DEAR SUPPORTERS

ツールド熊野フォトリポート

怒涛の連戦がひとまず終わりました。
選手はもちろんでしょうけど、毎日レースの結果に一喜一憂したファンの皆さまも少しホッとされている頃ではないでしょうか。


いやーしかし。


ツールド台湾に始まり、チャレンジ、マレーシア、インドネシア、ツアーオブジャパン、ツールド熊野。最後のほうはスケジュールがカッツカツでなんなら綾部キャップと西谷選手は全部出てますからね。
スゴイです。
タフです。


というわけで前半戦UCI レースの締めくくり「ツールド熊野」。ハシモト、最終日に行ってまいりましたのでいつものようにフォトリポートを・・・・・・・・・


と言いたいとこですがここでお詫びを・・・・・・・・・


えーっと。
スタート1時間前にキャメラがぶっ壊けました。
なので、いつものように写真がお届けできません。申し訳ないです。本当に・・・・相当へこみました。


でも。
転んでもタダでは起きないオンナ、ハシモトです。


何か証を!選手の頑張りを伝えたい!!!
そうあがいて、予備のチビッコカメラで撮ってきました。レースの写真はご期待に添えなくてホント申し訳ないですがその分当日の状況をレポートでできるだけお伝えしたいと思います。
また今回はアイサンサポクラの高木さまと自転車カメラマンの源外さまに写真をご提供いただきましたのでレース展開にあわせてご紹介したいと思います。ではでは、いってみよ!


今年のツールド熊野はプロローグから始まる全4ステージ。しかし最終日までずっと雨。だけどこの日は・・・・目も覚めるような快晴に恵まれました!


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今日で熊野も最後。レース前の様子です。
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前日の第2ステージは最後西谷選手の単独アタックで逃げ切るかと思われた興奮のレース展開。しかし残り数キロでカザフスタンの強力な引きで吸収されカザフ、総合2位鈴木真理を擁するシマノ、そしてチームの全力アシストでゴール勝負に出た品川がスプリント。
雨をも吹き飛ばす熱い戦い。今回エースを務める品川選手の総合順位というのはチームの大きな目標になります。最終日に入る時点で品川選手は総合5位。3位までは1分以内なので、数秒差の4位のシマノ野寺選手を逆転しひとつでも順位をあげていきたいところ。


UCI レース初エース。
今日もチームは品川選手を全力でアシストする構え。
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第2ステージでも最後逃げを見せた西谷選手。
緊張感が漂います。今日はどんな走りをするのか?
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松村選手はツアーオブジャパンに続き熊野にも抜擢された。
今日のステージはどんな走りでチームに貢献できるか。
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スタート前に最終チェックする中島メカ。
この日まで毎日大雨だったから手入れも大変だったでしょう。
あと一日、トラブルなく終わりますように・・・。
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元チームメイトの絶妙なこの2人の会話は
なんとゆーか無邪気というか。レース前なのに和みます。
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緊張と笑いでレースへの集中力も高まってきました。
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スタートサインします。


綾部選手。ここ熊野では過去に初エースを務めたこともあります。初日から品川選手をきっちりと勝負どころまでアシスト。やっぱり頼りになる、アイサンにはなくてはならない選手。


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西谷選手もサイン。
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秋山選手です。
東日本実業団以来のレース。きばっていくぞ!!!
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いつものしなしな。スマイルだけど本当に体調が悪かったようで「みんなの助けがなかったらここまで走れなかった」ととても真剣な顔で話してくれました。
皆の思いを受けて、その思いに応える走りを。
それがエース。ものすごい重みです。でもその経験は必ず自分自身とチームに返ってくると思う。アイサンはそうやって皆、強くなってきたのです。


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三船監督と西谷選手。去年は、三船選手と西谷選手、で撮影したっけ。
一年って早いなぁ・・・
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スタートは11:10。
スタートラインにズラリと並ぶ選手達。
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総合1位の証イエロージャージを着るカザフスタンのイグリンスキー選手。この熊野はとことんカザフにやられています。今日は最後。挑むしかない!


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スタートを待つ西谷選手。
TOJ、そして熊野で彼の走りを目の当たりにしているファンにとって西谷選手の動向は注目せざるをえない。西谷が動けば、レースが動く。そんなイメージがインプットされているかのようです。


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日本で行なわれる数少ない国際レース。日本人の活躍が見たい。そう思うファンも多いと思います。厳しい山岳コースのツールド熊野ではカザフスタンが毎日強さを見せ付けています。そんなカザフに真っ向から勝負を挑んできたのが西谷選手。


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第2ステージ最後の千枚田クリア後からの下り区間でアタックをかけた西谷選手を押さえた一枚です。ほとんどの人がゴールに向かっていた為この姿を見た人は少ない。レースが動く瞬間を目の当たりにできるのはほとんど奇跡ですよね。こんなコメントを頂きました。はっきりいって羨ましい!!!


チームメイトの品川の勝利を信じて。そして日本人の総合優勝を信じて。この瞬間を目にしたのは選手を除けば10人にも満たない。その貴重な瞬間を目に出来た自分の幸運と、西谷の熱いハートを感じこの瞬間鳥肌が立つ思いだった。


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photo:源外さん


この走りがあったからこそ、チームメイトの走りがあったからこそ
この品川選手のスプリントなのです。


・・・惚れてまうやろーーーーー!!!!


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photo:サポクラ高木さん


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はい。叫んだところで第3ステージに戻ります。
第3ステージは、1周9.6キロを11周する105.6キロのレース。平坦ベースだが急カーブやアップダウンもあって逃げも決まりやすい。過去にアイサンはここで逆転して総合優勝も果たしている。
今日はとにかくカメラがチビッコなのでどうしよーどうしよーと思いながらもコースを歩いていったわけですが、先導車がきて選手やってきた。


と思ったら先頭にマツーーーーーー!!!!!
早々にアタック単独逃げじゃないですか。くぅ。カメラがあれば・・・・
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集団が通り過ぎる。
今年はチームカーが出てますね。
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今年は去年までと若干コースが変わってて行きと帰りと両方見られるスポットはちょい歩く。でも歩けない距離じゃないのでテクテク歩く。港にでたところでウロウロしながらチビッコで撮影してみました。まだ序盤なので勝手が分からず。アイサンの青いジャージの色だけが頼り・・・スピードにあわせながら選手の走りを狙います。


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松村選手まだ逃げてます。
しかし単独ではなくなり4人の逃げになる。
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せっかくの松村選手の逃げなので
しっかり撮っていただいた写真も載せますね。
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photo:源外さん


レースは熱いですが町はゆったりとした感じで和みます。地元の方がたくさんコース確保にでていらしてて地元のご協力でレースが行なわれている!っていうのをものすごく実感しました。
おばさま達がとってもチームにお詳しいので伺ったところ、地元のスーパーなどでは優勝予想などのクイズが行なわれてるそうですよ。毎年やられてるのでしょうか。興味わきますよね~~~面白い発想!!


アイサンのことも知っててくださってました☆
「毎年出てるね~」って。嬉しいですね。
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そしてレースではまたまた西谷選手が動いた!4周回に西谷選手を含む4人の逃げができます。あぁ。こんなに何度もシャッターチャンスがあるのに撮れないもどかしさ。こんなにいい景色で、いい天気で、選手は頑張ってる。なのに残せなくてホント何しにいったんだか・・・


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というわけでまたまた頂き物写真で臨場感を感じてください。
逃げの4名。
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photo:源外さん


メイン集団が駆け抜ける。
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綾部選手。
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ケンケン選手と後ろは品川選手。
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海沿いを走るメイン集団。
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残り1キロ地点。海が見えるよ。
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スタートゴールの太地町くじら浜公園はとっても南国チックなのよね。イルカショウしてる声とレースの実況の声がこだましてる☆このストレートを走り抜ければゴール地点。ラスト1キロからゴール手前のカーブまでは直線。


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今回はカメラがないのでゴールは撮れないと判断しいつもは絶対待たないゴールラインのすぐ側でラスト1周回を見送る。レースは西谷選手含む4人を吸収後再び3人の逃げができラスト2周でシマノレーシングの阿部選手が総合2位のチームメイト鈴木真理選手のために逃げる。アベタカの逃げを残り数キロで吸収し集団ゴールスプリントに備える大集団。
残り1キロ。
ゴール手前がカーブなので見えないけれど通ってきたあの直線。


「おおおおーーーー!前に出たのはアイサンの2人か!
青いジャージが抜け出したかぁーーーーーーー!!!」


あのカーブを誰が最初に飛び出してくるのか。
誰が???????
先頭はイエロージャージだ!
品川も見える!


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photo:サポクラ高木さん


結果はご存知のとおり全てのステージを制覇したカザフスタンのイグリンスキーが制しました。でも、日本の攻撃でカザフのアシストは最後1人だったのだよ。


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チームメイトの支えあってくらいついた品川選手はこのステージ3位に入りました。


疲れきったこの表情。
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☆たろうかぶったぁ(泣)
健闘を称える握手の先は・・・
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ケンケンさんでした。
TOJ、そして熊野とケンケンさんも出場してましたよね。そうだマレーシア、インドネシマもだ。ケンケンさんのブログが、なんだか泣けました。応援、ちゃんと届いているね。
→ケンケンさんブログ「苦しい時顔を上げれば。」


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今回体調面で不安も多かったといってた品川選手。でも毎日ちゃんと上位に食い込んで総合をあげてきた。それはアシストの支えがあったからに他なりません。
見えないところでエースのために走るアシスト。レース後に品川選手が「あのとき綾部さんがつぶしてくれたから楽に走れました」って言ってた。
エースの状態を見て一番楽に走れる環境をどんどん作り出していっているのだな。でもそれってホントに自分自身の走り以上の走り、をしなければならないわけで綾部選手はじめ、どの選手も「エースのためにチームのために」と走ってるのですよね。


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このステージは最初から逃げた松村選手。
途中でリタイアという結果でした。
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すいませんでした。と謝る松村選手に西谷選手は


マツが逃げたことで品川が休めた。今日やったことは無駄じゃない。でも申し訳ないと思うなら今日の走りをこれから無駄にしないで欲しい、って言っていました。


最初の4人の逃げのとき一緒に逃げていたチームマッサの伊勢選手に走りながら声をかけているところを見たのだけど、アタックして、揺さぶって、そういう最中にもそのとき起こる色々なことを考えてみている。そしてもちろん今日も、チームの勝利だけを信じて走ってた。
大きいなぁ、と思った。


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表彰式にて。
いい顔やね!品川選手のブログもぜひ読んでみて下さいね。
→品川選手のブログ


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いつでもレースの裏側には苦悩や葛藤がある。もどかしい思いと不甲斐なさを感じたりもする。そしてその先に大きな喜びがある。前を向いて毎日戦う選手達からこの連戦を通してたくさんのものをもらったように感じます。


というわけで遅くなりましたが熊野のお話はこれでおわり。写真をご提供いただいた皆さん、本当に感謝です。応援してくださいました皆さまにも厚くお礼いたします。
次の撮影は全日本選手権です。それまでに、チームとともにハシモトも万全の体制を整え臨みたいと思います。
前を向いて進み続ける愛三レーシングの戦いを今後も応援宜しくお願いします!!

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