REPORT

9/17 ツアーオブチャイナ 第7ステージ リポート

今日は成都温江市でのクリテリウムでした。17.5kmを6周する105kmのレースで、途中に2回のスプリントポイントがありました。

今日の作戦もいつも通り区間優勝を狙うこと。前日のクリテリウムでもゴールスプリントになったので、今日もゴールスプリントになることが予測されました。

朝から降り続く雨の中レースはスタートしました。いつものようにアタックがかかり、捕まるの連続でした。途中6人の逃げの中に伊藤選手が入り、集団と1分前後の差で逃げ続けます。集団はここまで3連勝中のBoris Shpilevski選手を擁するTabriz Petrochemicalチームがゴールスプリントのため集団のペースをコントロールしていました。

ラスト2周の途中から集団のペースが上がりタイム差が縮まって、ラスト1周で逃げ集団は吸収されて、集団はひとつに。

最後は結局ゴールスプリントになりました。愛三は中島、綾部、盛、西谷でトレインを組んで挑みましたが、左側から前に上がっていく際に右側にいた列に寄せられてしまい、トレインが崩壊。そのご西谷選手が自力でスプリントを開始するときに、後ろにいた選手に手ではじかれてタイミングが狂ってしまい、うまくスプリントをかけることができませんでした。しかし10位でゴールしたのは調子のよい証拠でしょう。優勝はTabrizのBoris選手。怒濤の4連勝です。また若い伊藤選手がしっかりと逃げに乗って、存在感を示しました。

雨のクリテリウム、そしてまだ勝ててないチームが多いという状況から興奮した選手たちが無茶をすることはよくあります。ただやられたからやり返すでは子供の喧嘩のように拉致があきません。レースで起こったことはレースで決着を付けることがよいと思っているので、次からのレースでは興奮したにせよ、あまりリスペクトをしていないような行動を起こした選手たちを結果で反省をさせることができるように、自分たちの力を証明したいと思います。

明日のレースは今大会のクィーンステージ。成都の都江堰市の都江堰景区をスタートする2つのスプリントポイントと2級と1級の2つのKOMを含む134.1kmのステージです。明日で個人総合成績がほぼ決まります。まだ鎖骨にボルトの入っている鈴木選手の走りに注目してください。また同時に区間優勝のチャンスもあるので、他の選手たちにも熱い応援をよろしくお願いします。

ツアーオブチャイナ 第7ステージ 結果

1.Boris Shpilevski (TPT) 2h17m15s
2.Sebastian Forke (TSP)
3.Aaron Kemps (VAU)

10.Taiji Nishitani
46.Kenichi Suzuki
97.Masakazu Ito
104.Kazuhiro Mori
110.Takeaki Ayabe
112.Yasuharu Nakajima 

Start 116/Finish 114

Tochina2011_41993スタートを待つ選手たち Photo:Sonoko Tanaka

Tochina2011_47543 逃げ集団で奮闘する伊藤選手 Photo:Sonoko Tanaka

ツアー・オブ・チャイナ特設ページ

china2011
2011年9月9日~9月20日 UCI AsiaTour 2.1

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