REPORT

ジュラジャ・マレーシア Race Report stage5(最終日)

5月1日まで開催の「ジュラジャ・マレーシア(UCI AsiaTour 2.2)」。
5月1日は最終日第5ステージが行なわれました。第4ステージまでトップから20秒遅れで総合2位につけていた愛三レーシング 別府匠選手。最終日のロングステージで逆転優勝を狙いチーム一丸となって戦いました。結果は速報でもお伝えしたとおり、逆転はならなかったものの総合2位をキープし大会を終えることができました。


〔総合優勝を狙い最後のステージに臨む愛三レーシング〕
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〔総合2位を死守し表彰台へ。UCI ポイントも獲得した〕
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最終日第5ステージは205.3kmのロングステージ。今日も天気が良く36℃くらいの暑さの中スタートした。序盤はペースが速く逃げては吸収するというパターンが繰り返されていた。
山岳ポイント前に6名の逃げグループが形成される。
内訳は、Le Tua Cycling の Mark O'BRIEN 選手、Vari Asr Kerman のZANGI ABADI Mohammad 選手、Polygon Sweet Nice の
FITRIANTO Hari 選手、Costoms Cycling Club の PRASETYA,P.Heksa 選手と WISAYA Endra 選手、Team Medscheme のWaylon WOOLCOCK 選手の6名。
この中で一番タイム差の少ない選手は、Waylon WOOLCOCK 選手の7分47秒遅れなのでこの逃げを容認する。メイン集団はリーダーチームのGIANT Asia Racing と愛三チームでコントロール。タイム差は3分前後となった。


先行するグループは、Costoms Cycling Club の2選手が脱落して4名となる。ラスト20kmを過ぎたところでメイン集団もペースアップし、先行する4選手はそのまま逃げ切られたが1分20秒遅れでメイン集団もゴールした。
これまで20秒遅れで総合2位となっていた別府匠は、愛三のアシスト4選手(品川真寛・鈴木謙一・松村光浩・福田真平)に守られ、最終日もメイン集団でゴール。タイム差は変わらず個人総合2位でこの大会を終えることが出来た。


先回のツアー・オブ・タイランドでは今回と同じメンバーで成績が残せなかったので、今大会は成績を出すことが求められた。そのプレッシャの中で、エース別府は自ら動き個人総合2位まで順位を上げていった。
優勝には届かなかったものの、アシスト選手たちも最後まで匠をしっかりサポートし個人総合2位で終えられたことはとても良かった。なお今回のレースでUCI アジアツアーポイントも30点獲得することができた。
次はチームとして久しぶりの国内での大会「ツアー・オブ・ジャパン」です。ご声援をよろしくお願いします。(田中光輝監督)


◆Jelajah Malaysia stage5 Result (第5ステージ順位)
1 O'BRIEN, Mark(L2A)  4:37:10
2 ZANGI ABADI, Mohammad(VAK)  +0:00:39
3 WOOLCOCK, Waylon(MED) +0:00:39
4 FITRIANTO, Hari*(PSN)  +0:00:39
5 MALCOLM, Lange(MED)  + 0:01:20

23 BEPPU, Takumi(AIS) + 0:01:20
45 SHINAGAWA, MASahiro(AIS) +0:01:20
57 FUKUDA, Shimpei (AIS)  + 0:01:20
77 MATSUMURA, Mitsuhiro(AIS)  +0:03:59
78 SUZUKI, Kenichi(AIS) +0:04:16


◆General classification after stage 5 (個人総合時間最終結果)
1 MCCANN, David(GNT) 18:56:40
2 BEPPU, Takumi(AIS)  +0:00:20
3 RUSLI, Amir Mustafa**(MAS) +0:01:01

19 FUKUDA, Shimpei(AIS) +0:07:19
38 SHINAGAWA, MASahiro(AIS) +0:10:15
67 SUZUKI, Kenichi(AIS) +0:21:43
68 MATSUMURA, Mitsuhiro(AIS)  +0:21:56


ジュラジャ・マレーシア特設ページもご覧下さい


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Jelajah Malaysia 2010 最終の第5ステージが無事に終了しました。
最終日にロングステージ、さらに別府選手が総合2位ということでスタート前はもっと緊張しているかと思いましたが皆良い緊張感の中にも冷静にリラックスしていました。


〔別府匠選手/Aisan Racing Team〕
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〔鈴木謙一選手/Aisan Racing Team〕
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〔福田真平選手/Aisan Racing Team〕
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〔松村光浩選手/Aisan Racing Team〕
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〔品川真寛選手/Aisan Racing Team〕
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〔まもなくスタート〕
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〔選手の後ろを走るチームカー順は総合順位で決まる。今日も2番目〕
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今日も32℃から40℃の暑いなかでのレースでしたが別府選手を支えるアシスト陣が補給を取りに来ました。補給を取りにきた選手とは必要があれば監督が指示を伝えたり集団の状況を確認したりするのですが、どの選手も今日は特に落ち着いて集中しているのを感じました。
今日も集団の前方でレースを進めたため、補給はいつも以上にできる限り多くのボトルを持って集団に戻っていきます。頼もしいアシスト陣です。


〔総合のかかるレースではアシスト選手がエースを全力でサポートする〕
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〔チームカーに下がる別府選手〕
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〔チームカーを駆る田中光輝監督〕
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〔総合にからむレースでは情報が欠かせないが無線のない中伝達手段は試行錯誤。この日は水に強いクリアファイルにメモをはさみ渡すことで選手に逃げの選手やタイム差を伝えた。〕
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パンクなどのメカトラブルもなく全員が無事にゴールしました。フィニッシュ後はどの選手も安堵感と達成感であふれていました。(スタッフ渡会菜々)


〔5日間のステージレースを終えて〕
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〔別府匠選手が総合2位となり表彰台へ〕
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