REPORT

10/24 第89回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース ME レポート

10月24日(日)
第89回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース
場所:広島県三原市・広島中央森林公園
カテゴリー:Mens Elite
距離:184.5km(12.3km×15周)
天気:晴

<草場啓吾選手コメント>
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愛三工業レーシングチームとしては僕、伊藤選手、岡本選手の3名軸で、レース終盤の各チームのエースが動いた時に確実に反応出来るように、他のチームメイトがサポートするという作戦でスタートラインへ。

スタートして激しくレースが動く事はなく、牽制状態が続きました。3周目の登りでシマノレーシングから1名が集団から抜け出し、集団はこれを容認する形に。

そこから愛三がコントロールし始め、當原選手、中川選手に牽引を任せました。集団も長らく落ち着いた雰囲気で周回をこなし、僕らはかなり脚を温存する事が出来ました。コントロールする事により他チームとの競り合いもない為、気持ち的にも楽にレースを進められたのはかなりアドバンテージになりました。

レースが動いたのは残り6周、距離にして120kmを切って逃げを吸収してから。キナンサイクリングチームが3段坂の下からアシストを使いながらペースアップ。集団は1列棒状となりその後はアタック合戦が繰り広げられました。

集団は人数を減らしながら周回をこなしていき、結果的に作戦通り3名を15人程の勝ち逃げに乗せる事に成功。この時点まで本当にチームメイトに助けられ、いよいよ僕らの出番が回ってきました。

その後の展開で伊藤選手、岡本選手が積極的に逃げに反応してくれて、僕は冷静に危ない逃げだけに反応する事が出来ました。そして同時に脚も溜められる事が出来たので、最終的にスプリントになれば勝機はあると感じていました。

最後の周回の3段坂を耐え切ると、その先の下り区間で逃げを許さない事を意識しながらホームストレートへ。残り150mからもがき始めると決めていたので、そこからは全開でスプリント開始。結果的に優勝する事が出来ました。

本当にチームメイトに助けられ、僕1人では成し得なかった結果で、これがロードレースなんだなと実感しました。感謝感激です。

またコロナ禍で大変な時期にも関わらず、全日本選手権を開催して下さった主催者の方々を始め、沢山のサポート、そしてファンの皆様の応援本当にありがとうございました!

選手代表して御礼申し上げます。
この度は誠にありがとうございました!」

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草場啓吾
1996年9月8日生まれ
愛知県出身
身長173cm 体重66kg
スプリンター

経歴
2012-2014 京都府立北桑田高等学校
2015-2018 日本大学
2019- 愛三工業レーシングチーム
2019 NIPPO Vini Fantini (トレーニー)

<主な戦歴>
2013
高校総体(大分) 
4kmチームパーシュート 優勝

2014年
アジア選手権大会(カザフスタン) ジュニア日本代表
個人タイムトライアル 3位
ロードレース 6位

全日本自転車競技選手権
個人タイムトライアル 2位

高校総体(山梨)
4kmチームパーシュート 優勝
ロードレース 2位
    
世界選手権ロードレース ジュニア日本代表
個人タイムトライアル 56位
ロードレース 79位

2015年
全日本大学対抗選手権大会
4kmチームパーシュート 5位

2016年
全日本選手権トラックエリート
4kmチームパーシュート 優勝
   
全日本大学対抗選手権大会
4㎞チームパーシュート 4位
ロードレース 2位

2017年
国民体育大会 愛媛大会
ロードレース 優勝
    
全日本学生クリテリウム 優勝
     
全日本大学対抗選手権大会
4㎞チームパーシュート 2位
ロードレース 2位

2018年
全日本大学対抗選手権大会
4㎞チームパーシュート 優勝

2019年
全日本自転車競技選手権大会
ロードレース 6位
   
ツール・ド・北海道 UCI2.2
第3ステージ 3位

2021年
JBCF経済産業大臣旗ロード・チャンピオンシップ 優勝

全日本自転車競技選手権大会ロード・レース 優勝
第89代全日本チャンピオン

*監督レポートは後ほど

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