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ツールドシンカラ2011 stage3 綾部痛恨のアクシデント!中島13位が最高位

6月6日から12日までインドネシアで開催中の「ツール・ド・シンカラ2011(UCI2.2)」。3日目の今日は第3ステージが行なわれました。今日はシンカラ名物、44のカーブ(ケロック)をクリアするレイアウト。タイム差が大きく動く予想です。愛三レーシングとしてはやはり、ツールドランカウイの山岳ステージで区間優勝をした綾部選手に期待がかかります。

レースでは鈴木選手、木守選手がオーダー通り果敢にアタックを試み、綾部選手がケロック44での厳しい山岳をしっかりとクリアしたものの、痛恨のアクシデントにより遅れをとってしまいました。監督の言葉にあるように「悔やまれるレース」となりましたが、気持ちを切り替え明日からのステージも積極的に攻めていきます。良い手ごたえを掴んで、ひとつでも多くの収穫を勝ち取って欲しいですね。

明日は60km未満のショートステージ。良いニュースを期待したいです。明日の第4ステージは現地時間9時(日本時間11時)スタートとなります。


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ツールドシンカラ2011 第3ステージリポート
text:Takumi BEPPU(Team Manager) photo:Sonoko TANAKA


スタート前の準備中
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今日のステージに期待のかかる綾部選手
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今日はPariamanからBukit Tinggiまでの125kmのステージ。途中スプリントポイントが1回、名物「Kerok44」の途中にKOM1、頂上にKOM2があります。今日の作戦は昨日遅れてしまった鈴木選手、木守選手が逃げに乗るようにしてアザド大学チームに揺さぶりをかけ、さらに前で山岳を上って余裕を持って上ることで前にチームの人数を増やすこと。そして綾部選手、中島選手、伊藤の3選手はリーダーの近くにいて山岳で真っ向勝負することでした。そして上りで遅れても追走しできる限り差をつめて総合成績で遅れすぎないことを目標にしました。


今日の集団はスタートしてもあまり活発でなくアザド大学チームがコントロール。鈴木選手と木守選手でアタックしてみるも同調するチームがなく単発に終わってしまう。一時木守選手ともう1人の選手でしばらく粘って走るがアザド大学が逃がしてくれない。そしてKerok44の麓にある湖に向かう1つ目の上りの入り口でコントロールが緩んだところで、すかさず鈴木選手が再度アタック。しかしそれもしばらくして吸収されてしまった。


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愛三として初の国際レースに参戦する伊藤選手、木守選手
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積極的にアタックを試みる鈴木選手
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木守望選手
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そして今回の勝負所「Kerok44」に突入。アザド大学の3選手が先頭でペースを上げる中綾部選手が着いていく。そしてKerokを1分30秒くらいの差にとどめて下りに入る。インドネシアの選手5名が綾部選手に追いつくが、その中の1人がコーナーで膨らんでしまったところで逃げ場を失った綾部選手が接触。フロントホイールが当たってしまいスポークがリムから外れる程のダメージを受け止まってしまう。

さらに今日のコースは道が狭くチームカーもニュートラルカーも前に上がることができなかった為、早急な対処ができずに待たすことになってしまった。コースの特性上致し方ないことだったがサポート側として非常に悔やまれる。たらればを言っても仕方がないがこれも含めてアジアツアーのレースということだろう。
綾部選手を見つけてホイールを変えて再出発したが差はだいぶ開いてしまった。その後鈴木選手、中島選手、伊藤選手のいる集団が綾部選手に追いつきみんなで協力してゴールを目指した。結果トップと7分差ほどでゴールしました。


ケロック44に突入
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良い位置でケロックを越えたものの不運に見舞われてしまった
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今日の綾部選手は山岳を良い位置でクリアしていただけに、かなり悔しいレースになりました。しかし調子自体は悪くないので明日から区間優勝を狙ってガンガン行くということです。また他の選手も調子は悪くないので明日からは積極的に動いてレースできると思います。総合は難しくなりましたが何があるかわからないのがレース。最後まで諦めず貪欲に勝利を狙っていきたいと思います。


明日のレースはBukit TinggiからLembah Harauまでの59kmのレース。距離がとても短いので速いレースになりそうです。ゴールのロケーションは滝がある美しいゴールになるでしょう。スタートは現地時間9時(日本時間11時)です。引き続き応援よろしくお願いします。


Tour de Singkarak 2011 STAGE 3 ‐ PARIAMAN‐BUKIT TINGGI
1 POURSEYEDI Golakhour (IUA) 3:21:40
2 ZARGARI Amir (IUA) 00:00
3 EMAMI Rahim (IUA) 00:00
4 CHOI Ki Ho (HKG) 03:53
5 BERKEN BOSCH Maint (GLB) 04:40
6 ARISTYA Chelly (PPJ) 05:14
7 FIITRIANTO Hari (UTM) 05:14
8 ALISYAHBANA Agung (UTM) 05:14
9 HILMANT Ryan Ariehaan (UTM) 05:21
10 Parno Parno (CCC) 06:56

13 NAKAJIMA Yasuharu (AIS) 07:22
17 ITO Masakazu (AIS) 07:22
20 AYABE Takeaki (AIS) 07:22
28 SUZUKI Kenichi (AIS) 10:26
43 KIMORI Nozomu (AIS) 12:09


INDIVIDUAL GENERAL CLASSIFICATION by TIME (YELLOW JERSEY)
1 ZARGARI Amir (IUA)  7:09:47
2 EMAMI Rahim (IUA) 00:06
3 POURSEYEDI Golakhour (IUA) 01:48
4 CHOI Ki Ho (HKG) 05:25
5 BERKEN BOSCH Maint (GLB) 06:14
6 ALISYAHBANA Agung (UTM) 06:53
7 ARISTYA Chelly (PPJ) 07:12
8 FIITRIANTO Hari (UTM) 07:12
9 HILMANT Ryan Ariehaan (UTM) 07:19
10 JAYA Herwin (PSN) 08:52

13 ITO Masakazu (AIS) 08:56
15 AYABE Takeaki (AIS) 09:20
17 NAKAJIMA Yasuharu (AIS) 09:20
47 SUZUKI Kenichi (AIS) 20:39
54 KIMORI Nozomu (AIS) 22:22


Singkarak2011
Aisan Racing Team: ツール・ド・シンカラ2011特設ページ


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