REPORT

9/1 ツール・ド・北海道2016 第1ステージ&第2ステージ レポート

9/1 Tour de Hokkaido 2016
Stage1, Stage2

本日はツール・ド・北海道2016の第1、第2ステージが行われた。今年で30回を数える記念大会ということで、初日は久しぶりの個人タイムトライアルが設定された。

コースは1kmの直線を走りきるシンプルで力の差が出やすいレイアウト。愛三工業レーシングチームは短距離タイムトライアルを得意とする原田、中根でリーダージャージの獲得を目指しつつ、総合で可能性のある伊藤、早川、小森も秒差の争いを見据えて全力でこのタイムトライアルに臨んだ。

レースは一時、原田が暫定3位に付けるものの、その後出走した他チームの選手に上回られ、7位まで後退。最終発走の中根に期待がかかったが、うまく身体が動かず、13位でフィニッシュとなった。

午後からは第2ステージが行われ、札幌市から倶知安町までを結ぶ111kmで争われた。起伏の激しいコース設定で、集団が大きく割れることが予想されたため、できるだけ先手を打って有利に展開する事を目指す。

レースは予測通り先手を打ちたいチームの攻防戦で激化する。序盤で4名のエスケープが成功するものの、山岳地帯で集団が活性化し、中根を含む15名ほどが飛び出す。この15名は先行4名を吸収しながらメイン集団との差を一気に広げ始める。ここまで愛三メンバーは全員でアタックに対応していたものの、悪いタイミングで多人数に先行を許してしまった。勝負どころをその後の山岳とみていたため、選手も判断に困ったようであった。

先行していた4名を吸収し、20名弱で勝負どころの山岳に差し掛かる。ここで宇都宮ブリッツェンの増田選手が単独で飛び出すが、先行集団はこれを容認。山岳賞狙いの動きととったためか、追走のアクションはなくあっという間に2分ほどの差が開いてしまった。

これを追走しようにも、追走+全ての動きに対応を中根1人では無謀と判断し
後半に設けられた山岳での活性化に備えるよう指示をする。

しかし、最後の山岳で活性化の動きはなく14名まで減らされた先行集団は最終的に40秒差まで迫ったものの、増田選手の逃げ切りを許してしまった。

中根は後続集団のスプリントに挑み、6番手でフィニッシュ。総合成績では5位の位置に付けており、翌日に希望を繋いだ。

残り2日間も逆転するには十分なコースレイアウトが用意されている。明日も総合逆転、ステージ勝利に向け可能な限りチャレンジしていきたい。

Tour de Hokkaido 2016 Stage1 Result.pdf

Tour de Hokkaido 2016 Stage2 Result.pdf

Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA

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