REPORT

7/7 Grand Prix de Pont a Marcq - La Ronde Pevéloise (FRA/UCI 1.2) リポート

GP Pont a Marcq (FRA/UCI 1.2)
16.5km*10Laps = 165km

愛三工業レーシングチームとして初めてのヨーロッパ遠征、そして初めてのUCIカテゴリーのレース、「Grand Prix Pont a Marcq」に出場しました。

コースは基本的には平坦で7km地点に400mの石畳の区間(パヴェ)があり、あとはアップダウンと吹きさらし区間、街中を抜けるコーナーなどテクニカルなコースレイアウトでした。

参加チームはフランスのDN1、ベルギーのコンチネンタルチーム、またLeopard、BMC,
Lottoなど有名プロツアーのU23チームなど22チーム、148名の選手が参加していました。比較的U23の選手が多かった。そこにアジアツアーを主戦場にしている愛三工業レーシングチームがどこまで戦えるか、というのが選手たちの最初の指標になりました。

チームの作戦では石畳区間があることや参加チームのレベルもわからないので、そこでは前に位置すること。パンクや落車で中切れにあうと無駄な力を使うことになることと、そこで自分も巻き込まれてリタイアに追い込まれる可能性もあること、そして石畳が終わったあとのアップダウン、または横風の区間で後ろに取り残されてしまう危険性もあることなどを考慮すると力は使えどそれが一番の得策。そのあとは展開次第で動きを考えることにしました。

レースはスタートしていきなり平塚吉光が5名の先頭集団に加わる。よい動きだったが残念ながらしばらくすると後続集団に吸収される。しかし最初の逃げに乗れたということはそこまで圧倒的な力の差はないということであり、そういうチャンスが残っているということを知らせてくれた。その後もそして各チームがアタックを繰り返し、中盤に中島康晴を含む19名の逃げが決まった。この逃げには有力チームが人数を乗せていたので、タイム差が一気に1分30秒まで広がる。

後続は一時追走をしていたが、残り3周を残してタイム差が一気に2分以上に開く。すなわち引けるチームがなくなり追走を諦めたということ。勝負は先頭の19人に絞られた。残り2周でそこから2名の選手が抜け出し、20秒くらいの差で先行する。追走にアタックの反応にと積極的に展開するが、先頭の2名には追いつけず、優勝はPicardie選抜の選手。中島は17名のゴールスプリントに参加するが、8番目の10位でのフィニッシュになった。また盛、福田、伊藤はメイン集団でのゴールになった。平塚、木守はDNFだったが、ところどころいい走りをしていました。

ヨーロッパ遠征最初のレースが終わりました。結果は先頭集団に中島が入り、10位でフィニッシュする健闘を見せました。普段アジアでプロツアーやプロコンチネンタルのチームと走ったりしているので、自分たちのレベルはそれほど低くないのではないかと思っていましたが、ある程度予想通りの感じのレースになりました。コンチネンタルクラスのレースでは間違いなく優勝を狙えるレベルのレースだと思うので、このあとにあるプロケルメス、そして月末のUCIレースは結果を求めて走ることが目標になります。この結果から未来につながるものを手に入れることができたらよいと考えています。

引き続き愛三工業レーシングチームのヨーロッパ遠征、応援よろしくお願いします。

Text, Takumi BEPPU
Photo, AISAN Racing Team


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スタートサインを終え、チームプレゼンテーション

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地元ファンが続々と選手の写真を撮りにきます

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中島 康晴が10位でフィニッシュ

Grand Prix de Pont a Marcq (FRA/UCI 1.2)
Result
1. Benoit DAENINCK (Commuté de Picardie) 3h40m10s
2. Sean DE BIE (Leopard Trek CT) 3h40m10s
3. Antoine DEMOITTE (Wallonie Bruxelles) 3h40m30s
...
10. 中島 康晴(愛三工業レーシングチーム)3h40m40s
58. 盛  一大(愛三工業レーシングチーム)3h43m25s
83. 伊藤 雅和(愛三工業レーシングチーム)3h43m25s
86. 福田 真平(愛三工業レーシングチーム)3h43m25s
DNF. 平塚 吉光、木守 望
出走148名/完走96名

http://www.echoduvelo.com/Grand-Prix-de-Pont-a-Marcq-La,11032.html

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