REPORT

4/5 ツアーオブタイランド 第4ステージ リポート

Tour of Thailand 2012

Stage4
Chiang Rai - Wat Rong Khun
136.6km

ツールドタイランド第4ステージはChiang Raiから南東に進み、時計回りに1周してWat Rong Khunに帰ってくる136.6km。今日はKing of Mountainはなく、比較的フラットなコースレイアウト。

チームの作戦ではリーダーチームのオーストラリアナショナルチームの人数が少ないため大きな逃げができる予測ができるので、そこにチームから人数を乗せること。総合上位の動きがあった場合は品川 真寛がしっかりと反応することでした。

スタート直後から集団はとても活発で、少人数が逃げては吸収の繰り返し。最初の30kmの平均時速は50km/hオーバーでした。

レースは中盤になり集団が伸びている時間が長くなり、集団についていけなくなった選手が起こす中切れも数多く発生し、80kmを越えたところで20人弱の先行集団が形成されました。そこには総合上位の選手は乗っていたかったのですが、品川の後ろの順位の選手(総合7位、9位、11位、12位)が乗っていて、愛三選手はそこに乗ることはできませんでした。

その時点で先行集団とメイン集団の差は4分、その前の1分25秒の追走集団に中島 康晴と木守 望がいたのですが、その集団も先行集団とはタイム差が開いていたので、その2人をメイン集団に下げ品川以外の選手でタイム差を詰めるため集団を引きました。愛三の他にリーダーチームのオーストラリアナショナルチームとウズベキスタンナショナルチームが強力をして先頭を引きました。

一時4分30秒まで開いた先行集団との差でしたが、3チームが協力して引き始めるとみるみるタイム差が縮まりました。しかし追いつくところまで詰めることはできず、最終的に先行集団はメイン集団に1分34秒差のタイム差をつけてゴールしました。優勝はトレンガヌプロサイクリングのマト・セナン選手。終わってみると平均時速47km/hのハイスピードなレースでした。

個人総合時間はこの結果を受けて品川の前に3人の選手が入り、品川は2分58秒遅れの11位になりました。チーム総合も5位に後退しています。今日のレースは自分たちの力を使ってミスを最小限に食い止めることができたものの、何もプラスのないレースになってしまいました。ほとんどのチームが先行集団に選手を送り込んでいたものの、集団をコントロールする義務のある総合1位、2位はいいとして、愛三は1人として選手を送り込めなかったのが敗因です。しかしミスのあとに自分たちでしっかり穴埋めをして、最高ではないにしろ成果があったことに誇りを持ちたいと思います。今回のチームは若い選手が中心になってレースを組み立てているので、中には経験をしていないとわからない展開もあります。このような経験を生かしてチームとしての戦略の幅を増やすことができれば、これからのレースではより結果をだせると信じています。レースは残り1日になってしまいましたが、最後まで自分たちのレースをしていきます。

Thai_stage4.jpg

最後まで応援よろしくお願いします。

Text. Takumi Beppu

ツアーオブタイランド
第4ステージ 結果
1. M.F. Mat Senan (TSG) 2:54:21
2. J.Edmund Hollands (EHB) s.t.
3. Yusuke Hatanaka (SMN) s.t.
...
61. Masahiro Shinagawa +1:34
68. Yasuharu Nakajima s.t.
88. Shimpei Fukuda s.t.
94. Nozomu Kimori s.t.
95. Masakazu Ito s.t.

個人総合成績
1. Mitchell Lovelock-Fay (AUS) 12:53:43
2. Muradjan Halmuratov (UZB) +17
3. David Edwards (COP) +26
...
11. Masahiro Shinagawa +2:58
14. Yasuharu Nakajima +4:20
25. Masakazu Ito +7:12
49. Shimpei Fukuda +15:40
97. Nozomu Kimori +47:19

Start 98/Finish 97

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