REPORT

第45回JBCF東日本ロードクラシック修善寺大会 リポート

ツールドランカウイの参加のため2月からシーズンインしている愛三工業レーシングは全日本選手権が終わってから束の間のオフをとり、7月後半より9月から始まるUCIアジアツアーの連戦に向けて再び始動しました。そして7月25日から5日間の合宿を経て7月31日に静岡県伊豆市・日本サイクルスポーツセンターで行われた「第45回 JBCF東日本クラシック修善寺大会」に参加しました。 この大会に参加したのは今年実業団初参戦の鈴木謙一選手を始め、品川真寛選手、福田真平選手、伊藤雅和選手、木守望選手の5名。彼らは合宿で調子を上げていたので、高いモチベーションでレースに臨みました。それではリポートです。

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第45回JBCF東日本ロードクラシック修善寺大会 7月31日(日)日本サイクルスポーツセンター5kmコース 右回り 100km(5km×20周) text.photo:Takumi Beppu

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朝7時の段階では激しく降っていた雨はスタート時間の12時には止み、曇り空の中78名の選手がスタートしました。

レースがスタートしてから再び雨が振り出し、厳しいコンディションの中のレースになりました。序盤から7名の選手が飛び出して先頭集団を形成。愛三工業レーシングは鈴木(謙一)選手が入る。その集団には宇都宮ブリッツェンの選手が3名入り、積極的に先頭を引いていました。後続集団との差は2分前後で逃げ続けていました。そのままレースは進み、残り7周くらいのところで先頭にいたシマノの鈴木(譲)選手がアタック。そこに宇都宮ブリッツェンの初山選手が追走。2名で逃げる。鈴木選手は未だ後続集団に有力選手がたくさんいることもあり、その後の展開のことも考えひとまずそこに待機して5人で走る。先頭の2名との差は40秒くらい。

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その後鈴木(譲)選手が初山選手を振り切り独走に持ち込む。後続からは伊藤選手を含む6名ほどの追走集団ができて、その集団は前の鈴木選手などと合流する。しかし合流した瞬間に一時ペースが下がってしまい先頭との差は1分に広がる。愛三は鈴木(謙一)選手と伊藤選手の2名がいるが、その集団の足取りが悪くいまいちペースが上がらない。

 そして先頭の鈴木(譲)選手がラスト1周に入る。続いて鈴木(謙一)選手が独走に持ち込み40秒程の差でラスト1周。最後は逃げ切り・追い込みの脚勝負になりましたが、わずか13秒及ばずシマノの鈴木(譲)選手が逃げ切り優勝。鈴木(謙一)選手が惜しくも2位でした。3位は後続を振り切ったシマノの鈴木(真理)選手が入りました。伊藤選手はマトリックスのガロファロ選手とゴール勝負になりましたが、離されてしまい5位。しかしいいタイミングで集団を抜け出し、前に追いついた頼もしい走りでした。

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今回のレースはポイント上位の有力選手の中でお見合いがあり、逃げがそのまま逃げ切る展開になりました。そんな中チームとしてはうまく機能できたのではないかと思います。先頭に1名送り込み、後続からさらに1名合流し、レースを有利に進めました。ただ後続からの追走の展開を気にしすぎたあまり、タイム差が開きすぎてしまい逃げ切りを許してしまったのが悔やまれます。しかしながら久しぶりのレースにしては選手達もよい感覚だったと思うので、次回のレースにも期待が持てます。

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次回のレースは8月7日に行われるJBCF松川大会です。引き続き応援よろしくお願いします。 


 
JBCF東日本ロードクラシック修善寺大会 結果

1. 鈴木譲(シマノレーシング)
2. 鈴木謙一(愛三工業レーシング)
3. 鈴木真理(シマノレーシング)
4. V.Garofalo(マトリックスパワータグ)
5. 伊藤雅和(愛三工業レーシング)
6. 岩島啓太(なるしまフレンド)
 
19. 福田真平(愛三工業レーシング)
21. 木守 望(愛三工業レーシング)
DNF. 品川真寛(愛三工業レーシング)※メカトラブルにより走行不能
(出走78名、完走31名)
 

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