REPORT

ツール・ド・おきなわ2010 stage2 品川st7位、総合5位フィニッシュ

11月13日(土)・14日(日)の2日間沖縄県で開催される「ツール・ド・おきなわ(UCI2.2)」。初日個人TTで品川選手が2位と幸先の良いスタートを切った愛三レーシング。2日目の今日は210kmのロングステージが行なわれました。

早朝6時45分にスタートし午後0時30分頃まで走り続けた選手たち。今年はコースが伸び「過酷」との声も多かっただけに、レース展開が読めない熾烈な争いとなりました。210kmの争いを制したのは、クムサン・ジンセン・アジアの福島晋一選手。愛三レーシングチームは初日好調だった品川真寛選手がステージ7位に入り、総合5位をチーム最高位に今シーズンを終えました。田中監督のレースリポートをお伝えします。


ツール・ド・おきなわ2010(UCI2.2) 第2ステージ(210km)

昨日の雨は止み曇り空が広がる中、朝6時45分にツール・ド・おきなわ第2ステージがスタートした。
今回は途中のスプリントポイントやゴールのボーナスタイムが無いため、レース後半にかけ逃げの展開に必ずなると想定して挑んだ。
第1ステージ2位、総合2位につけている品川真寛は、最低でも先頭集団でタイム差無しでゴールすれば個人総合が2位、あるいはリーダーが先頭に残らなければ1位も見えてくるので、レース後半を見据えて走る。アシスト選手たちも後半に人数を多く残し有利に展開できるよう品川を助けならが走った。

前半に、飯野選手(シマノレーシング)、長沼選手(宇都宮ブリッツェン)、NORRIS Lachlan選手(ドラパックポルシェ)の3人が抜け出しタイム差は最大で14分40秒まで開いた。1回目の普久川ダムに向かう上りで、別府匠と早川朋宏でメイン集団のペースを上げる。その後他のチームも引き出し先頭とのタイム差が縮まりだした。先頭の3名を145km付近で吸収しそこからはアタックの応酬となる。メイン集団はどんどん人数が少なくなり、いよいよ後半の佳境へ。


180kmを過ぎて集団から7名の選手が抜け出し、そこからさらに4名の選手が抜け出した。昨年の優勝者である伊丹選手(ブリヂストンアンカー)と清水都貴選手(ブリヂストンアンカー)、佐野選手(Team NIPPO)、そして福島晋一選手(グムサン・ジンセン・アジア)だ。メイン集団は11名ほどになりここに愛三チームから品川と別府匠が入る。先頭4名とのタイム差は30秒ほど。しかしこれがなかなか縮まらない。
追いついて集団ゴールになればリーダーのPALMER Thomas選手が千切れていたため品川が個人総合1位になるチャンスであった。しかし4人はそのまま逃げ切り、最後は福島選手がスプリントを制し優勝、品川はステージ7位。個人総合は5位でフィニッシュした。

なお今回の沖縄では、テストライダーとして早川朋宏選手が愛三チームで走った。今日のステージでは、途中メイン集団から離れる場面もあったが諦めずに追いつき、最後まで愛三チームとして頑張って走ってくれた。今回1レースではあったが愛三チームで走った経験を活かし今後もどんどん飛躍していってくれればと思います。


「ツールドおきなわ」をもって愛三工業レーシングチームの2010年レーススケジュールが終了しました。今年は初戦の「ツール・ド・ランカウイ」でステージ優勝をする幸先良いスタートを切りましたが、その後がなかなか続きませんでした。来年も1月に開催となった「ツール・ド・ランカウイ」が愛三チームの開幕戦になります。今年の反省点も踏まえて、今年以上に勝ち星が挙げられるよう頑張ります。
今年一年間も暖かいご声援、本当にありがとうございました!


ツール・ド・おきなわ2010 第2ステージリザルト
1.福島晋一(クムサン・ジンセン・アジア)
2.伊丹健治(チームブリヂストンアンカー) 0:00
3.清水都貴(チームブリヂストンアンカー) 0:00
4.佐野淳哉(TEAM NIPPO) 0:00
5.宮澤崇史(TEAM NIPPO) 0:17
6.畑中勇介(シマノレーシング) 0:17
7.品川真寛(愛三工業レーシングチーム) 0:17
8.普久原奨(チームブリヂストンアンカー) 0:17
9.チュウ・ファン・シン(ジャイアントアジア) 0:17
10.真鍋和幸(マトリックスパワータグ・コラテック) 0:17

15.別府 匠(愛三工業レーシングチーム) 0:51
19.早川朋宏(愛三工業レーシングチーム) 1:02
27.福田真平(愛三工業レーシングチーム) 3:44
28.鈴木謙一(愛三工業レーシングチーム) 3:46


ツール・ド・おきなわ 個人総合時間
1.福島晋一(クムサン・ジンセン・アジア) 
2.伊丹健治(チームブリヂストン・アンカー) 0:03
3.佐野淳哉(TEAM NIPPO) 0:08
4.清水都貴(チームブリヂストン・アンカー) 0:10
5.品川真寛(愛三工業レーシングチーム) 0:16
6.吉田隼人(鹿屋体育大学) 0:18
7.宮澤崇史(TEAM NIPPO) 0:19
8.畑中勇介(シマノレーシング) 0:20
9.普久原奨(チームブリヂストン・アンカー) 0:21
10.真鍋和幸(マトリックスパワータグ・コラテック) 0:25

15.別府 匠(愛三工業レーシングチーム) 5h32m28s
18.早川朋宏(愛三工業レーシングチーム) 5h33m19s
26.福田真平(愛三工業レーシングチーム) 5h35m58s
27.鈴木謙一(愛三工業レーシングチーム) 5h34m29s

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