REPORT

5/25 ツアーオブジャパン2012 第4ステージ リポート

Tour of Japan

Stage4
"Fuji Stage"
11.4km

ツアーオブジャパン第4ステージ。日本一の山、富士山を上るこのステージはツアーオブジャパンの総合成績の行方を占います。富士山の5合目まで上る3つの上り口の中の1つ、一番勾配の厳しい「富士あざみライン」を上る11.4kmのステージ。富士ステージは2005年から始まりましたが、2010年に個人タイムトライアルから個人ロードレースに方式が変更になりました。

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チームの作戦は可能な限り遅れないこと。愛三工業レーシングはそこまでヒルクライムに長けている選手がいないの特に西谷の個人総合成績はトップから3分53秒遅れているものの、南信州ステージで13人に絞られているので、その後ろのグループからの5分近い差はまだ今後に個人総合成績で上位になるチャンスを十分に持っていました。

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アップをして集中力を高める西谷泰治

レースはスタートからハイペースがすすみ、あっという間に集団はバラバラになりました。しかし西谷は先頭付近に位置し続け、順調にペースを守っている。その後はチームカーが前に上がれていないので確認できていないのですが、追い込んで苦しいながらも遅れを最小限に食い止めて、先頭と4分48秒差の45分11秒でフィニッシュしました。これは西谷の富士山でのベストタイムということです。優勝は再びチームNippoの選手。他の選手を大きく突き放しての優勝で、個人総合優勝をほぼ手中に収めました。

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最後の追い込みをかける西谷泰治

ツアーオブジャパンも残すところ2ステージとなりました。今回のツアーオブジャパンは愛三としていいところを残せていないので、泣いても笑っても残り2ステージ。死力を尽くして貪欲にUCIポイントを獲得することを目指します。

応援よろしくお願いします。

Text, Takumi Beppu

ツアーオブジャパン2012
第4ステージ 結果
1. Fortunato Baliani (PPO) 40:23
2. Julian David Arredondo Moreno (PPO) 40:42
3. Christopher Butler (CSS) 41:21
...
20. Taiji Nishitani (AIS) 45:11
37. Kenichi Suzuki (AIS) 47:42
47. Masahiro Shinagawa (AIS) 49:38
52. Masakazu Ito (AIS) 50:19
67. Shimpei Fukuda (AIS) 52:54
Start 68/Finish 68

個人総合成績
1. Fortunato Baliani (PPO) 8:31:48
2. Julian David Arredondo Moreno (PPO) 8:32:06
3. Jalosrlaw Dabrowski (AMO) 8:35:09
...
12. Taiji Nishitani (AIS) +8:40
42, Kenichi Suzuki (AIS) +21:42
50. Masahiro Shinagawa (AIS) +23:44
51. Masakazu Ito (AIS) 24:14
63. Shimpei Fukuda (AIS) 26:48

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