REPORT

ツールドランカウイ2012 第10ステージ 監督リポート

Tour de Langkawi

Stage10
Tasik Kenyir - Kuala Telengganu (Loop)
114.8km

ツールドランカウイ第10ステージはタシック・クニールからクアラ・トレンガヌの街へ入り、8.1kmの周回コースを5周する114.8km。市街地コースに入るまでスプリントポイントが1回、周回コースの2周目、4周目にスプリントポイントが設定されていました。

前半から5名の逃げがレースを先行して、周回コースに入っていきましたが、3周で吸収。そこからアスタナチームが2名でアタックし、4名の先行集団がメイン集団にプレッシャーをかける。その後2名の選手とともに盛選手が追走するが、先頭に追いつくことができない。そしてアスタナのアレクサンドル・ヴィノクロフが満を持して1人で飛び出し残り1周に。最後は各チームがメイン集団を引いてヴィノクロフを捕らえ、ゴールスプリントに。優勝は再びファルネーゼ・ヴィーニのアンドレア・グアルディーニ。無敵の強さで平坦ステージをすべて制しました。

愛三工業レーシングはゴールスプリントにトレインを組んで臨みましたが、位置取りでうまくいかずトレインが崩壊してしまい、前にいた品川 真寛がスプリントに加わり14位でゴールしました。

Langkawi2012_10-4952.jpg
集団前方でレースを進める愛三工業レーシング

Langkawi2012_10-5273.jpg
UCIアジアツアーリーダージャージで走った西谷 泰治

これでツールドランカウイが終わりました。今回のレースはゴールスプリントになるステージが多く、今回のメンバー編成では苦戦を強いられました。しかし選手たちはいろいろな戦い方のパターンを実際に走って感じ、総合・区間優勝を争っていた選手、チームがどうやって勝利に向かっていくのかを経験することができたと思います。今後はこの経験を自分の走り方のパターンと照らし合わせて、ひとつでも多くの勝利につなげていけるかどうかが課題になるでしょう。今後のレースまでの取り組みに生かしていくことができたらよいと思います。

次回のレースは4月に行われるUCIアジアツアー「ツール・ド・タイランド」に出場予定です。2クラスのレースでは常に個人総合優勝を狙っていきます。

応援ありがとうございました。

ツールドランカウイ
第10ステージ 結果
1. Andrea Guarudini (FAR) 2h36'42"
...
14. Masahiro Shinagawa +06"
41. Masakazu Ito s.t.
51. Taiji Nishitani s.t.
72. Yasuharu Nakajima +36"
74. Kenichi Suzuki +37"
111. Kazuhiro Mori +5'58"

総合成績
1. Jose Serpa (AND) 32h55'31"
2. Jose Rujano (AND) 32h56'34"
3. Victor Nino Corridor (AZC) 32h56'34"
...
33. Kenichi Suzuki +12'34"
38. Masakazu Ito +15'30"
45. Taiji Nishitani +16'50"
81. Masahiro Shinagawa +32'26"
90. Yasuharu Nakajima +37'30"
108. Kazuhiro Mori +47'11"

アジア個人総合成績
1. Alexander Dyachenko 32h57'51"
...
10. Kenichi Suzuki +10'14"

チーム総合
1. Andoroni Giocattoli
...
14. Aisan Racing Team

アジアチーム総合成績
1. Astana Pro Team
...
4. Aisan Racing Team

コメントする