REPORT

ツールドランカウイ2012 第8ステージ 監督リポート

Tour de Langkawi

Stage8
Pekan - Chukai
100.8km

ツールドランカウイ第8ステージは100.8kmのショートディスタンスのステージ。マレー半島の東海岸を北上していくコースです。イスラム教の習慣で午後にお祈りの時間があるため、レースもいつもより1時間早くスタートし、午前中に終わるスケジュールになっています。今日も途中に3つのスプリントポイントがありました。

今日のレースは5人の逃げが決まりましたが、ファルネーゼ・ヴィーニチームがポイントジャージ奪還をかけてゴールスプリントを狙いレースをコントロール。残り20kmで逃げを吸収して、ラストは思惑通りゴールスプリントになり、今大会4勝しているファルネーゼ・ヴィーニのアンドレア・グアルディーニが5勝目を挙げて、ツールドランカウイ通算勝利の最高記録の9勝に並びました。

愛三工業レーシングは残り5kmから中島 康晴・盛 一大・品川 真寛・西谷 泰治の順でトレインを組みゴールスプリントに挑みました。西谷は最後に若干位置を下げてしまいましたが、そこから踏み直して6位に入り、今大会初のUCIポイントを獲得しました。位置が悪かっただけに今後のステージでのスプリントにも期待できます。残りは2ステージになりましたが、最後まであきらめずに勝利を狙ってきます。

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ゴールスプリントをする西谷 泰治

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ゴールスプリントでは盛 一大の存在は不可欠だ

明日のステージはクマシックから今大会の終着点のクアラ・トレンガヌまでの165.7km。途中に3つのスプリントポイントがあります。ポイントは6点差に迫ったポイントジャージ争いです。グアルディーニ擁するファルネーゼ・ヴィーニと現在ポイントリーダーのヴァレンティン・イグリンスキー擁するアスタナチームの駆け引き次第でレースが変わってきます。愛三レーシングはステージ優勝を狙って、その駆け引きをうまく使っていけたらと思います。

明日も応援よろしくお願いします。

Text. Takumi Beppu

ツールドランカウイ
第8ステージ 結果
1. Andrea Guardini (FAR) 2h13'27"
...
6. Taiji Nishitani s.t.
12. Masahiro Shinagawa s.t.
50. Yasuharu Nakajima s.t.
69. Masakazu Ito s.t.
71. Kenichi Suzuki s.t.
114. Kazuhiro Mori +01'10"

総合成績
1. Jose Serpa (AND) 26h51'37"
...
32. Kenichi Suzuki +12'03"
42. Masakazu Ito +15'30"
49. Taiji Nishitani +16'43"
88. Masahiro Shinagawa +32'26"
97. Yasuharu Nakajima +37'00"
108. Kazuhiro Mori +41'19"

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