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【レース】ジャパンカップ2007 監督インタビュー

ジャパンカップ2007を振り返って
田中監督に今回のレースの模様をインタビューしました!

アイサンが今回どんな戦い方を考えていたのか?
プロツアー選手とともに走り、戦ったアイサンの姿を
エース西谷選手の話を中心に、聞きました。

・・・

管理人
今年のジャパンカップは、ずばりどんな戦略でいこうと?

田中
ジャパンカップは
目立つ走りをしたい選手と、勝負したい選手が分かれるレース。

プロツアー選手は
勝負どころでペースをガンとあげるのはお決まりだから
外人選手についていける選手が「勝負にからむ選手」
ってことになる。

アイサンとしては、綾部・盛が「逃げる」
西谷・匠で「勝負する」形を考えていた。

今回プロツアーチームが3つと少なくて
10人くらいの逃げは作らせないだろうが
5人程度なら容認するだろうと思ってた。
アイサンとしては、ムリに入る必要はないと考えてた。

実際レースが始まったら逃げたい面子が揃って逃げた。
5人がそのまま逃げた時点で、
ラスト5周以内くらいでペースが上がるから
アイサンは無理に逃げに乗らず
西谷をプロツアー選手の中でもエース格の選手に位置づけて
ほかでアシストする作戦に切り替えた。

管理人
レースは最後、かなり興奮でしたよね!

田中
西谷は予定通りいい走りをしてくれたし、勝負もできてたよ。
1人はいかれてしまったけど
2位争いで手に汗握る走りをしてくれて作戦通りだよね。

管理人
シーズンもまもなく終わりますが
「エース西谷」をどう評価する?

田中
今回のような走りができたのも、
北海道の経験が大きいんじゃないかな。

今年の北海道は第2ステージ優勝したものの
大会期間中、風邪を引いていたりと体調も悪く
去年総合優勝したときの走りからすれば
いい走りはできなかったと言える。

でも、あの北海道でひとつ吹っ切れたのかなと。

例えば北海道の第3ステージで
最後まで残ってたのに、足が攣ってしまったときとかね。
力以外の面でこういうトラブルを起こしたらダメだってこと
よく分かってくれるようになったの感じる。
補給もまめにとるようになったし。

その後の実業団レースでも一勝したりといい走りもしてこれたし
それも踏まえて、今回の走りができたんじゃないかな。

失敗って悪いばかりじゃないと思う。
まあ2回も3回も同じ失敗を繰り返すんじゃダメだけどね。



photo by yuka.k


管理人
精神的にも大きく成長したな、と見てて感じます。

田中
今年スタートした新しいチーム。
アシストが手薄になるシーンもいくつかあったのは否定できないけど
北海道の経験、うまくいかなかった経験が
前向きな気持ちになれたきっかけだったと思う。

改めてエースとしての自覚もついたんじゃないかな。 

・・・
2007年シーズンの公式戦は残すところ、ツールド沖縄のみ。
今年のジャパンカップは、
大勢の観客の前で、素晴らしい走りを見せてくれました。

春先にさせてもらったインタビューを思い出します。
「エースとしての自覚」をひしひしと感じていた西谷選手のことを。

責任や期待が重く感じることもあるでしょう。
でも、彼はそのプレッシャーを
精神的にも、肉体的にも力に変える、そんな力を持ち始め
それが結果に現れるようになってきたように感じます。

だから、多くの人を魅了する走りができるんだと思う。

オリンピックイヤーの2008年。
エース西谷選手の活躍が今から本当に、楽しみです。