旧サポーターズブログの記事

【インフォ】オーストラリアの様子&ジョニーインタビュー

年もあけ、すっかり日常ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
皆さまにとって2008年も、充実した一年になりますよう
心から祈念いたします。
ちなみに橋本は、新年早々深夜残業でもう数日分働いた気分です(笑)

さて。
このブログでは新加入の選手インタビューを掲載しておりますが
チームは今、オーストラリアキャンプ中です。

向こうにいっている選手と昨日連絡がとれ
久しぶりにぐだぐだ〜と会話しました(笑)

海外と普通に通じ合える環境に改めて感謝ですねぇ。
オーストラリアは日本との時差はプラス2時間なので
そんなに気を遣うこともないので、よかったです。
ヨーロッパに行ってたときは真逆でしたからね。こっちが寝不足になる(笑)

チームは年明け2日から
Jayco Bay Cycling Classicというレースを毎日走っています。

今オーストラリアは気温30度くらい。めっさ暑いそうです。
選手たちは暑さと、レースの速さに体を慣らしつつ
毎日頑張っているそうです。
昨日は廣瀬選手がポイントをあげていましたよ!
好調の西谷選手は毎日完走中、
別府選手もだんだん調子があがってきてるみたい。

チームは今日午後のレースを走ってからホテルを移動し
残りの滞在期間中もロードレースを数回走ります。
故障中の選手も環境や気候のおかげか、回復に向かっているようで
なんだか安心しました。

このキャンプ終わりには盛選手がトラックワールドカップの日本代表として
ジャパンナショナルチームに合流します。
チームメイトと一緒に過ごし、また鋭気が養われたことと思います。

キャンプの情報は、またお伝えできればと思います。お楽しみに!


・・・

さて。

新しいシーズンが本格始動しましたが
ここで昨年を少し振り返り、新たなアイサンの決意を
田中監督のインタビューで綴ってみたいと思います。

昨年末、田中(ジョニー)監督にインタビューしましたので
その模様をどうぞ。

管理人
2007年シーズンも終わりましたが、
監督一年目の今シーズンを振り返っていかがでしたか?


田中
2007年は、全日本選手権を獲る、北海道二連覇
これを目標に戦ってきたが、どちらも達成することができませんでした。

でも、2007年は様々なレースで
エースを綾部・盛にすえて戦うなど新しい試みにも挑戦し
幅を持たせる戦い、これを模索できたと思う。


管理人
熊野の綾部選手、沖縄の盛選手ですね。
熊野は最終的にはチームの戦略がはまって総合優勝を、
沖縄では惜しくも2位でしたが、強さを見せました。


田中
彼らをエースに立てましたが
これの一番の意味は、アシストとしての走りを再確認してほしい
そういう気持ちがあった。
アシストだからといって、そればかりやっていては
エースの気持ちを深くは理解できない部分もある。
彼らにエースを勤めてもらうことで、今後の走りにフィードバックしたい
そんな思いがありました。
責任感と緊張感をもって勝つためにチームのエースを務めることで
今まで見えてこなかったアシストの仕事を見出せたら・・・
さらにいい選手になれるんじゃないかなと。

それにね。
経験を積んできた選手にエースを任せることで
エースとしても今後走れる、そんな自信をもたせることにも
つながっていったかなと。
実際彼らはいい走りをして期待に応えてくれました。


管理人
個々の選手の走りを監督としてご覧になっていかがでしたか?


田中
別府選手は最初に台湾の落車で故障し、シーズン出遅れてしまったけど
イーストジャワでいい走りができ、復調の兆しが見えた。
その後は全日本実業団で優勝などあったし
今後の躍進につながるものを、自分なりにつかめたんじゃないかな。



西谷選手は、目標としていたレースで残念ながら結果は残せなかった。
二連覇をかけた北海道は、アジア選手権と重なったこともあり
アシストの手薄感が否めなかったのは正直なところ。
他の選手への負担も大きかったし・・・。
北海道はやはり、エースだけ強くても勝てないと改めて実感した。
もちろん全日本選手権もそう。

でも、北海道から帰ってきて吹っ切れたのか
Jツアーでもいい走りを見せてくれたし、
精神的にも成長したくれた気がする。
(このインタビューの後、サウスチャイナイシーでは大活躍!)

エースとして来シーズンが本当に楽しみ。



盛選手は、熊野で総合優勝したけど
そのときもいったとおり、あのレースは綾部選手がエースだったので
盛個人としては素直に喜べないレースであったと思う。
自身がエースで臨んだ沖縄は、まったく同じ結果の2位。
でも、あのレースは「価値のある2位」だった。
2008年シーズンはロードレースで一勝してほしい。



管理人
ツールド沖縄、現地で放送されたものを見ましたが
盛選手の追い上げに鳥肌が立ちました。
戦いの真の姿を垣間見れた気がします。見える部分見えない部分が
ロードレースにはたくさんあるっていうことを感じました。

「田中監督」として初めて臨んだシーズン。
どんな手ごたえを感じましたか?


田中
今までは「チームで一番強い選手が常にエース」
というスタンスで走ってきたが
2007年は、レースごとにエースを組み立てて臨んだ。

チームで一番強い選手には
年間の中で本当に勝って欲しい重要なレースを任せればいい。
そう考えています。
年間に何回もレースがある。
そのレースひとつひとつで、アシストとなる選手にもエースを任せることで
チームの底上げができ、レベルアップが図れると思っています。
基盤を底上げしてチームが一段と強くなる
それを目標に一年やってきました。


管理人
なるほど・・・。
そういう意味では、2007年は本当に「模索する」一年でしたね。

2008年シーズンから新しく2名の選手が加入しますね。
彼らに望むことはありますか?
2008年シーズンの抱負もあわせて聞かせてください。


田中
新加入の選手については
正直まだどれくらい走れるかは未知数。
レースに勝つ走り、それをして欲しいとかそういうことはまだ望みません。
「献身的な走り」まずはそれを期待したい。

2008年はオリンピックイヤー。
どのチームも思い描くものはあると思うが
やはり北京にはウチから代表をだしたいね。
そして、チームの全体的な活動方針でもあるアジアツアー。
ここでチームのランキングをあげていきたい。
アジアのレースも増える予定なので、頑張って行きたいです。



管理人
期待しています!
最後になにか一言あれば。


田中
選手の応援が最優先ですが
「ジョニーの応援もよろしく!!!」


・・・


やっぱね(笑)
最後はジョニーをアピールでしたが(笑)
ふつふつとした情熱が感じられました。本当に楽しみです。

「ツールドおきなわ」のレースのDVDを見たんですね。
地元沖縄のテレビが放送したものなので
本土ではオンエアされていないものなのですが
番組では、メイタンとアイサンのガチンコの様子が
とってもよく表現されていて、心が熱くなりました。

普段レースでは、チームカーの中まではのぞけません。
たまに乗せていただけることはありますが
外から観客と同じ目線で観ることがほとんどです。

一年レースを感じ、締めくくりとなる沖縄のレースは
実際に見ることができませんでしたが
とくに心を熱くするレースでした。

ジョニーがゲキをとばし廣瀬選手を励ますシーン。
盛選手の追い上げに祈りをこめるシーン。
盛選手の素晴らしい走り。
最後のインタビューなど・・・感動して涙がでちゃいました。

レースが終わって初めて見えるこういうシーン。
2008年は、それこそを伝えて行きたい、そんなことを感じました。

・・・

というわけで。
今回はボリューミーになってしまいましたね。

皆さんには
また違う目線でチームを感じていただければ幸いです。
ではではこの辺でおわかれです。
はやくレースが観たい今日この頃です。ウズウズ。