2013年 愛三工業レーシングチーム体制

自動車部品メーカーの愛三工業株式会社を母体とする自転車ロードレースチーム「愛三工業レーシングチーム」(UCI登録名:AISAN Racing Team)は、2011-2012年UCIアジアツアーでは全28レース中、10レースに参戦し、4勝を挙げUCIアジアツアーチームランキングでは6位、UCIアジアツアー個人ランキングでは西谷 泰治が1位と16点差の5位という結果を残しました。2011-2012シーズンはシーズンに渡りチーム個人とも1位に限りなく近い結果を残すことができました。2012-2013年の目標は変わらず『UCIアジアツアーチームランキング1位』。アジアNo1のチームを目指します。



【引き続きアジアツアーNo.1、そして新たに本場ヨーロッパに挑戦する】

2006年にUCIコンチネンタルチームに登録をして以来「主戦場はUCIアジアツアー」として、UCIポイントの獲得、そしてチーム力の向上を図ってきました。

2013年シーズンの目標は例年と同じく『UCIアジアツアーチームランキング1位』です。昨年度は常にランキング上位に位置していながら最終的には6位で終えました。しかしながら例年と比べて「限りなく1位に近い6位」でした。2012-2013年シーズンは確実にポイントを獲得し、ランキング1位を現実のものとできるよう活動していきます。


チームバイクは2012年に引き続き「スペシャライズド・アジア・パシフィック」社から提供されます。使用バイクは「S-WORKS Tarmac SL4」、「S-WORKS Venge」、そして新たに「S-WORKS Roubaix SL4」が加わり、TTバイクは「SHIV TT」を使用します。コンポネーンツは「カンパニョーロ」社、ハンドル・ステムは「FSA」社から提供されます。


2013年のレーススケジュールは、2月21日より開催される「ツール・ド・ランカウイ」に日本チームとして4度目の出場がすでに決まっています。例年通りに日本国内、アジア各国の2.2クラスのレースを基本に、ジャパンカップ・サイクル・ロードレース、ツアー・オブ・ハイナンなど他のオークラスのレースへの出場も予定しています。2月3日より行われるツアー・オブ・カタールおよびツール・ド・オマーン(共にUCI 2.HC)には西谷 泰治、盛 一大両選手が日本代表として選抜されています。



これらの目標を達成するために、愛三工業レーシングチームは今季7月にベルギーへの短期遠征を予定しています。この遠征の狙いは欧州ツアーのレースを経験し、UCIオークラス、そして世界選手権やオリンピックなどで出場だけではなく勝負をするための、世界で勝つための経験、スキルを獲得することです。

こういった活動を通じて日本からアジアへ、アジアから世界へ、そして世界からアジア・日本へと、さまざまな環境で活動をしていくことで、サイクルロードレースチームの活動環境をよりグローバルにしていくシステム作りを進めます。



また、愛三工業レーシングチームは毎年積極的に若手選手のトレニー雇用(研修生)を行っています。若い選手たちが研修生としてチームに帯同し、アジアの国際レースを体験する事によって、彼らにグローバルな視点を与えることができると考えています。そして世界に繋がる選手としての可能性を感じて欲しいと思っています。



【2013年チーム体制】

昨年度1位とわずか16点差でのUCIアジアツアー個人ランキング5位、ツアー・オブ・ジャパンの東京ステージでは大会中日本勢で唯一の区間優勝をした西谷 泰治を筆頭に、2011年のツール・ド・ランカウイの区間優勝のあと、膝に重傷を負いながらも2012年シーズンを戦い、2013年は復活に意欲を燃やすチームキャプテンの綾部 勇成。2009年全日本タイムトライアルチャンピオンで、2013年よりロードレースに活動を専念する盛 一大。昨年はツール・ド・シンカラで2年連続の区間優勝、ツール・ド・おきなわ2位などコンスタントに成績を残している中島 康晴。次世代のスプリンターとして実力を発揮して来た福田 真平。昨年のツール・ド・シンカラの第1ステージで区間優勝をし、リーダージャージを3日間守り、チームの次期オールラウンダーとしての才能を見せた伊藤 雅和。着々とその才能を開花し始め、今シーズンは飛躍の年になることが期待される木守 望。

そして2013年のチーム体制の新たなトピックとして、同じくUCIコンチネンタルチームに所属するシマノレーシングチームより平塚 吉光選手がチームに加入します。平塚選手の加入により、チームのウィークポイントであったヒルクライムの強化が期待されます。厳しい山岳の多いUCIアジアツアーでの活躍が期待されます。

以上の8名で2013年シーズンを戦っていきます。

【AISAN DEVELOPMENT TEAM U-26】
2013年は再び日本実業団自転車競技連盟の開催するジャパンプロサイクルロードレースツアー(通称:Jプロツアー)に「AISAN DEVELOPMENT TEAM U-26」として登録をします。「AISAN Development Team U-26」は、UCIコンチネンタルチームに登録されている愛三工業レーシングチームの若手選手で構成されていて、2013年よりUCI(国際自転車競技連盟)においてネオプロステータス所得可能年齢が従来の23歳以下から26歳以下に引き上げられるルールに則り、26歳までに国内レースでトップになり、アジア・世界へ羽ばたいていけるように選手を強化していくことが狙いです。将来的には学連トレーニー選手にもチャンスを与えられる様なチームにしたいと考えています。

AISAN Development Team U-26は日本からアジア・世界へとステップアップをしていけるよう世界基準で活動します。



2013シーズンもグローバルに活動する愛三工業レーシングチームの応援よろしくお願いいたします。


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愛三工業レーシングチーム UCI Continental Team
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