REPORT

2/26 ツール・ド・ランカウイ2013 第6ステージ レポート

Tour de Langkawi 2013
Stage6
Mentakab - Kuantan
217.5km

ツールドランカウイは6日目に入りました。今日は今大会最長距離の217.5km。しかもゲンティンハイランドの直後のステージなので、総合系の選手は山でつけた差があっても気が抜けないステージ。

そして実際その心配は現実のものになり、今日はスタートからアタックの繰り返しで一向にペースが落ちず、かなりのハイペースでレースが進んでいく。そして逃げが捕まると同時に再びアタックがかかり、何度もプロツアーやプロコンが多く含まれる10人強の逃げが決まる。

愛三工業レーシングからは2回目の16人の逃げには伊藤 雅和が乗る。総合上位を多く含み、かなり総合逆転の可能性が高かったが、チーム内で3番目に総合のよい選手を乗せていたチーム総合狙い?のMTNクベカの追撃で敢えなく吸収。このあたりからNippoのコントロールにMTNクベカが加わる。

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補給をとる福田 真平

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雨の中走る選手たち

レース後半から激しい雨が降り出し、路面にも水が浮いて深い水の中を走っている状態になる。そんな中決定的な16人の逃げが決まり、中島 康晴が乗ることに成功。16人は決まった瞬間に2分11秒の差をつけて一時は最後まで逃げ切れるかと思わせたが、NippoとMTNクベカの引きでだんだんとタイム差が詰まっていく。そしてラスト10kmで先頭集団からブランコサイクリングのTomas Leezers選手が独走して、そのままゴール。その後ろは4名の追走になり、中島も反応はしたもののそこに入ることはできなかった。そしてその4名以降は集団に飲み込まれて集団スプリントに。愛三は西谷が12位、盛が14位、福田が16位でゴールし、チームステージ成績をブランコサイクリング、オリカ・グリーンエッジに次いで3位になった。

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路上に車の車輪も半分埋まるくらいの水がたまっていた

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雨の中積極的に攻める中島 康晴

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中島 康晴

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雨の中のゴールスプリント。集団内で6位、8位の西谷 泰治と盛 一大

今日は中島、伊藤が逃げに乗ることができ、さらにスプリントでは西谷、盛、福田がよい位置でゴールすることができた。明日からのレースもこのような展開が予想されるので、ひとつひとつのチャンスをものにできるように、チームの中ので役割分担の中で各自のパフォーマンスを発揮することを目標にしていきたい。

明日のステージは今日ゴールしたKuantanからDungunまでの149.8km。
引き続き応援よろしくお願いします。

Text. Takumi BEPPU

→ツールドランカウイ2013 第6ステージ リザルト

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