REPORT

5/22 ツアーオブジャパン2012 第2ステージ リポート

Tour of Japan

Stage2 "Mino stage"
4km+11.6km+21.3km*7=160.7km

ツアーオブジャパン第2ステージの美濃ステージは比較的平坦で、ラスト4kmに上りのあるコース。例年は最後の上りからのペースアップで集団が絞られて、そこに残った選手でのスプリント勝負になっている。今回はスプリンターを抱えているチームが多いのでゴールスプリントになることが予想された。

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うだつの上がる町並みにて

愛三工業レーシングは西谷泰治が初日のタイムトライアルで2秒差の総合4位に位置しているので、このステージもステージ優勝を狙い、さらにボーナスタイムを取ってリーダージャージを狙う作戦。

レースはスタートしてアタックがかかってはいるが、そこまで激しさはない。集団はあまり大きな動きのないまま1つ目のスプリントポイントへ。西谷はポイントを取りにいったが3位までに入れず、総合5位のNIPPOのMauro Richezeが1着通過でボーナスタイムを3秒獲得し、暫定総合2位に浮上。

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登坂区間を駆け上がる集団

そしてその後シマノの畑中選手と宇都宮ブリッツェンの中村選手が2名で逃げ、リーダーチームのチャンピオンシステムのコントロールする集団は、始めはタイム差を3分弱で逃げしていたが、75km地点の2つ目のKOMが過ぎると前の2名のペースも落ちたので、集団は2分前後でコントロール。

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愛三の地元愛知県が近いので、たくさんの愛三応援団に来ていただきました。

そして117km地点の3つ目のスプリントポイントを過ぎたところで総合3位の香港チームのCheung King Lok選手が単独でアタック。そしてそこからスプリンターの選手を抱えるチームNIPPOが集団をコントロールし始める。1分弱の差を維持したままNippoはコントロールを続け、最後の上りの手前でCheung選手を捕らえて、そのままの勢いでゴールまで向かう。愛三レーシングが最後のスプリント勝負に備えてチームで連携して位置を確保するも、上りで若干位置を下げてしまい、ラスト3kmを残してうまく上がることができない。それでも西谷は後方からスプリントを開始して6位でフィニッシュした。優勝はチームNIPPOのMaximiliano Richeze選手。ボーナスタイムを10秒獲得して総合リーダーになった。総合3位だった香港のCheung選手がゴールで遅れたため、西谷は個人総合5位になった。

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西谷泰治のゴールスプリント

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日本人1位で記者会見に答える西谷泰治

明日の第3ステージは飯田ステージ。ツアーオブジャパンの中でも1・2を争う難コースです。自分が走っていたときもここで先頭集団に残れたら国内ではトップの選手になったと言えるほど、残ることだけでも難しいです。明日は総合成績が大きく変化をします。愛三レーシングもしっかりと先頭で勝負をしていきたいと思います。

応援よろしくお願いします。

Text. Takumi Beppu

ツアーオブジャパン
第2ステージ 美濃 結果
1. Maximiliano Richeze (PPO) 3:49:26
2. Mariusz Wiesiak (MTR) s.t.
3. Shaw Patrick (GEN) s.t.
...
6. Taiji Nishitani (AIS) s.t.
16. Shimpei Fukuda (AIS) s.t.
42. Masakazu Ito (AIS) s.t.
47. Kenichi Suzuki (AIS) s.t.
53. Nozomu Kimori (AIS) +9
54. Masahiro Shinagawa (AIS) +9
Start 91/Finish 89

個人総合成績
1. Maximiliano Richeze (PPO) 3:52:40
2. William Clarke (CSS) 3:52:45
3. Mauro Richeze (PPO) 3:52:46
...
5. Taiji Nishitani (AIS) +7
14. Shimpei Fukuda (AIS) +16
21. Masakazu Ito (AIS) +17
35. Kenichi Suzuki (AIS) +22
49. Masahiro Shinagawa (AIS) +28
52. Nozomu Kimori (AIS) +31

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