6月12日（土）
JBCF群馬CSCロードレース 5月大会
場所：群馬県利根郡みなかみ町・群馬サイクルスポーツセンター
カテゴリー：P1（シルバー）
距離：162km (6km×27周）
天気：晴れ
＜出場選手＞
鈴木 譲
住吉 宏太
岡本 隼
草場 啓吾
大前 翔
中川 拳
當原 隼人
渡邉 歩
＜監督レポート＞
「群馬三連戦の3回目の6月大会は、6kmコース逆回りで行われました。選手の話を聞くと、正周りよりも流れるコースということで、高速なレースになることが予想されました。
チームの作戦は、ここのところ逃げに乗れず後手ばかり踏んでいるので、先頭グループに人数を送り込んで先手を取る有利な展開をすること、を目指しました。
レースが始まると作戦通り先頭グループに岡本隼と渡邉歩が入る。岡本はJプロツアーのランキングで総合3位の選手なので、本来なかなか逃げるのは難しいが、積極的な動きにより16名の逃げを形成した。その影響で個人・チームともにランキング1位のマトリックスは、リーダーのホセ選手をはじめ、アシスト選手を含めた4名が先頭に入っていた。愛三は2名だったが、他の有力チームも多くて2名だったので、そのままその逃げは容認された。
先頭グループとメイン集団のタイム差が4分くらいになると、逃げに2名選手を乗せているチームブリヂストンがメイン集団を牽引。ハイペースな牽引でタイム差を一気に詰めてきた。しかしメイン集団の牽引もかなりの無理がかかっていたので、いずれペースが落ちることが予想されたので、タイム差が詰まっていたが先頭グループは落ち着いて走っていた。
レースが後半になると先頭グループも消耗してきて、ローテーションがうまく回らなくなる。そうなるとペースが落ちるのでアタックが頻発。最初はシエルブルー鹿屋の石橋選手がアタックを仕掛けるが決まらず、その後同じ鹿屋の冨尾選手がアタックをすると先頭グループはペースが落ちてしまい、タイム差が一気に1分まで広がった。レースリーダーのホセ選手は岡本を逃さなれければ特に動く必要はないので、マトリックスのアシストの小森選手がアタックするとそこともタイムが開いてしまう。そこを追う選手も現れず、とりあえずマトリックスが入ってしまっては不利になるので、岡本が小森選手を吸収。
吸収をしたところで追走グループからマトリックス小林選手、ブリヂストン沢田選手、弱虫ペダル井上選手と渡邉を含む4名が抜け出す。4名は快調に飛ばし優勝者はその中から出ることは明確だった。冨尾選手との差も詰まってきたところで、マトリックスの小林選手がアタック。そのアタックは強烈だったので、その他の3名はついていくことができず、バラバラに。先頭小林選手、追走ブリヂストン沢田選手、弱虫ペダル井上選手、鹿屋冨尾選手、愛三渡邉の順で走る。冨尾選手までは逃げ切って、渡邉は岡本を含む追走グループにパスされる。5位争いは終始マークに合い、先頭を引くしかなかった岡本がグループの先頭の5位フィニッシュ。追走グループからアタックを許さない力強い走りでした。年間ランキングの縛りがなければ一番強かった選手でした。メイン集団も終盤に活性化をして、最終的に岡本のグループに迫り、メイン集団に残っていた草場啓吾が岡本から10秒差のグループで13位でフィニッシュしています。
今回は先頭に2名を乗せて、後続でも仕事をすることなくレースを終えました。最後は力勝負と、ランキングの駆け引きで難しい展開になり、表彰台に乗ることができませんでしたが、よい展開に持ち込めたと思っています。今後はより数的有利な展開に盛り込むことや、個々のレベルアップをすることで、より表彰台を近づけていきたいです。
ご声援ありがとうございました。」
＜岡本 隼コメント＞
「今日は何としてでも先手を打って勝負する事をチームの目標として挑んだ。今回は全員無線をつけて走ったため声に出して指示し合い、交互にアタックして隙をみせずに展開出来たと思う。
15名程の逃げが決まり（渡邉）歩と自分が入った。脚を貯めながら流れを止めないように走った。ラスト1時間ぐらいからアタックが頻繁に行われて、歩と分担して対応できた。ラスト3周で1人が独走し、それを追う追走集団に歩が入った。
自分は次の動きを予測して最終局面に脚を貯めながら周りの動きに合わせていたが、自分達の集団はアタックの繰り返しで思ったようにペースが上がっていなかった。その後、歩を吸収してからも決定的な追走を掛けて追うことが出来なかった。
結果には満足できないが、先手を打ち前で展開できた事と、いつもよりチームメイト、監督と多く話して情報も多く、お互いにコミュニケーションをとってレース出来たことは良かった。」
＜リザルト＞
群馬cscロードレース6月大会_リザルト.pdf
コメントする