REPORT

4/14 ツールドフィリピン2012 第1ステージ リポート

Tour de Filipinas 2012

Stage1
Sta. Ana - Tuguegarao
155.75km

ツールドフィリピン第1ステージはフィリピン北端の街Sta. Anaから最北端の空港のある街Tuguegaraoまでの155.75km。

愛三工業レーシングとして初めてのフィリピンでのレースになりました。今回はインターナショナルチームが11チーム、フィリピンのローカルチームが5チームの参加。愛三レーシングのメンバーは綾部 勇成、鈴木 謙一、そしてタイから引き続き福田 真平、伊藤 雅和、木守 望の若手主体のチームで望みました。作戦は逃げでもスプリントでも対応ができるので、その状況によって得意な選手が着を狙うこと。そしてそのまま個人総合時間も目指しました。

レースは10kmの起伏の激しい(!)ニュートラル区間を抜けてスタート。スタートからアタックが頻繁にかかります。序盤は鈴木・木守が乗った逃げができるが、トレンガヌチームが乗っていなかったので、組織的に引いて吸収。そうすると再び24人の逃げが決まり、そこに福田・伊藤が入る。

その時には集団はかなりばらけていて、全部で4つの集団になり、先頭に福田・伊藤、追走に鈴木、さらに追走、そして綾部・木守の入ったグルペットという状況。

その後鈴木が先頭に追いつき、愛三は先頭に3人の選手を乗せたことになったのですが、そこからが地獄の始まりで、ラジオツアーから先頭に逃げている選手の番号は聞こえてこない、選手は手を上げてもラジオからゼッケン・チーム名などを呼ばれない、そのためにチームカーが前に上がれないなど数多くのイレギュラーが発生しました。。

それらの問題のため選手にボトルを十分に渡すことができず、鈴木・福田・伊藤の3選手は残り30kmを極度の脱水状態で走ることなり、ゴールする頃にはで声が出なかったり、気分が悪い状態に陥ってしまいました。優勝は地元フィリピンのRendole選手。追走集団に3分30秒近い差をつけた10人の逃げを制して優勝し、総合でも後続に大きな差をつけています。

今日は作戦の通りに先頭に3人が入るなど要所要所いいところがありましたが、トラブルなどで選手たちに補給を十分に渡すことができなかったのが悔やまれます。そのせいで後半の動きが悪くなり10人の逃げを許してしまいました。しかしながら暑さ以外の部分で選手たちの調子はよいので、明日の作戦も今日と同じスタンスで逃げ、スプリントを狙い、チームに1ポイントでも多くのUCIポイントをとって、アピールをしてきたいと思います。

Text. Takumi Beppu

ツールドフィリピン
第1ステージ 結果
1, Oscar Rendole (MAM) 3:44:40
...
38. Masakazu Ito +4:20
45. Shimpei Fukuda +4:20
52. Kenichi Suzuki +4:20
66. Takeaki Ayabe +11:30
67. Nozomu Kimori +11:30

Start 77/Finish 75

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