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JCT美麻ロードフォトリポート

8月23日(日)に長野県大町市で実業団レース(Jサイクルツアー)第8戦
大町美麻ロードが開催されました。
Jサイクルツアーは年間を通して開催される実業団のシリーズ戦で、TRと呼ばれる最高カテゴリーにエントリーされたチーム・選手で年間チャンピオンを競い合います。
愛三レーシングは主戦場をアジアツアー(UCIレース)におき、日本のUCIポイント獲得に貢献すべく積極的にレースを走っているため、スケジュールの兼ね合いで実業団レースへの参加が少ない状態です。
しかしながら、国内でまさに「自分の家の前でレースが行なわれる」という醍醐味を感じられるのが日本各地で開催される実業団レースの魅力。
ファンの皆さんに走りを見ていただきたいという思いは日本のチームとして常に持ち続けています!

今回の美麻ロードは、Jサイクルツアーの制度改革の取り組みとして、参加選手の人数制限を設けるなど「チーム同士の戦い」を意識し世界水準のレースを目指しています。愛三レーシングとしては、久しぶりのJサイクルツアー参戦となりました。

秋田でのタイムトライアル、広島でのロードレースと、今年2つの全日本チャンピオンジャージを獲得した愛三レーシング。美麻ロードは、土曜日がタイムトライアル、日曜日がロードレースと両方走ります。
ということは・・・2日間観戦すると盛選手のTTチャンピオンジャージ、西谷選手のロードチャンピオンジャージの2つが日本で一番早く見られるという美味しいレースだったんですね~。

しかしながらハシモトは土曜日に撮影に行けなかったため、盛選手の勇姿を撮ることができませんでした。ぜひシクロワイアードさんでご覧下さい!


では前置きが長くなりましたが、美麻ロードのフォトリポートをハシモト目線で今回もお伝えします!


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日曜日は2人のサポさんと一緒に美麻に参戦しました!
TRの前に開催されたBRのレースも観戦するため、愛知を出発したのは夜中の2時。ここからハシモトの男前ドライビングで長野県大町市を目指しました。しっかし!この3人、なんとまぁ計画性のないこと・・・。
ナビがあるのをいいことに、事前に場所をしっかり調べてくる人が誰もいない(笑)。「大体このへん」ってアバウトすぎる記憶を頼りにナビをセットするものの、古いからか「美麻」の場所がわかんないの。バカでしょ(笑)。

とりあえず高速に乗って近くなったらなんとかなるやろ?と携帯電話で地図とか調べつつスタート。長野県に入ってからコンビニで地図を調べたりして正確な場所をゲッツして再登録して・・・7時ごろに無事会場に到着できました。携帯がなければ長野県でさ迷ったあげくたどり着けずに、おやきとお蕎麦を食べて帰るところでした。携帯電話バンザイ!


あ、レースの話ですね・・・・。
今回一緒にいったサポさんは他のチームの補給のお手伝いという重要任務があったので、BRを観戦しながら撮影ポイントを決めたりとそれぞれに準備準備。


午前10時のスタートを前にTRの選手が宿からレース会場に集まってきます。愛三レーシングが会場に到着!レース前の独特のムードは久しぶり。小川村でのレースには出場していないので、自分も7月頭の新城以来です。


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レース前の様子です。
こ、これがチャンピオンジャージかぁ!!!西谷選手です。白が爽やか。


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6月の全日本前に無念の盲腸手術をした品川選手。それ以降体調を崩したりと本調子でなく、レースはなんと2ヶ月ぶり。
今日は200キロの長丁場で体調に不安もありながらも元気そうで安心。


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別府選手は初日のタイムトライアルで3位に入り総合圏内。
今日のエースです。


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あとでたくさんでてくるのでキャプテン足下だけ。ケンカ売ってませんよ?(笑)シューズは選手を見分ける大事なアイテムですからね!


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BRのときは曇り空でしたがこの頃にはかなり日差しが強く暑くなりそう。


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今回の美麻では、TRクラスにワイルドカードとしてTRでないチームも参戦していました。その中で今回ハシモトが個人的に注目したのが、中根GMの息子さんもエントリーされた西日本学生選抜チーム。
そしてこのチームの監督はなんと、元愛三レーシング選手の秋田さん!


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撮りますといったら作ってくれた「監督風」ショット(笑)
いやいや、これはポーズ。愛ある監督の下で走る若い選手の清清しさを感じました。どんどん成長していってほしいな!


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出走サインです。西谷選手。


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今回の美麻ロードはステージレースなので、初日のTTの結果でリーダージャージなど各賞ジャージがあります。10時スタートの前にはセレモニーがありジャージが与えられました。


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総合リーダーはTTを制したニッポ佐野選手。前回の小川村でも優勝し好調です。鮮やかな黄色いジャージを着用。似合うなぁ。


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盛選手、ケンケン選手、品川選手もスタンバイ。
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ケンケンさん。
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盛さんのアイウエアは、今日もまたステキです。
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スタートラインに並ぶ西谷選手。
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佐野選手と和やかムードの綾部選手。
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セレモニーの関係で5分遅れでレースがスタート。5時間の長丁場が始まります。


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目線をくれつつ・・・・☆がんばって!!!!


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スタート後はいつものとおり、コースを逆走して撮影場所を探しつつ歩きます。スタートゴールのところは日差しをさえぎるものゼロのカンカン照り。
しかし自然豊かな山の中は、心地よい風が吹き木々の息吹を感じられるまさに森林浴といった感じの癒しの空間でした。

ハシモトはレース中、コースの厳しさを肌で感じたいのでプレス申請しない限りいろいろ歩きまわって撮影します。美麻は初めてのコースなので心配でしたが、沿道で観戦する地元の方にお茶を呼ばれたり、帰り道の上り坂で地元のお母さんが「乗ってく?上まで連れてってあげるよー」って車に乗せてくれたりして。実業団レースはあったかいんだよね。
地元の方がレースを楽しんだり理解してくれているから一般道でレースができるんだなぁ、と改めて思います。


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蕎麦かな?
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ハシモトは行きと帰りで2回見られるポイントまで移動しました。ここでしばらく撮影です。あえて色味をかえてみました。遠かったから。


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2日目ロードは、1周12.6キロを16周回するコース。途中山岳ポイントも設けられていてアップダウンもあるレイアウトです。ステージレースなので前日のTTとのタイム差を意識した戦いとなります。総合1位の佐野選手から2位西薗選手(東京大)は13秒遅れ、3位別府選手は17秒遅れ。今日の結果で総合がガラリと入れ替わる可能性はかなり大きい。

レースは序盤に8人の逃げができ、ここに愛三からは綾部選手が入りました。シマノは3人と数を乗せていて各チーム1名ずつ乗っています。タイム差が広がりながらこのままレースがしばらく続いていきます。

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逃げの綾部選手。


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メイン集団。
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品川選手。
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西谷選手。
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メイン集団がやってくる。
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盛選手の姿。
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自然の中を駆けてくる、逃げ集団。
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綾部選手。
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メイン集団の中に別府選手。
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ケンケン選手。
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青空と緑に吸い込まれていくように。
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今回は地元長野の方で初めてロードレースを撮影する、という方がいてなんとな~く一緒に撮ってました。ご自身も去年から自転車に乗り始めたそうで、初対面なのに話が弾んでしまいました。レースってある程度ルールがわからないと撮影のポイントがつかめないし、とにかくスピードが速いので難しい。そんなことを選手がくる間お話したりして。

最後には地元の方が出してるブースで売られていた「おやき」を差し入れしてくださいまして・・・。あのときのおじさま、ありがとうでした!!色んな心がこもって美味しさ倍増でした。


綾部選手、まだ逃げ続けます!
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メイン集団で息を潜めているリーダー佐野選手。
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メイン集団内の別府選手。
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盛選手。
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この日の日差しはハンパなく、刺す!って感じでした。スタート・ゴール地点では補給が行なわれています。今日は補給がかなり重要になってくるでしょう。赤星マッサーがスタンバイ。


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西谷選手にボトルを渡す。
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先頭で逃げていた綾部選手が脱落した後、集団をペースアップし逃げとのタイム差を縮め始めたのは愛三レーシング。
先頭に列車を作ってガンガンタイム差をつめていきます。


残り3周回まで先頭集団で逃げた綾部選手。
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ブリッツェンと愛三が集団を引く。
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無線でやりとりする別府選手。左に西谷選手。
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メイン集団が逃げをとらえて振り出しになってからアタックがかかりバラバラに。残り2周から最周回はめまぐるしく展開していきます。


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最後のカーブでアタックする西谷選手。
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あっというまに目の前を通過していった。
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最周回に入る。各賞ジャージ、JTCリーダージャージが積極的に仕掛ける。
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ケンケン選手が残念ながらリタイア。序盤から逃げ続けた綾部選手も仕事を終えてレースをおります。残り4人になった愛三レーシングは、振り出しに戻したレースで別府選手の順位をひとつでもあげるために集団のペースをあげ、チームにとっていい展開にもっていったものの、ニッポ佐野選手が初日ステージ同様力強い走りをみせ、このステージでも逃げ切り優勝。完全総合優勝を果たしました。ちなみにゴールシーンは、バイクが(運良く)かぶってきたので撮る事ができませんでしたけどね。


品川選手。
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盛選手。
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佐野選手のゴールはなく、2位東京大西薗、3位チームマッサ伊勢、4位シマノレーシング野寺
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ゴールする別府選手。別府選手のリポートはブログをご覧下さい。
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昨年まで愛三に所属していたシマノレーシングの鈴木譲選手が何気に「アイサンのチーム力がすごかった」って書いてます。レースを見ていて自分も、愛三レーシングがレースで自分たちのしたい展開に持ち込む、という意味でのチーム力がコンスタントに発揮できるようになっているのを実感しました。アジアツアーで培ってきたものは着実にチームに帰ってきているという気がします。
最終的には「見える結果」が全てですが、そこにたどり着くまでに「見えない」結果を何度も積み重ねることはもの凄く大切だし、そんな簡単なことじゃないんだって思う。目指す目標がある限りチャレンジ、なんですよね。


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チームニッポ佐野選手が圧巻の総合優勝。初日TT2位に続き、ロードでも2位となった東京大学の西薗選手は今回でかなり注目度があがったのではないでしょうか?若い選手の活躍は嬉しいですね。総合3位にはシマノレーシング野寺選手でした。


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というわけで、美麻ロードのフォトリポートはこれで終わり。
長かったですね~ヒサシブリなんでいっぱい書いてしまいました。
何か伝わっていたら幸いです!
あと、気がついたか分かりませんが今回レンズが変わってます。
かなりいいです。お誕生日プレ最高~~~です☆

愛三レーシングの次のレースは、週末のシマノ鈴鹿です。こちらは選手全員が参戦します。昨年は愛三レーシングが周変わりで何度もアタックしてレースを盛り上げ、盛選手が100名の愛三ファンが見守る中見事優勝しました。今年はどんなレースになるのでしょうか?楽しみですね!
チームでは今年も愛三応援団を募集しています。
詳しくは「鈴鹿応援団募集」をご覧下さい!

コメント(2)

美麻は男前運転ありがとうございました。
前髪は、でら女子でしたよ♪(´艸`)
今回他チームの補給スタッフをして、愛三スタッフの凄さを知りました。特に選手が戻っと来た時の準備のよさとか。
私の前の前が愛三だったんですが、ボトル渡しの時に 赤星さんから補給をもらった愛三選手が私の真ん横を走り抜けていくんです。チームメートを見ていながらも視野には入っているんですが、
すごいスリリングで貴重な体験でした。
鈴鹿では愛三をおもいっきり応援します。
楽しみです♪(o^∀'o)b

由起さん

前髪女子のハシモトですw賛否両論のこのヘア~。
サポの皆さんに鈴鹿でなんていわれるか・・・心配だわ。
補給スタッフとして貴重な経験をできてヨカッタですね!
いつもと違う目線からレースに関わると、
また違った色々な凄さとか魅力が分かる気がします。
鈴鹿では純粋に応援を楽しんでくださいね!!!!

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