REPORT

5/24-5/25 NTN presents 2018 Tour of Japan 第5ステージ・第6ステージ レポート

2018ツアーオブジャパン
第5ステージ 南信州
12.2km×10周+1.6km=123.6km

ツアーオブジャパン第5ステージ南信州から3日間は厳しい山岳コースが続きます。愛三工業レーシングチームは、基本逃げグループに入ることをメインに、ステージ優勝を目指して臨みました。今年の南信州は序盤からスピードが早く、なかなか逃げが決まりません。3周目の下りのコーナーで早川朋宏が落車。再スタートまでに時間がかかったのと、コースの特性上復帰が非常に難しくそのままグルペットでの走行になってしまいました。後半になると先頭グループには愛三からモニエのみが残りました。モニエは残り4周を残しアタック。独走で距離を消化していきます。タイム差は3分ほどまで開いたためステージ優勝も見えてきましたが、後続からアタックした2選手にパスされ、さらにアタックした1選手にもパスをされ、4位の位置で最後まで粘りましたが、フィニッシュ前残り50mで集団にキャッチされてしまい、ステージ17位でフィニッシュになりました。シングルのリザルトも見えていたため残念でしたが、非常に良いチャレンジでした。落車をした早川も完走して、チームは全員次にステージに駒を進めることができました。

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Tour of Japan 2018 Stage5 Result.pdf

第6ステージ 富士山
6.3km+7.4km+19.2km = 32.9km

第6ステージの富士山は、今年からコースが変わり、2020年の東京オリンピックの舞台にもなる富士スピードウェイの外周を2周して、そこから須走口に向かい富士あざみラインを5合目まで上る32.9km。登坂の距離が長くなったため、クライマーにはより有利に、スプリンターにはより厳しいステージになりました。愛三工業レーシングチームは、富士山で結果を残すのはかなり厳しいため、翌日の伊豆と翌々日の東京に向けて温存する走りに徹しました。チームでは唯一モニエがメイングループで走り、トップから4分45秒差のステージ19位でフィニッシュしました。今大会はステージ狙いに的を絞り、いいところのない印象ですが、毎ステージをステージ狙いでその日その日を全力で走ること、そしてモニエの走りや経験を間近で見ることで、若い選手たちが多くの経験をして来年のTOJ、さらには今後に控えるレースでよりレベルの高い走りができるようする勉強とも考えているので、チームのレベルアップへの階段だと位置付けています。残る2ステージもステージ優勝を目指して全力で走ります。

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Tour of Japan 2018 Stage6 Result.pdf

Text : Takumi BEPPU
Photo : Sonoko TANAKA

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