REPORT

ジュラジャ・マレーシア Race Report stage1

4月27日から5月1日まで開催の「ジュラジャ・マレーシア(UCI AsiaTour 2.2)」。本日4月27日は第1ステージ(192.4km)が行なわれました。


今年2回目のマレーシアです。前回のツール・ド・ランカウイに比べ曇っていることもあり涼しいです。晴れると暑いですが。
今日の第1ステージは、Kuala Selangor → Lumut までの 192.4km。
今回事前に出たステージマップからカテゴリー1級・2級の山岳があるレースだと認識していたが、記載が紛らわしく実際は高い山はないレース。平坦なコースレイアウトだが、予定通りエースは別府匠、サブエースは品川真寛で挑むこととした。
チームとしては「匠が勝つ」にはメイン集団から逃げてそこから抜け出して勝つパターン。集団ゴールだと難しいので、品川のゴールスプリントで勝負する。品川はまだ本調子ではないので、アシストの福田真平がゴールを狙うこともあり得る。


レースはスタートから松村光浩を含む10人くらいの逃げが決まるが捕まり、その後品川・鈴木謙一・松村を含む40人くらいの逃げが決まるがこれも捕まる。
約80km地点で福田真平を含む16人の逃げが決まる。この逃げグループの中には、ツアー・オブ・タイランドで一緒に走った南アフリカ Team Medscheme の選手2名と、GIANT Asia Racing の選手2名が含まれていた。ゴールまでの距離がありメイン集団には有力選手も残っていたため、あえて動かずメイン集団の様子を見る。
メイン集団は逃げグループに入っていないチームがコントロールするもタイム差が縮まらない。


〔序盤逃げに乗った松村光浩選手〕
Jelajah_malaysia_074


〔補給を受け取る鈴木謙一選手〕
Jelajah_malaysia_078


〔福田真平選手〕
Jelajah_malaysia_084


残り50kmを過ぎてメイン集団から、別府・品川を含む25人くらいの追走グループが形成される。追走グループは残り5kmで、福田を含む先頭から離れた選手を吸収。前にはまだ逃げの7名が先行している。
最後、ゴールギリギリで5名の選手を吸収したが2名には先行され、逃げ切った地元マレーシアの MAT AMIN Mohd Shahrul 選手がステージ優勝。別府匠は9位でゴールした。
個人総合はMAT AMIN Mohd Shahrul 選手で、別府は13位となっている。

明日の第2ステージは今日のゴール地点がスタートで205.2kmと今大会最長距離のステージ。今日の展開だと明日も逃げが決まるレースになりそうなので、逃げに入り抜け出して優勝と描くパターンが出来るよう頑張ります。(監督 田中光輝)


◆Jelajah Malaysia stage1 Result (第1ステージ順位)
1 Mohd Shahrul Mat Amin (Mas) Angkatan Tentera Malaysia Team 4:19:37
2 Ahmad Fallanie Ali (Mas) Wilayah Persekutuan State Team  +0:00:02
3 Amir Mustafa Rusli (Mas) Malaysian National Cycling Team  +0:00:14

9 Takumi Beppu (Jpn) Aisan Racing Team +0:00:14
27 Masahiro Shinagawa (Jpn) Aisan Racing Team +0:00:14
48 Shimpei Fukuda (Jpn) Aisan Racing Team  +0:03:45
83 Mitsuhiro Matsumura (Jpn) Aisan Racing Team +0:06:34
95 Kenichi Suzuki (Jpn) Aisan Racing Team  +0:06:40


◆General classification after stage 1 (個人総合時間)
1 Mohd Shahrul Mat Amin (Mas) Angkatan Tentera Malaysia Team 4:19:27
2 Ahmad Fallanie Ali (Mas) Wilayah Persekutuan State Team  +0:00:03
3 Amir Mustafa Rusli (Mas) Malaysian National Cycling Team  +0:00:20

13 Takumi Beppu (Jpn) Aisan Racing Team  +0:00:24
29 Masahiro Shinagawa (Jpn) Aisan Racing Team  
48 Shimpei Fukuda (Jpn) Aisan Racing Team  +0:03:55
83 Mitsuhiro Matsumura (Jpn) Aisan Racing Team  +0:06:44
95 Kenichi Suzuki (Jpn) Aisan Racing Team  +0:06:50


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Jelajah Malaysia 第1ステージが無事に終了しました。スタート時は曇り空で30℃を切るくらいの気温。昨年のジュラジャマレーシアの第1ステージと同じ街からのスタートでした。
最初は快適でしたがやはり常夏の国マレーシア。雲が切れて太陽が出てくればやはり暑い・・・です。35℃くらいまで気温は上がりました。初戦のランカウイや先日のタイで40℃オーバーを経験すると35℃が涼しいような気がしてしまうのが怖いところです。
そんな中選手は今日も元気にフィニッシュしました。


今日は先頭グループに福田真平選手が入りました。逃げのグループと集団のタイム差が1分以上離れてコミッセールが許可をすれば、チームカーは先頭にいる選手に補給を渡すため前へ行くことができます。
そして再度メイン集団に車を戻す際には、道路の端に停車して集団が通過するのを待ちます。
この写真は、福田選手に補給を渡しメイン集団が通過するときにタイム差を口頭で伝えながら写真を撮りました。愛三の選手が4人一緒に走っているのが分かると思います。この後の展開など作戦も話し合っていたのでしょうか。


〔集団内での4人(別府・品川・鈴木・松村)〕
Jelajah_malaysia_0874


明日もこちらの10時日本時間の11時スタートです。
チームは5人と1人少ない人数での戦いですが、タイから同じメンバーで来たこともあり一戦一戦よりよくなっていくと期待しています。応援よろしくお願いします。(スタッフ渡会菜々)

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