REPORT

9/8 ツアー・オブ・チャイナ1 第2ステージ リポート

Tour of China 2012

Stage2
Xi'an Circuit Race
10km*10Laps=100km

ツアー・オブ・チャイナ2012第2ステージは、西安の市街地でのレース。雨が降りあまり良くないコンディションだったが、比較的平坦なコースで直線も長いのでゴールスプリントになることが予想された。

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あいにくの雨の中行われた第2ステージ

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雨の中スタートを待つ選手たち

愛三工業レーシングの作戦は基本的には抑えめながら、各チームが乗ったアタックには反応して、後手にならないようにすること。またゴールスプリントになりそうなときはチームで連携して存在をアピールすることを考えて臨みました。初日は各チームがお互いを知らない状態からスタートするので、ゴール前にチームの存在感をアピールすることで今後のステージで各チームの予測に入れてもらえると、何かと動きやすいことから。昨日のステージもそうでしたが、レースの中で調子を上げていくことをメインに考えているので、まずは自分たちから仕掛けるのではなく、相手の出方に合わせていけるように備えました。

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アタックに反応する中島康晴

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今後の走りに期待がかかる福田真平と伊藤雅和

レース展開は常にアタックが繰り返されていて、それをアタックでつぶすという展開。昨年もそうでしたが、すべてのチームの力が均衡しているので、なかなか決定的なアタックというのが決まりません。それにまだ序盤で協力体制もとられていないので、逃げを決めるのが非常に難しい。何度か4~8人くらいの逃げが決まるものの、どれも決定的にならず最後はゴールスプリントに。

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ゴールスプリントに向けて位置取りをする

愛三は西谷泰治を軸に綾部・盛・中島・西谷の連携で臨むも、盛の後ろに入っていたTeam Type1の選手が素早い判断で盛がスプリントのタイミングを外すために早めに仕掛けた先行に付かず、自分たちのタイミングでトレインを組んでスプリントをして、Type 1のSerebryakov選手が優勝しました。

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白熱のゴールスプリント

西谷は10位でゴールしました。盛が仕掛けたときに後ろの選手が続かなかったので集団がつぶれて、西谷は集団に埋もれてしまい30番くらいに下がってしまいましたが、そこから挽回しての10位なのでスプリントは非常にかかっているようです。本人もかかりはよいと言っていたので、今後期待できます。今日のステージではポイントを獲得することができませんでしたが、選手たちはよい感覚を掴んだようです。

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クエン酸&BCAAで明日に備える西谷泰治

明日のステージは西安の郊外、蓝田というところから商洛まで走る125.6kmのレースです。途中に標高差700mほどの2級の山岳があります。コースのほとんどが高速道路の中国ではよくあるパターンのコースです。明日も貪欲にポイントを求めて頑張ります。

引き続き応援よろしくお願いします。

Text. Takumi BEPPU

ツアー・オブ・チャイナ2012
第2ステージ 結果
1. Alexander Serebryakov (TT1) 2h00m44s
2. Aaron Kemps (CSS) s.t.
3. Jack Beckinsale (AUS) s.t.
4. Benjamin Hill (AUS) s.t.
5. Ruslan Tleubayev (AS2) s.t.
6. Leonid Krasnov (RVL) s.t.
...
10. Taiji Nishitani (AIS) s.t.
33. Yasuharu Nakajima (AIS) s.t.
72. Masakazu Ito (AIS) s.t.
73. Shimpei Fukuda (AIS) s.t.
123. Takeaki Ayabe (AIS) s.t.
124. Kazuhiro Mori (AIS) s.t.
Start 124/Finish 124

個人総合成績
1. Martin Pedersen (CWO) 2h24m05
2. Angelo Furlan (CWO) +2
3. Frei Thomas (CWO) +2
...
71. Taiji Nishitani (AIS) +1m15s
72. Yasuharu Nakajima (AIS)
74. Masakazu Ito (AIS)
75. Takeaki Ayabe (AIS)
76. Kazuhito Mori (AIS)
120. Shimpei Fukuda (AIS)

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