REPORT

4/6 ツアー・オブ・タイランド2013 第6ステージ レポート

THE PRINCESS MAHA CHAKRI SIRINDHORN'S CUP
Tour of Thailand2013
4/6
Stage6
Khao Lak Phang Nga - Phuket
105.5km

ツアーオブタイランド2013最終第6ステージはKhao Lak Phang NgaからPhuketまでの105.5kmでした。総合争いは最終日まで持ち込まれ、総合4位の中島康晴までのタイム差は4秒。スプリントポイントのボーナスタイムでも逆転のある緊迫した状況でした。

第6ステージはニュートラルゼーションがなく、スタートラインからそのままスタート。アタックがかかり続け、集団はハイスピードで平均時速50kmで進む。1つ目のスプリントポイントの手前で27名の逃げ集団が形成され、そこに個人総合2位、3位と個人総合4位の中島が乗り、個人総合リーダーのトレンガヌの選手、ポイントジャージなどが乗り遅れる。個人総合と個人ポイント賞、団体総合、そしてステージ優勝などの思惑が交錯して、先頭と後続での攻防が繰り広げられるが、最終的に勝負は先頭集団の中に絞られる。中間スプリントでは中島は果敢に攻めたが、個人総合2位、3位、中島の順番で通過する。

その後も先頭集団はメイン集団とのタイム差をひろげながらゴールまで向かう。ゴールまで残り15kmくらいのところで、5名の選手が先行。ゴールでのボーナスタイムを取らせたくない暫定リーダーの香港チームが30秒くらいで先頭集団をコントロール。そして最後はその5名の中でのスプリントになり、CCNサイクリングチームのKi Suk LEE選手が優勝。優勝した選手の平均時速が49.76km/hと、とてもハイペースなレースになりました。

中島康晴はそのまま先頭集団でゴールし、リーダーが遅れたことにより最終成績は個人総合3位になり、UCIポイントを16ポイント獲得しました。なお優勝は香港チームのKi Ho CHOI選手。最近の2クラスのアジアツアーでは何度も個人総合優勝をしている選手です。

今回のレースは4人で臨み不利な状態からスタートをしました。しかしながら選手一人一人が役割をこなし、中島がそれに答えて形にしてくれて、個人総合3位になったという印象です。今回は若いチームで臨みましたが、愛三工業レーシングチームがアジアツアーでレースを続けていることによる成長を感じました。この成果を今後のレースに生かし、さらなるレベルアップを目指していきます。次のレースはツール・ド・ボルネオの予定でしたが、マレーシアで国政に関する選挙などの理由により9月に延期された為、5月7日から5月12日まで行われる「Jelajah Malaysia (UCI 2.2)」になります。

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最後まで応援ありがとうございました。
今後とも愛三工業レーシングチームの活躍をご期待ください。

Text. Takumi BEPPU

ツアーオブタイランド2013
第6ステージ 結果
1. Ki Suk LEE(CCN Cycling Team)2h07'12"
2. Konstantin VOLIK(Uzbekistan National Team)s.t.
3. Peter ENGLISH(Satalyst Giant Team)s.t.
...
15. 中島 康晴(愛三工業レーシング)+17"
27. 平塚 吉光(愛三工業レーシング)+1'12"
61. 木守 望 (愛三工業レーシング)+4'29"
77. 福田 真平(愛三工業レーシング)+7'34"

個人総合成績
1. Ki Ho CHOI(香港)21h50'02"
2. William WALKER(City of Perth)+2"
3. 中島 康晴(愛三工業レーシング)+3"
...
67. 平塚 吉光(愛三工業レーシング)+15'21"
78. 福田 真平(愛三工業レーシング)+17'54
82. 木守 望 (愛三工業レーシング)+18'46"
出走96名/完走95名

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