日間と短い期間のレースでしたが、ポイント獲得に集中してチームでまとまってレースを展開できたことで、よい結果を残すことに反映できた。アシストとエースでしっかり役割分担をして各々が責任感を持って走ることで、1人で走るよりも大きなパフォーマンスを引き出すことができる。それがよく見えたレースになりました。

この勢いのまま次回のツール・ド・北海道(UCI 2.2)でも、UCIポイントを獲得できるようチーム一丸となって頑張ります。
今後とも応援よろしくお願いします!

Text : Takumi BEPPU

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