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ツアーオブハイナン2010 stage9 大会最長222.5kmは西谷5位が最高位

「ツアー・オブ・ハイナン2010(UCI 2.HC)」は昨日19日に最終第9ステージを終え全日程が終了しました。大会前からの洪水被害やレース期間中の豪雨など、とにかく天候に恵まれないレースとなり、中止や縮小など本来の予定と大幅な変更も多く見られました。

愛三レーシングは初参戦となったHCカテゴリーのハイナンで<ステージ一勝>を目標に戦ってきました。初日に盛選手が5位、2日目に西谷選手が2位に入り、最終日の昨日は西谷選手がステージ5位。健闘を見せていましたが結果として目標は達成できませんでした。
ほぼ毎日集団ゴールとなりスプリント合戦となった今回のハイナン。愛三レーシングは日々「勝利への形」を模索していたと思います。

今週末には同じHCカテゴリーにして国内最大のワンデーレース「ジャパンカップ」が開催されます。そして11月にはシーズンを締めくくる「ツールドおきなわ」も控えています。ハイナンでの悔しさや経験を最高の結果で返したいですね!引き続き応援よろしくお願いします。


ツアー・オブ・ハイナン2010 第9ステージリポート(222.5km)
photo:TANAKA Sonoko
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最終日は「普通」の天気に恵まれた
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スタッフの朝は早い


最終日の朝、和やかな中にも緊張感
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大会最長の222.5km。最後のステージが始まる
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今日最終ステージの朝は曇り空で、良い天気とは言えないがようやく雨に降られることなくレースが出来そうである。今日も予定通り10時にスタートした。222.5kmと最終ステージとしては長い距離。最初からアタックがかり5人の選手が抜け出したが12km地点で吸収された。
その後TEAM DIFFERDANGEのKAUPAS Vytautas選手、German KuotaのVAN RUITENBEEK Emmanuel選手の2人が抜け出しメイン集団との差を広げる。タイム差は最大で1分45秒開いた。メイン集団をコントロールするのは、ASTANAチームとKAZAKHSTAN NATIONALチーム。この逃げは100km付近で吸収された。


補給地点までは平坦区間
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またすぐ2人の選手が抜け出したが、1回目のスプリントポイント(113.4km)の前で吸収、集団でスプリントポイントを通過した。西谷はスプリントポイントを取りに行ったが、惜しくも4位通過でボーナスタイムを獲得することが出来なかった。

2回目のスプリントポイント(137.2km)を過ぎて2人の選手がメイン集団から抜け出す。メイン集団とのタイム差は最大3分10秒まで開いた。この逃げは2回目の山岳ポイント(194.8km)より前で吸収され、2回目の山岳は集団で入る。山岳ポイントを過ぎて盛がアタックし抜け出したが決まらなかった。このまま集団でゴールまで向かい、最後は集団のゴールスプリントへ。愛三チームはラインを組みゴールへ向かったが西谷は5位でフィニッシュとなった。


スプリントポイントを取りにいく西谷選手(右)
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レースもあとわずか。最後のスプリントに備える選手たち
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最終日を制したのはスキルのケニー選手。西谷は5位
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今大会、ステージ優勝は出来ませんでしたが、今後のレースに向けて各選手は得るものがありました。うまくいかなかった時こそ次に活かせる事が見出せると思います。今回それを得ることが出来ただけでも収穫がありました。また来年もこのツアー・オブ・ハイナンに出場して更なるレベルアップを計りたいと思います。
次のレースはジャパンカップです。優勝目指して頑張りますので応援よろしくお願いします。またジャパンカップ後の国内チーム合同パーティにも出席しますので、よろしければご参加ください。(田中光輝監督)


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ツアーオブハイナン 第9ステージ結果 
1.VAN HUMMEL Kenny (SKS)
2.KUDENTSOV Sergey (PSN)
3.MATA Enrique (FOT)
4.CELIS Vidal (FOT)
5.NISHITANI Taiji (Aisan Racing Team) 00:00

17.MORI Kazuhiro (Aisan Racing Team) 00:00
69.FUKUDA Simpei (Aisan Racing Team) 00:00
71.AYABE Takeaki (Aisan Racing Team) 00:00
87.SUZUKI Kenichi (Aisan Racing Team) 01:21


個人総合順位 最終成績
1.IGLINSKIY Valentin (AST)
2.WALKER Johnnie (FOT) 00:17
3. MARKOV Alexey (RUS) 00:18

14.NISHITANI Taiji (Aisan Racing Team) 00:33
18.MORI Kazuhiro (Aisan Racing Team) 00:42
29 AYABE Takeaki (Aisan Racing Team) 00:48 
45.FUKUDA Simpei (Aisan Racing Team) 03:02 
69.SUZUKI Kenichi (Aisan Racing Team) 05:37

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