REPORT

9/15 ツール・ド・北海道2013 第2ステージ リポート

Tour de Hokkaido 2013
Stage2
Kutchan Town - Kyowa Town - Kutchan Town
132km

ツール・ド・北海道2013第2ステージは 再び倶知安からスタートして共和町から海岸線を北上し、神恵内村で折り返して来た道を戻っていく132kmのレースでした。

愛三工業レーシングチームとしては前日のステージでタイム差を失ってしまったので、後半にある丘陵地帯での勝負に備えることを念頭に置きました。しかしながらこの日は台風が接近している中で海岸線を走ることになるので、風にも注意することに。

レースはリーダーチームのTeam NIPPOが中心になりコントロールしていました。始めに1名の逃げができて、中盤にそこに5名の選手が合流。Team NIPPOは差が開きすぎないようにコントロールをしていました。海岸線は想像していたより風がなく、レースは淡々と進んでいきました。日本海側はそんなに台風の被害がない模様。

そんな中神恵内村の折り返し後のトンネルで落車が発生。ここでTeam NIPPOのリーダージャージの選手とブリヂストン・アンカーの清水選手が落車に巻き込まれる。集団はそこで落車したリーダーを待つが、逃げ集団はそのままのペースで逃げ続ける。そして次にタイム差が掲示されたときは残り40kmで7分になっていた。またそこでブリヂストン・アンカーの清水選手がリタイア。

集団はそこからペースを上げて逃げを追いかけるが思うようにタイムがつまらない。最後の山岳に入るときにその差は4分程。そこからブリヂストン・アンカーの攻撃が始まり、伊藤・平塚はそのアタックに反応するも、あまりに強力すぎたため、かなりの力を消耗してしまい遅れてしまう。

ブリヂストン・アンカーの外国人選手2名はそのまま先行する集団に追いつき、ゴール勝負も勝ってしまった。後ろの集団からそこまで追いついたのはその2名のみで、後続集団の先頭は6番目ゴールが限界だった。愛三では平塚がメイン集団に残り14位でフィニッシュ。伊藤と西谷はそこから少し遅れたところでゴールした。

落車によって集団のペースが乱れてしまい、牽制のない状態の外国人選手の追走力のすごさを見せつけられてしまった。また伊藤・平塚はそれらの選手に果敢に立ち向かったが、追いきることはできなかった。このレベルの差を見たことによって、自身のさらなるレベルアップにつなげていってもらいたい。

TdHokkaido2013_2-0256.jpg

TdHokkaido2013_2-0553.jpg

Text. Takumi BEPPU

ツールド北海道2013
第2ステージ
結果
1位 Thomas LEBAS (Bridgestone - Anchor) 3h18m12s
2位 Damien MONIER (Bridgestone - Anchor) 3h18m18s
3位 Aron KREMER (Colba - Superano Ham) 3h18m27s
...
14位 平塚 吉光 +1m11s
27位 伊藤 雅和 +2m09s
31位 西谷 泰治 +2m19s
42位 中島 康晴 +7m07s
67位 木守  望 +11m00s
出走75名/完走73名

個人総合成績
1位 Thomas LEBAS (Bridgestone - Anchor) 7h54m42s
2位 Damien MONIER (Bridgestone - Anchor) 7h54m56s
3位 Aron KREMER (Colba - Superano Ham) 7h55m34s
...
18位 平塚 吉光 +2m56s
19位 伊藤 雅和 +3m09s
32位 西谷 泰治 +9m49s
34位 中島 康晴 +10m58s
57位 木守  望 +26m02s

コメントする